自転車操業日記

自転車と組版ソフトについての備忘録。

本日操業

2010-04-10 23:10:57 | ダフネ
今日はいっぱい文句をたれるぞ。

おじょうさまのご下命で,きのうおかあさまを三輪明宏のおしばいにお連れした。
演出はあざといほどにツボを心得ているという感じ。照明,紗幕の使い方がおもしろかった。「葵の上」のエンディングは,幕が下りたあとに謡曲のおしまいをきっちり残すというのもあるかと思った。導入が武満だし。バルトークの「青ひげ公」とかも合いそうな気がするけど,おしばいどうしはやっぱりだめなのかな。

三輪はさすが。発声からもうぜんぜん違う。これは見てよかった。
しかし,まわりはあまり感心しない。光と詩人を演ったわかい役者も,よく考えてはいるのだろうが,タメがなさすぎ。「葵の上」の前半と後半の使い分けさえ,プログラムの演出意図を読んでようやくわかるというレベル。「疲れた実業家」に説得力がなく,「真剣な恋」というより「天真爛漫」な感じ。ぜんぜん伝わらない。
これは,脇の役者も悪い。看護婦,葵,いずれもこなれていない。長台詞がない分,「卒塔婆小町」のほうがまだよい。活人画として美しくできていた。しかし,詩人/少将にメリハリがなさすぎ。これは切り替えちゃダメなんだろうけど,強弱はあるべきなのよ。ああもう,高校演劇かよ。
カーテンコールの演出(というより,たぶんこれも「卒塔婆」の部分なのだろう)は見え見え。ならばなぜ冒頭に「祇園精舎」を置くのだよ。矛盾してるよなー。

だからこれでスタンディングオベイションが出たのがきもちわるくって仕方ない。逆に役者に失礼だと思う。君らはこれで精一杯だったんだねって言ってるようなものだもの。おかげでカーテンコールはよく見えなかった。
あと劇場のアナウンスがものすごく不愉快! 上演中は咳をしてはいけないらしい。じゃあみなさん呼吸もなさらないでねってなもんだ。もう今後二度とおしばいなんぞ見に行くものか,と思ってしまった。不愉快な劇場だ。パルコは小劇場をずっとやっていたと思うのだけど,いやみな運営になってしまったものだと思う。

それできのう定時上がりしてしまったから,きょうはダフネで出勤。ミニヴェロの効果が出ていて,ケイデンスが嘘のように上がっている。職場まで1時間切った。ギアも戻った。でも疲れた。

これはホントに腹が立ったから名指しだ。
きょう(4月10日ですな)の11時30分ころ,蔵前1丁目の交差点にたってた婦人警官! かわいかったけど,アンタはダメだ。やる気がないならやめちまえ! 
車道逆送自転車が目の前を通り過ぎてるのに,笛を吹きもしない。すれ違いがてら,逆送!って注意を喚起したけど,何の反応もなし。アタシていどのぬるい自転車乗りが常識として知っている道路交通法の知識を,プロのアンタが忘れているというのは致命的だよ?
ああいう連中のおかげで,粛々とルールを守って走ってる自転車乗りがどのくらい危険にさらされ,自転車というだけでひとくくりに世間の非難を浴びているか,理解してほしい。義務を果たせや,公務員!
名前きいて曝してやればよかっただろうか。

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