空木岳を登る ２日目 宝剣岳～木曽殿山荘 ９月初旬

　２日目は宝剣岳を経て檜尾岳、熊沢岳の稜線歩きをして空木岳の前の木曽殿山荘に泊まるコース。稜線歩きと言ってもやはり中央アルプスで岩稜歩きが混じるコースだ。


　宝剣岳からの南アルプス
夜明け前、ご来光に期待した。甲斐駒、北岳、間の岳等が雲海に浮かぶパノラマを楽しむ。


　甲斐駒ケ岳方向からの日の出
彩雲がなかなか良いぞ。


　千畳敷
宝剣岳の岩壁も陽に染まる。


　空木岳への稜線
今日歩く稜線、先の方の空木岳は遠い。


　宝剣岳からの岩稜歩き
宝剣山荘からの歩き始めはいきなりの岩場。頂上を通過してもまた鎖場。


　宝剣岳からの下り
初心者は遠慮しておいた方が良さそうだ。


　宝剣岳
通過して極楽平から振り返る。アルペンムードだ。


　檜尾岳にガスが掛かり始める
ちょっと気になるガスの流れだ。


　ウラシマツツジとヒナウスユキソウ
紅葉が始まっている。


　三ノ沢岳
右手に山容が立派だ。朝日に映えてどっしり。


　濁沢大峰への稜線歩き
清々しい空気の中で、気分の良い天空のウォーキングだ。


ウスユキソウ


　楽しい岩稜歩き
その先に今日歩く稜線がジグザグに続く。


　コケコゴメグサ
葉の形に特徴が有ると思って調べてみた。


　檜尾岳
きつい登りだったが、本日の中間点まで来た。


　ムカゴトラノオ
中間点からはガスに覆われた。以後西からのガスに吹かれて、ひたすら辺りだけ見て進む。


　ネバリノギラン
穂を握るとちょっとべとつく。


　木曽殿山荘
本日のお宿。木曽義仲が乗り越えた所との事だ。二食付￥8500。ここは予約しないと泊まれない。ツアー客のキャンセルが有ったとかで敷布団２枚に３名の割当てだった。


　ウメバチソウ
水場への道で。


　サラシナショウマ


　義仲の力水
宿から山道脇のお花を眺めながら徒歩８分程度にある。宿のミネラルウォーターは有料、明日の為に汲みに行った。冷たくて美味い。

　本日の歩行の前半は期待に応えてくれた山歩き、後半はトウヤクリンドウが花盛りだなと思いつつガスの中を歩いた。明日はお目当ての空木岳だ。

空木岳を登る 初日宝剣山荘まで ９月初旬

　９月初めに３日間の好天が期待できる週間天気予報が出たので日本百名山の空木岳に出掛けることにした。


　千畳敷、宝剣岳方向
学生の頃宝剣、木曽駒に登った事があり、４０数年ぶりの訪問。



　ロープウェー
一気に高山の世界に引き入れてくれる。ゴンドラは今年から新品になった。
天候が不安定で予報がコロコロ変わる。本日は午前中晴れ、午後はガスが掛かった。


　ヨツバシオガマとチングルマ
早速千畳敷カールに入るとたっぷりとお花畑が楽しめた。


　エゾシオガマ
多くのボランティアさんが一緒に歩きながら高山植物の解説してくれる。細かい所まで解説してくれた。


　アキノキリンソウ


　ミヤマリンドウ


　イワツメクサ
強い草で高山荒れ地にまずこの草が根付くと解説された。


　宝剣岳
山頂のガスが取れた。迫力があって絵になる。


　バイケイソウ
緑っぽい花だ。今年はコバイケイソウの花は不作だったそうだ。


　グンナイフウロ


　クルマユリ


　トリカブト


　イワオトギリ
薬草の秘密を洩らした弟を泣いて切ったというのが名前の由来。黄色い花に小さい赤点が付いている。


　イワギキョウの群落
チシマギキョウとイワギキョウの区分けが付かない。調べるとごちゃごちゃ書いてあるが、花弁にうぶ毛が付いているのがチシマギキョウというのが判り易そうだ。


　トウヤクリンドウ
空木岳への山稜は至る所花盛りだった。


　乗越浄土からの千畳敷
ここの登りは息が切れる。いきなり高度2800ｍの山歩きはきつく感じる。


　宝剣山荘
本日のお宿。２食付￥8700。ベットが指定され、寝具は羽毛の上掛けで充実。


　小屋の裏手から駒ヶ岳方向
若者のグループが今風に決めてやって来た。皆でここまで来たら宝剣へとお勧めした。あとで山荘で逢ったらニコニコしていた。


　小屋の裏手から三ノ沢岳方向
左上の宝剣支陵の岩は西に向かって何か言いたそうな顔に見えた。本日の夕陽はお預け。

　朝の千畳敷ライブカメラは晴天で期待して出掛けたが、現地ではすでにガスが掛かり始めていた。カールのお花畑や宝剣の岩稜の雄姿には満足。明日は空木岳手前の木曽殿山荘まで歩く。