牛コラム

肥育牛と美味しい牛肉のはなし

雪で遊ぶ牛たち

2011-01-06 19:28:31 | 牛の管理

運動場脇に雪かきした雪が山積みされていたら、南国生まれの牛たちには珍しいのか、雪に寄り添って雪を食べるなどして遊んでいる。
牛は意外と寒さには強い。
以前屋外肥育を経験したが、当時は氷点下15℃以下になることは少なくなかった。
それでも、氷点下10℃位までは増体したが、それ以下になれば、摂取養分が低温に堪えるために消費されたのか、増体に必要な採食がなかったためか増体はしなかった。
最近は温暖化の影響から氷点下10℃以下に下がることもなく、増体には支障を受けることはない。
ただ、根雪となれば朝日が上がる時刻になれば、鼻水が凍る氷点下10℃以下になり易い。
氷点下になれば、牛らの水管理が大変である。
とくにウォーターカップの場合は、午前中は通水しないことも珍しくない。
水槽型であれば垂れ流し状態なので凍ることはない。
北海道の牧場などでは、ウォーターカップが地中に埋められているために、水が凍ることはないと聞く。
凍てつくと、アイスバーン状態になるために、車走行中は緊張感が抜けない。