パリ11区の静かな下町、ここにも今でも薪窯でパンを焼く小さなブーランジェがあります。お店の名前は「ロートル・ブーランジュ L'Autre Boulange」「もう一つのパン屋」という意味です。実はこのお店、モンジュの次の研修先のブーランジェでした。「今でも伝統的な製法で、しかも薪窯でパン焼く体験が出来る!こんな素晴らしい経験は二度と出来ないかもしれない。」そう思いこのお店を2件目の研修先として選び . . . 本文を読む
中世からある歴史の古い焼き菓子「パン・デピス Pain d'épices」は、香辛料がたっぷり入ったパンという意味。パンといってもケーキに近く、またクッキーのようなタイプもあります。このお菓子の起源は、10世紀に中国で作られていたものが11世紀に十字軍によってヨーロッパにもたらされたと言われています。当時は東欧を中心に食べられていたのですが、1369年に北フランスのフランドル地方のマ . . . 本文を読む
黒を基調とした美しい外観の「ル・ムーラン・ドゥ・ラ・ヴィエルジュ LE MOULIN DE LA VIERGE」は、バジル・カミールさんが1975年から始めたブーランジェ。現在パリ市内に4店舗あります。14区のヴェルサンジェトリクス通りにある第1号店では現在も石窯を使用、また、お店を含めた建物が伝統的建造物ということで、指定文化財になっているそうです。(ところが私、帰国直前までそういうことを詳しく . . . 本文を読む
15区にある「デ・ガトー・エ・デュ・パン des GÂTEAUX et du PAIN」は、「ラデュレ」「ピエール・エルメ」そして「プラザ・アテネ」ではアラン・デュカス氏とも一緒に働いたという女性オーナー・パティシエール、クレール・ダモンさんのお店。パンとケーキどちらも美味しいと評判です。私はいつもパンが目的で行ってました。黒を基調にしたシックでモダンな店内は、他のパティスリーやブーラ . . . 本文を読む
Cathédrale Notre-Dame de Paris セーヌ川越しにここから眺めるノートルダム大聖堂が好き。 セーヌ川の景色が大好き。 昨年の4月下旬、春の日差しを浴びるミラボー橋(Po . . . 本文を読む
映画「アメリ」でおなじみのサン・マルタン運河からほど近い場所に、ミシュランと並んで有名なグルメガイドブック『Gault Millau ゴー・ミヨー』2008年度版で、もっとも美味しいブーランジェに選ばれた『デュ・パン・エ・デ・ジデ Du Pain et des Idée』があります。1889年に建設されたというお店の店内は当時のまま保存され、歴史的建造物の追加目録に登録されている . . . 本文を読む
パリ7区の老舗デパート、ボン・マルシェのすぐ裏手、バビロン通り(rue de Babylone)にお昼のみ営業の、『町の定食屋さん』という雰囲気の小さなレストランがあります。お店の名前は『オ・バビロン Au Babylone』、通りと同じです。 私はいつも前菜と、メインの2品を注文。 ここに来ると、前菜はいつもサラダ。この日は . . . 本文を読む
ミシュランと並んで有名なグルメガイトブック『GAULT MILLAU ゴー・ミヨー』2008年度版でもっとも美味しいパティスリーに選ばれた『ローラン・デュシェーヌ Laurent Duchêne』は、パリの中心から少し離れた13区と14区の境い目の静かな住宅地にあります。デュシェーヌさんは、世界的に有名なパリの名門料理学校 「ル・コルドン・ブルー」の教授を10年務め、30歳でM.O.F . . . 本文を読む
私は「ヴェロニク・モクレール Véronique MAUCLERC 」のパンが大好き。ここはフランスでも珍しい女性パン職人モクレールさんのお店で、20世紀初頭から続くブーランジェを2005年に継承、オーナーシェフになりました。なんといってもここのお店のすばらしいことは、今でも薪窯でパンを焼いていること。そして使用する粉は全てビオ、もちろん自家製天然酵母、伝統的なパンづくりを行って . . . 本文を読む
【1】から続いてます。 Pain brioché aux figues séchées Sarrazin aux amandes Escargot aux pistaches et figues séchéesイチジク . . . 本文を読む
先日紹介したパティスリー「カール・マルレッティ」のすぐ近くにある「ル・ブーランジェ・ドゥ・モンジュLe Boulanger de Monge」は、私がパリ滞在中ずっとお世話になったブーランジェ。というのも9ヶ月間ここで働いて(研修)いたのです。研修終了後も、近くに住んでいたのでよく顔を出していました。モンジュは旅行ガイドブックや雑誌に度々登場するのでご存知の方も多いかと。現に日本人観光客いっぱい来 . . . 本文を読む
【1】から続いています。さて写真(↑)のABマークは Agriculture Biologique の略で、有機農業の意。フランスの厳しい認定基準をクリアした商品にのみ認められるロゴマークで、最近ではパリのいたるところでこのマークを見かけます。日本よりも流行ってる感じ。モンジュもお店に並ぶパンの半分は、ビオ。粉、塩、酵母、そしてナッツ類やドライフルーツなどの副材料も全てビオでなければいけません。モ . . . 本文を読む
5区のムフタール通り入り口近くにある「カール・マルレッティCarl Marletti」は、2007年12月オープンのシックでモダンなパティスリー。『ピュドロ Pudlo 』というグルメガイドブック2009年度版で見事パティスリー・オブ・ザ・イヤー(ていうのかな?)に輝きました。 Le Millefeuille Praliné Le Cube . . . 本文を読む
(すぐ近くに住んでいたので)毎日歩いた大好きな ムフタール通り(Rue Moufftard) は、5区にある昔の面影を残した歴史のある通り。パリで最も有名な常設市場があり、様々な食品店やレストランなどが石畳の残る細い坂道に所狭しとひしめき合って立っています。下の写真は、メトロ7番線 Censier Daubenton から1~2分ぐらいのムフタール通り入り口付近の様子。 . . . 本文を読む