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東京都千代田区のマンホール蓋

2021-01-06 20:34:02 | マンホール蓋

千代田区の経緯は、明治11年11月に郡区町村編制法施行により、東京府に神田区と麹町区が誕生します。明治22年5月に市制施行により東京府東京市神田区と麹町区となります。昭和18年7月には東京都制施行により東京都神田区、東京都麹町区となります。
その後、昭和22年に東京市は35区制から23特別区となります。その際、麹町区と神田区が合併し千代田区が誕生し、今日に至っています。

千代田区は、東京都23区のほぼ中心にあり、東は中央区、西は新宿区、北は文京区と台東区、南は港区と、それぞれ隣りあっています。面積は11.66平方キロメートル、区の中央には、皇居のある「千代田区千代田」があり、その面積は約1.42平方キロメートルで、区の約12パーセントを占めています。令和2年12月1日現在で、人口は6.7万人強、世帯数は3.7万世帯強となっています。

区章は、円の中に「千代田」の「千」を鶴の飛ぶ姿に型どり、更にこれを平仮名の「よ」に似せ全体を「田」と読んで千代田を表徴しています。(昭和25年3月26日制定)

区の花は「サクラ」、区の木は「マツ」、区に鳥は「ハクチョウ」です。(以上は、千代田区HPより)

千代田区内は、汚水と雨水を一つの管で流す合流式となっているようです。 
区部の下水道は、10処理区に分けられ下水処理が行われています。千代田区の多くは芝浦処理区に該当しますが、三河島処理区に該当する区域もあるようです。
芝浦処理区は、港区にある芝浦水再生センターで処理し、東京湾(運河)に放流しています。また、その一部を繊維ろ過してセンター内で機械の洗浄・冷却・トイレ用水に使用しているほか、オゾンによってさらにきれいにしてから近隣地区にトイレ用水等として供給しています。
三河島処理区は、荒川区にある三河島水再生センターで処理し、処理した水は隅田川に放流しています。また、一部は東尾久浄化センターでろ過し、さらにきれいにして隅田川に放流するほか、三河島水再生センター内の機械の洗浄・冷却などに使用しています。(以上は、東京都下水道局HPより)

前置きはここまでとし、マンホール蓋の整理に入ります。 千代田区は、特別版のマンホールカードを令和2年11月19日より配布開始しました。
 
カード裏面のデザインの由来は以下の通りです。
アトムと区の花さくらが散りばめられたオリジナルマンホールです。 アトムは「鉄腕アトム」作中で「お茶の水小学校」に通っていたり、父親のような存在である「お茶の水博士」の教育を受けたりと、お茶の水地域を擁する千代田区にとって縁のあるキャラクターです。 また、千代田区にある千鳥ヶ淵は桜の名所として広く愛され、世界各国から訪れるお客様を、日本を代表とするキャラクターであるアトムがお出迎えします。 マンホールのある明大通り付近には楽器店街、スポーツ店街、古書店街といった特色ある専門店街が集まっています。 古書店街に行けば「鉄腕アトム」のお宝本に出会えるかも?

こちらが、マンホールカードの蓋です。
明大通りの歩道、明治大学駿河台キャンパスの中心となる建物「リバティタワー」の入り口前に設置されています。
 
同じ通りの歩道には、「お茶の水博士」と「ウラン」をデザインした蓋も設置されています。
 
 
東京都は、令和2年より区と連携しデザインマンホール蓋を活用し、観光客誘致の促進および地域活性化を図る目的として、「鉄腕アトム」の作中キャラクターをデザインしたマンホール蓋を設置しています。こちらの蓋の管理は、千代田区ではなく東京都下水道局です。

こちらは、日比谷シャンテエリアに設置されている蓋です。
蓋の中央にはカエルの姿、外周には「1987 SEWERAGE in TOKYO 11,766,000m TOKYO to MIAMI」の文字があります。1987年に東京23区の下水道管の長さが11,766kmとなり、その距離が、東京・マイアミ間の距離に相当するようです。
なお、こちらのエリアは道路改修があり、既に当該蓋は撤去されているようです。

こちらは、インターロッキングタイプの蓋です。
中央にカエルの姿、その下に「東京の下水道」の文字があります。こちらの蓋も既に撤去されているようです。
 
こちらの蓋には、中央にカエルの姿、その下に「SEWERAGE in TOKYO」の文字があります。

前出3つの蓋も、千代田区の管理ではなく東京都下水道局が管理する蓋です。

こちらの蓋はNTTの蓋ですが、日比谷シャンテエリアに設置されていましたので掲載します。なお、こちらの蓋も既に撤去されているようです。
蓋の中央には、NTTの文字とロゴ、周囲には「NIPPON TELEGRAPH AND TELEPHONE CORPORATION」、「人・街・コミュニケーション」、「NTT千代田支社」の文字が入った蓋です。

東京都23区内の下水処理は、東京都下水道局が管理・運営していますので、以下のようなデザイン蓋で統一されています。
左蓋が一世代前、右蓋(上部に耐荷重記号「T-20」、中央に管理番号欄)が最新のデザインです。
 

しかし、区が管理する道路や公園などでは、区章など区を識別できる固有の蓋が設置されている場合があります。
こちらは、JIS規格模様の雨水蓋です。
区役所脇の路上に設置されていました。

こちらは、日比谷シャンテエリアに設置されている雨水桝の蓋です。
中央に「CHIYODA Yes. We love」と書かれています。

こちらも、雨水側溝枡の蓋蓋でしょうか。

以下は、共同電線構(CCBOX)の蓋と思われます。
    
こちらは長方形の蓋です。
 

こちらは、練成公園内に設置されている災害用トイレと関連する蓋です。
公園内のトイレが修理中だったので全景を撮る事が出来ませんでした。
  

こちらは、公共基準点の蓋です。

最後は、令和2年6月に虹技㈱さんが「日本の文化と技」のPRとして、江戸の総鎮守「神田明神」に奉納された神田祭をデザインしたカラーマンホール蓋です。
神田明神文化交流館に展示されていました。
 

以上で、東京都千代田区のマンホール蓋の整理を終わります。


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1 コメント

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アトム (tibineko)
2021-01-07 11:23:10
懐かしいヒーローが勢ぞろいですね。
私達の世代には本当に馴染み深く、親しみを感じます。
神田祭がデザインされたマンホールも、お祭り好きにはたまりませんね。
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