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東京都八王子市のマンホール蓋(その1)公共下水道関係(デザイン蓋)

2023-10-09 22:36:42 | マンホール蓋

※2023.10.09更新 市制100周年記念事業で設置されたデザインプレートのマンホール蓋1枚、「ゆう水」表記の蓋4枚、「げすい」表記の親子蓋1枚、「おすい」表記の小型蓋1枚、
※2023.01.24更新 喫煙マナーを啓発するデザインマンホール蓋1枚、八王子車人形のデザインマンホール蓋(浸透)1枚追加しました。

八王子市の経緯は、大正6年9月1日市制施行により全国66番目、多摩地域では初の市となる八王子市が誕生します。その後、周辺町村の編入などがあり平成29年に市制100年を迎え、現在に至っています。

八王子市は、東京都心から西へ約40キロメートル、新宿から電車で約40分の距離に位置しています。地形はおおむね盆地状で、北・西・南は海抜200メートルから800メートルほどの丘陵地帯に囲まれ、東は関東平野に続いています。
東は昭島市・日野市・多摩市、北は福生市・あきる野市、西は西多摩郡檜原村、南は町田市・神奈川県相模原市に接しています。面積は186.38平方キロメートル、平成30年度版統計では人口は56.2万人強、世帯数は26.7万世帯強です。

市章は、大正6年9月1日の市制施行を祝う祝賀会や花火大会が催され、この時に沿道を飾ったちょうちんに描かれたマークが、のちに正式に市章として採用されたようです。このマークは、八王子の「八王」を図案化したもののようです。(大正6年12月22日制定)

市の花は「ヤマユリ」、市の木は「イチョウ」、市の鳥は「オオルリ」です。(以上は、八王子市HPより)

八王子市の公共下水道整備区域は、北野処理区、秋川処理区、浅川処理区、南多摩処理区の大きく4つに分けられています。最初に下水処理が始まったのは北野処理区(中心市街地。おおよそ、東西は八王子駅~西八王子駅、南北は市役所~京王高尾線の間)のようで、合流方式を採用し北野下水処理場で処理されます。また、他の3処理区は分流方式を採用し、東京都の流域下水道に接続し八王子水再生センター、浅川水再生センター、南多摩水再生センターで処理しているようです。

前置きはここまでとし、マンホール蓋の整理に入ります。
八王子市は、2016年4月1日に第1弾としてマンホールカードの配布を始めました。
 
カード裏面のデザインの由来は以下の通りです。
現行デザインとなったのは1987年です。国の選択無形民族文化財であり、また都の指定無形文化財でもある八王子車人形がデザインされています。車人形とは、幕末に多摩地方で始まった郷土芸能で、ろくろ車という3個の車輪がついた箱型の車に腰をかけて、一人の人形遣いが一体の人形を操る、特殊な一人遣いの人形芝居です。この車人形の演目の一つである三番叟(さんばそう)の躍動する舞姿に、下水道事業の今後の躍進を託してデザインしたものです。今後も八王子市では「安全で安心できる下水道」「環境に優しい下水道」「健全な下水道経営」の基本方針を掲げ、下水道事業を展開します。

それでは、マンホール蓋の整理です。
最初は、マンホールカードに描かれた「八王子車人形」を描いたデザインマンホール蓋です。
八王子駅南口付近、高尾山ケーブルカーの清滝駅前、八王子城跡管理棟脇の道路、久保山町の「スーパーアルプス」付近で、こちらのデザインのカラーマンホール蓋を見付けましたが、マンホールカードに書かれた座標軸のげすい蓋は、高尾山ケーブルカーの清滝駅前に設置されています。
 
こちらは、八王子駅南口付近の歩道に設置されているカラーデザインのげすい蓋です。
背景色と衣装の色違いが異なる二つのパターンの蓋が設置されています。
 
 
 
こちらは、久保山町の「スーパーアルプス」付近で撮った汚水蓋です。

こちらは、八王子城跡管理棟脇の道路上で写したおすい蓋です。
背景色が黄色、舞台色が茶色で塗分けられています。
 
こちらの場所には、神奈川県小田原市と埼玉県寄居町のカラーデザイン蓋も設置されています。
神奈川県小田原市、東京都八王子市、埼玉県寄居町は北条三兄弟の縁で姉妹都市盟約を締結しており、全国初となる自治体間のマンホール蓋交換を行い、交換した蓋が近くに設置されています。
 
詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www.city.hachioji.tokyo.jp/contents/kouhou/005/006/p014437_d/fil/1117gefuta.pdf

こちらは、レンガに焼き付けた感じのカラーデザイン蓋です。
道の駅「八王子滝山」の駐車場内と京王相模原線南大沢駅近くの歩道上で見つけました。
 

こちらは、市役所で教えて頂いたセラミック製のデザインおすい蓋です。
高尾山自動車祈祷殿前の橋を渡った駐車場内にハンドホール蓋と共に設置されています。
 

こちらは、久保山町の「スーパーアルプス」から宇津木台郵便局方向に向かう歩道上で見つけたおすい蓋です。
こちらは鋳鉄製の蓋です。
 

上記のデザインマンホール蓋の用途記載には、「げすい」、「おすい」、「うすい」の3種類がありました。「げすい」と表記されるマンホール蓋は合流方式で、「おすい」、「うすい」と表記されるマンホール蓋は分流方式で使用されているようです。

