中国には薄力粉がないので、お菓子作りには非常に困ります。
もちろん中力粉で作れるお菓子もいくつかあるけど、やはりグルテンを出したくないお菓子に中力粉は不向き。
例えば今日のような蒸しカステラ(蒸しパン)。薄力粉と同じレシピ・同じ作り方で中力粉で作ると、水分が多い生地なのでグルテンが出やすく、出来上がりがモチモチを通り越し、ただ重たいだけになってしまいます。(なってしまいました・・・凹)
その後何回か分量などを変えて作ってみて、ようやく中国バージョンが完成。
蒸したてはふ~んわり軽く、冷めるとちょうどよい具合のもっちり感で、どちらも美味しい♪ 理想的!!
せっかくなのでレシピを紹介します。
以前紹介した蒸しカステラのレシピがベース。
全卵 170~180gぐらい (小さい卵4個使っています)
紅糖 150g (日本でいう黒糖です)
生クリーム 70g (あまり脂肪分の高くないもの・なければ牛乳でも)
サラダ油 40g
醤油 1/2強
中力粉 130g
コーンスターチ 20g
ベーキング・パウダー 小さじ2 (8g)
【1】ボウルに卵をときほぐし、砂糖を加えて、生地が少しもったりとするまで泡立てます。
スポンジ生地のようにしっかり泡だてる必要はありません。
(砂糖を加えたら湯煎や直火でボウルの底をちょっとだけ温めると泡立てやすいです)
【2】生クリーム、サラダオイル、醤油を順に加えて、その都度よく混ぜ合わせます。
【3】ふるった粉類を加えて泡立て器で軽く混ぜたら、ゴムべらでなめらかになるまで混ぜ合わせ
ます。(混ぜすぎないように)
【4】クッキングシートを敷いたザルに生地を流し入れ、強火~中火強で30~35分蒸します。
今日は18cmの蒸篭に、クッキングシートを敷いて蒸しています。
ピーナッツ油(落花生油)の風味が好きな人だったら、少し(10~20g)加えると、と~っても中国の香りのする蒸しカステラになります^^
ちょっと個性が強いけど、美味しいですよ。