牛コラム

肥育牛と美味しい牛肉のはなし

テレビ番組

2011-12-10 00:17:38 | 雑感

テレビ朝日系列の番組、「夢の扉」にのざき牧場が出ると、放映の5分前に鹿児島から電話を受けて拝見した。
上下の写真は、その番組中に撮った画像である。
この光景は、平成18年7月に薩摩川内市が河口の川内川が集中豪雨で氾濫し、川沿いにあったのざき牧場が水没したときの動画の一コマである。
筆者は、それから1年後に同牧場を訪問し、その状況を詳細に聞いたことがあった。
そのとき、水没の様子は写真のみであったが、今回の放映により動画で拝見したが、すさまじい光景であった。
牛も人もまさしく命がけの様相であった。
数百頭の肥育牛が死亡したり、損傷を負い、数億円の損害が出たという。
野崎氏はそれらにめげることなく、訪問時は2,300頭が飼育されていたが、現在では4,000頭を超す大規模経営を実現されているという。
肥育成績を向上させるために、常に新たな情報を収集し、それらを即実践するという方針を持続し、現在では上物率90%を実現しているとの内容であった。
最近はのざき牛を海外進出させる試みも実施して好評を受けているようである。
常に、役に立つための技術習得など、様々なアイデアを精力的に駆使して経営に当たっておられることが、増頭を実現されている原動力なのであろうと判断している次第である。