次は、上記のノンカラー蓋です。
最初は用途記載のない蓋です。
 
こちらは、蓋の上部に耐荷重量記号「T-25」の表記があります。
 
こちらは枠に模様があります。

こちらは用途記載が「うすい」とあります。
 
こちらは、蓋の上部に耐荷重量記号「T-25」の表記があります。
 
こちらは枠に模様があります。
 

こちらは用途記載が「おすい」とあります。
 
こちらは、蓋の上部に耐荷重量記号「T-25」の表記があります。
 
こちらは枠に模様があります。
 
こちらは親子蓋です。
蓋の上部に耐荷重量記号「T-25」の表記があります。

こちらは小型マンホール蓋です。
  
(2023.10.09追加)

こちらは用途記載が「げすい」とあります。
 
こちらは、蓋の上部に耐荷重量記号「T-25」の表記があります。
  
こちらは枠に模様があります。

こちらは親子蓋です。
蓋の上部に耐荷重量記号「T-25」の表記があります。
(2023.10.09追加)
こちらは小型マンホール蓋です。

こちらは用途記載が「しんとう」とあります。
(2023.01.24追加)

こちらは用途記載が「ゆう水」とあります。
(2023.10.09追加)
こちらは、蓋の上部に耐荷重量記号「T-25」の表記があります。
(2023.10.09追加)
こちらは親子蓋です。
こちらの親子蓋と二つ上の蓋は、いずれも船森公園の入口左側に設置されています。
 (2023.10.09追加)
こちらの小型蓋は、用途記載部が削り取られています。
「ゆう水」の管路を追っていた時に出会った蓋なので、「ゆう水」に関わる小型蓋のような気がしますが未確認です。
(2023.10.09追加)

こちらは用途記載が「中水」とあります。
南大沢水リサイクルセンターでは、京王相模原線の南大沢駅周辺のビルで使用されたトイレ排水を除く雑排水を再生処理し、トイレ用水として配水しているようですが、この管路に使用されているマンホール蓋でしょうか?こちらも、確認をしてみる必要がありそうです。
 
こちらは枠に模様があります。


続いて、中央に多摩御陵への参道となっている南浅川橋と南浅川、下部に市の花「ヤマユリ」、上部に市の木「イチョウ」と遠景を描いたデザインマンホール蓋です。
雨水関係のマンホール蓋のようですが、写した場所から設置場所は特定地区限定されている訳ではなさそうです。
こちらは、用途記載がありません。

こちらは、左蓋には「うすい」、右蓋には「しんとう」とあります。
 

続いて、デザインプレート式のマンホール蓋です。
令和3年度より、喫煙者がマナーを守ることで喫煙者と非喫煙者の共存を実現するため、市内の主要駅周辺に設置する喫煙マナーを啓発するデザインマンホールを八王子市に提供いただける事業者を募集しているようです

デザインは、八王子市と包括連携協定を締結している東京造形大学の学生が制作したもので8種類が予定され、今回最初となるデザインマンホール蓋がJR八王子駅、JR西八王子駅、JR・京王高尾駅に設置されました。
こちらは、まちを花とみどりでいっぱいにするために高尾山から舞い降りた天狗の女の子「みどリ~」(市の環境キャラクター)が中央に大きくデザインされています。
(2023.01.24追加)

こちらは、市制100周年記念事業で設置されたデザインプレートのマンホール蓋です。
JR八王子駅北口・南口付近、京王電鉄相模原線・南大沢駅付近、JR横浜線・みなみの駅付近に数箇所設置されているようです。
こちらは色違いの蓋です。

こちらは、上記と同様のデザインですが色違いの蓋です。
ネット上で存在を知っていましたが、設置場所が分からず市の担当部署に問い合わせたところ、今は蓋を撮ることが出来ないとの事。
2018年2月、市制100周年記念事業の一環で、富士森公園内に市制100周年タイムカプセルが埋設(30年後に開封される予定)され、このタムカプセルの蓋として使用されているとの話です。
そんな事で、こちらはタイムカプセルを閉じる前に撮られた紙資料から撮らせて頂いた写真となります。
(2023.10.09追加)

こちらは、平成25年度に開かれた「スポーツ祭東京 2013」の開催周知のために作られたデザインプレート式のマンホール蓋です。 八王子市で開催される競技とキャラクター(ゆりーと)がデザインされています。
右のようなデザインプレートも設置されていたようですが、現在は取り外され市制100周年記念のデザインプレートに変わっているようです。 
 

以上で、公共下水道関係の蓋(デザイン蓋)の整理は終了です。
次回、その2.では公共下水道関係の蓋(規格模様蓋)を整理します。



 

 

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