アウトドアが好きな喜寿を迎えた元気な爺さん、略して「アド爺」の独り言

玄関の外はアウトドアの世界。山歩き、スキー、ウヲーキング、釣り、ゴルフ、各種イベント巡りと楽しむことが一杯。

空木岳の山歩き 稜線上で足が攣る

2014年09月09日 | 山登り・ハイキング
 今夏の山歩きでは朝日連峰で、また空木岳で同行者の足が攣った。どうも他人ごとでは無いような気もしてきた。事例を考えてみた。


 中央アルプスでの山稜歩き
山小屋で世間話をした方と一緒に出発し、宝剣岳からの稜線を南下し檜尾岳の登りで同行者は少し遅れて山頂に達したが太ももに痙攣が来たとの事。3時間ほどの尾根歩きだった。


 芍薬甘草湯
10分位で効くと思うのでと2包を差し上げた。1包を飲み、その後ゆっくり歩いて木曽殿山荘まで辿り着いた。その夜にまた痙攣が来たと聞いた。

1)芍薬甘草湯
 朝日連峰での下りの岩場で同行者に足が攣ったと告げられ、とにかくその場で休んでいたら、通りがかりの単独行の方から、ツムラの68番が5分で効くと渡された。登山者の中では知られた素早く痙攣に効く薬だという。収まったようだと聞いてそれからゆっくり下山して事なきを得、翌日の月山も元気に歩いた。これから68番はお守りだと呟いていた。

高齢者に属する私もお守りを持とうと薬局店に行ったが、ツムラ68番は医者の処方箋がいるとの事なので写真の物を購入した。12包で¥1200。

2)足の痙攣の原因と予防
 ネットで調べてみると、原因は疲労と汗をかいて奪われる電解質の不足が主なようだ。電解質は身体の神経や筋肉の機能を調整するものだそうで、不足すると足が攣ることになるとの事だ。
山歩きは目的地まで自分の足で歩かなければならないので、疲労については自分のペースで歩き、休憩毎にエネルギー補充をする。電解質補充はスポーツドリンクを1日一本は用意し、果物とかを休憩毎に口にするとかが予防なのだろう。
 ひるがえって思うに、山で口にするデコポンとかブドウが美味いのは身体が要求しているからなのかな。

3)空木での事例
 檜尾岳では周辺の登山者に芍薬甘草湯を持っている方は居なかった。薬なので足がつった同行者には能書きを読んでもらい、一包を飲んでもらった。
その方の荷物は水を入れて13kgとの事で小屋2泊にしては重めでビバーク前提の装備との事だ。ちなみに私のは7kg。スポーツドリンクは甘いので嫌いとの事でした。 
痙攣が再発しないで木曽殿山荘まで到着したので安堵したが、寝ている時に痙攣がきたと翌朝聞いた。どうも芍薬甘草湯は歩行中は効いたが就寝中に薬効が切れてしまったようだ。
翌朝、空木岳山頂までは急登、ゆっくりで2時間かかるので芍薬甘草湯を飲んでおくようにお願いした。幸い5時半から14時までの歩行で足がつる事は無かった。

 最近の雑誌「山と渓谷」にも芍薬甘草等の記事が有った。
足がつった事は無いが他人ごとでは無い、芍薬甘草湯は山行での常備薬にしようと思っている。
コメント (5)
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