Cantores Episcopiの'Twilight'に関して、思い出したことがあるので、眠気覚ましにちょっとお話ししましょう。
Track 2の'Penny Lane'についてのコメント中、私はこのように書きました。
「注目は、Harryによる管楽器(トランペットですよね?)の模倣、パパパパパーン!でです。実に明るく元気ではないですか。こんなふうに遊びの要素を加味することはクラシックのみやっていたころは、思いつきもしなかったでしょうね。」
この「模倣」という言葉なのですが・・・実はちょっと不適切だったのです。
というのは、、私は最初にJudyさんからこのCDをレビュー用として送っていただいて聴いたとき、この「パパパパーン」が、Harryの声だとはっきり確信がもてなくて、Judyさんに「このトランペットの音をmimicしているのは、Harry ですよね?」とお聞きしました。私はこのmimicという動詞をこのとき、単に「楽器の音を人間がまねる」という意味で、深く考えずに使ったのです。mimicというのは、バイオや生化学分野でも生物や分子などが「擬態する」という意味で使うので、つい出たというのもあったのですが・・・
ところが、Judyさんからのお返事はこうでした。
「そうですよ。トランペットをplayしているわけですね。」
・・・しかも、Harry 'playing the trumpet'と、引用符をつけて強調されていまして、私は正直、しまったと思いました。Harryレベルの歌手にとって、このようなパフォーマンスは単なるmimicではなくて、playなのですね!上手く言えないのですが・・・mimicという言葉しか出てこなかった自分が恥ずかしくなりました。。。
このあたり、他のファンの皆さんは、当初から私よりちゃんと理解されているようで、hiromiaさんなどもこのようにおっしゃっていました。
「彼が自分の声を楽器を弾くようにコントロールしているのにはたまげました。」(皆さんからの感想をアップした記事中より引用)
まさに、Judyさんの言葉を代弁するかのようなコメントですよね・・・hiromiaさんは楽器を演奏されますので、とりわけこのように的確に把握されるのだと思いますが、私はどうせ楽器もできないし歌も歌えないミーハーだから~と言い訳もできません・・・
Winchester卒業までに、もう1枚Cantoresとして録音する計画があるとのことでしたが、、、結局どうなったのでしょうね。もっとも、Harryたちが卒業で抜けても、このアンサンブル自体は、また後輩たちに引き継がれる模様です。それに、Harryも、大学に進学してもまたこのようなアンサンブルでの活動は続けるのではと推測する次第です。
仕事は、短めのがあと1件・・・さてさて、GWはゆっくりできるのでしょうか。。。ヒマになったらなったで、やっぱり仕事がしたくなるというか、不安にかられるわけですが・・
mimicとplayの違い、興味深く読みました。
twilight,私も聴きなおしてみました。
コーラスに時々入るハリーの高音のなんと美しいこと。ハリーが入ることでハーモニーに透明感と清涼感がでてますね。
曲にあわせて歌い方を変えるハリーのテクニックの柔軟さ・・何度聴いてもハリーのほんのちょっとフェイクの入った節回しや、崩し方が面白いですね~。
それにしても。
類まれなる美しい声質とそれをコントロールする資質に恵まれ、さらに音楽を理解し表現しようとする十分な知性のもとで歌われる
ハリーのtreble voiceは素晴らしかった!
彼の歌声がhear my prayer,美しき水車小屋の娘、もちろんこのtwilightも含めCDという形で残り、この先いつまでも私たちや、新たなファンを楽しませてくれることはとてもhappyなことですが、
これからも成長し続けてゆく若い音楽家としてのハリーに注目したいですし、応援してゆきたいですねぇ。・・・音域や声質が変わっても、ハリーの歌を聴きたいです。
まったくもって同感です・・・声質そのものqualityの高さ+ビブラートをはじめとするあらゆるテクニックのコントロール力+きわめて光度な知性による理解力と表現力・・・さらに、この年齢にして驚くべきほどの感情の豊かさ・・そして、常にすごく余裕があるんですよねえ・・・
こういう人ですから、20代、30代になっても、またきっと何かやらかすとういうか、、新たな才能を見せてくれるのではと、今からワクワクしますね。
私たちが日本から、ずっと応援し続けているというメッセージを送り続けることによって、将来また音楽家という形で再来日が叶うことを願ってやみません。
愉しいですもの…
あ~また聴きたくなっちゃった!
私も同じく。。。これほど専門的なことはさっぱりのミーハーなのに、こんな人間がこんなハイレベルな音楽家の応援サイトなんてやってていいものだろうかと畏れ多くなってくるのです。。。
しかし、Harry自身も、楽しんでくれることが何よりと思ってくれていると思うので、ま、いいでしょう。