玄倉川の岸辺

悪行に報いがあるとは限りませんが、愚行の報いから逃れるのは難しいようです

タイゾーくんと前原氏

2005年09月22日 | 政治・外交
asahi.com: 「復活組」「驚き組」…話題の議員たち、緊張の初登院
サラリーマンから自民党の公募に応募した杉村太蔵氏(26)は比例南関東ブロックの名簿35位だったが、党の最年少議員に。ワイドショーのスタジオからのインタビューになると雄弁になり、「昨日お父さん、お母さんと会って、『お前を品よく育てた覚えはない。お前らしくやって、ダメならいいじゃないか』と励まされました」と顔をほころばせた。

「報道ステーション」で流れたインタビューでは「父と母が上京して励ましてくれた。『お父さんとお母さんはありがたいものだ』と感激した」(←うろ覚えです)という言い方で、自分の気持の述懐として「お父さんお母さん」を使っていた。
「話の流れとして変じゃないし、そんなに責められるほどひどくないだろ」と少し同情してたのに、ワイドショーだと素で「お父さんお母さん」を使ってたのか。26歳にもなってそれは幼すぎだろタイゾーくん。

しかしながら、タイゾーくんのなりふり構わぬ馬鹿全開っぷりはいっそすがすがしささえ感じられる。変に自分を飾ろうとしないのがかわいらしい。とてつもない幸運とともに、「愛される馬鹿」という人徳の持ち主かもしれない。

「頭は良さそうだけど陰気で可愛気がない(←私の偏見である)」前原氏(民主党代表)はタイゾーくんを見てどう思ったのだろうか。もし全否定でタイゾーくんと自民党を馬鹿にするだけだと、前原民主党の未来は「お利口さんによるお利口さんのめの政党」の域を脱することができず伸び悩むことになりそうだ。逆に「馬鹿を輝かせるタイゾーと馬鹿をうまく利用する自民党おそるべし」と考えるならば一皮むけて真の国民政党を目指すこともできるだろう。

タイゾーくんと前原民主党の未来のどちらが明るいか、それは神の味噌汁である。