アウトドアが好きな喜寿を迎える元気な爺さん、略して「アド爺」の独り言

玄関の外はアウトドアの世界。山歩き、スキー、ウヲーキング、釣り、ゴルフ、各種イベント巡りと楽しむことが一杯。

深田久弥「日本百名山」を読み返した

2016年09月21日 | 山登り・ハイキング
 先日、日本百名山を巡り終えた。山好きだった学生時代に「日本百名山」を買い求めて読んだがその本は手元に無い。そこで図書館で借りて読んでみた。


 深田久弥著 日本百名山
昭和39年7月20日発行。この本は昭和40年4月15日5刷、9ヶ月間でこれだけの増刷。当時の評判が推し量れる。
布張りの装丁で中央に版画が張り付けられている。


 剣岳のページ
文章、山の写真、地図の構成で百座が語られ、著者の山に対するひたすらな情熱、愛情、探求心などが感じられる。山の名前の由来、その山にまつわる伝説や風俗、宗教観などの話題は現実の山から過去に遡る時間軸を感じさせてくれる。
半世紀ぶりに読んだ文章の印象は、豊かな、美しい、簡潔なという言葉が頭に浮かび、教養、思考という言葉も浮かぶ。ただ古い言葉遣いや読めない漢字もあり、半世紀の経過も想う。

 読みながら、一座一座に断片のような記憶が湧き出てくる。どこまでも続くお花畑のトムラウシへの山道、GWの雪の富士山は上り4時間だが下りは30分で滑り下った、鳥海山では烈風でゴーグルをキャップごと吹き飛ばされた。八峰を攀じ内蔵助谷をグリセードで下り剣沢テントサイトにヘロヘロで戻った剣岳、薬師岳~笠ケ岳の縦走ではおばちゃんグループと花の名前当てをしながらご一緒した。一緒に歩いた数多い山友の顔も次々に浮かぶ。

 山が好きな方には、百名山を巡り終わった方、途中の方、挫折した方も含め、初読再読を問わず読まれることをお勧めしたい。

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