牛コラム

肥育牛と美味しい牛肉のはなし

同一市場から入れる

2010-11-15 18:39:00 | 家畜市場


同一市場から素牛を定期的に導入しているケースは多々ある。
その理由は、次の条件を満たすからである。

①長期にわたって、同一市場から導入することで、当該導入市場産出の肥育牛の枝肉成績が把握できるために、安心して導入できる。
②生産地の母牛群の血統や発育が全国レベルにある。
③子牛生産者とその母体群の能力が、実績的に把握できている。
④そのレベルでの導入頭数が潤沢に揃う。
⑤枝肉評価に見合う競り価格で導入できる。
⑥地域的な特定の疾患がない。
⑦当該生産地での子牛生産方式が一定していることと、それに対して育成から仕上げまでの肥育法に実績を得ており、経験的に当該生産牛ならという飼いやすさがある。

導入先は、1~2箇所ではないため、他の箇所の場合でも同様な根拠に基づいて導入している。
当センターでは、特出した素牛を競り落とすことはなく、健康で、発育がよく、まずまずの血統であれば、競りの対象としている。
市場価格の平均程度の素牛を主軸にし、平均を中として相場が上がればその中の下程度、相場が下がれば中の上程度をターゲットとしている。
得てして、中の下辺りからでもA5クラスは頻発することがある。
この目安が的確であれば、経営が安定する。


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11 コメント

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Unknown (宮古島の牛飼)
2010-11-16 10:54:19
宮古島の血統は全国レベルだと思います。是非お越しください。
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皆さんにお尋ねします (悩む牧童)
2010-11-16 21:14:41
題目と違い申し訳ありません。敷料交換で悩んでいます。敷料が汚れた時、追加で鋸屑を上乗せするのと全部新しい鋸屑に入れ替えるのがいいか迷っています。コスト的には上乗せした方がいいように思えますが、蹄がよく伸びるような気がします。皆さんはどうお考えですか?アドバイスお願いします。
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Unknown (Unknown)
2010-11-17 10:25:09
バーチカルハローを使うといいと思いますけど、半分とって、継ぎ足して、その際はアンモニアがでるので菌をいれますけど。敷き料代は半分で済みますし、牛も落ち着いてます。
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牧童さんへ (客観的な牛飼い)
2010-11-17 12:37:11
汚れた敷料は、役目を終えています。発酵菌を散布しても持続力は多寡が知れています。いい成績を維持している牧場は何時も清潔にしてあります。食肉を作っている姿勢で飼養しなければTPP政策に対応出来ません。いい食肉作る為にはコストは掛かります。投資に見合ったリターンがあるはずです。まず、牛の事を考えて飼養すれば必ず利益は計上されます。
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Unknown (酪農人)
2010-11-17 15:40:20
鋸屑の入れ替えは半分派ですが 私は牛舎洗浄 消毒をお薦めします。中に牛がいても気にしません 薬剤は薄い倍率で充分です。古い牛舎で空気がよどむ様な所は、。確実に食い込みが上がって来ます。要はどれだけ牛に快適であるかです。もちろん洗浄後は鋸屑全交換です。
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Unknown (Unknown)
2010-11-17 19:13:54
牛がよく寝る状態であれば半分でもいいと思います。

後、節約としては戻し堆肥を使ったり、一頭当りの面積を広くするなどですかね…

取り替え直後の牛が起き上がれなくなる事故にはきおつけましょう。
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悩む牧童さんへ (牛優先の飼主)
2010-11-17 20:27:09
データは出していませんが、追加鋸屑した牛房の牛は蹄が伸びるような気がします。如何ですか?半分追加は本当にコスト削減になっているのかと思います。牛の立場で考えて、どちらが喜ぶがで決められたらいいと思います。
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Unknown (Unknown)
2010-11-25 21:30:34
個人的には熊本市場は各地の血統が集まり数も出る

それ以上に生産者年齢が全国的に見ても若いから先を考えると把握したい市場ですかね
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Unknown (Unknown)
2010-11-28 11:27:44
熊本県家畜市場は過肥素牛市場です。
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Unknown (Unknown)
2010-11-28 16:37:23
そうかな?

肉専は生産者による
スモールは県外は肥満

生産者知れば間違わないよ。
まぁたまに間違いもあるけれど
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