波佐見の狆

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三度めの院内検査をしましたが・・「標準値」?!

2024-06-26 21:54:19 | 狆 (栗之介・恵之介・光之介・十兵衛)

月曜日、手術ができなくて、その理由が「血液凝固能異常」(手術中出血が止まらなくなる)の可能性あり、ということだったとお話ししました(こちら

昨日(26日水曜)、また病院に行きまして、院内での血液凝固能検査をもう一度やってもらいました。

このような、血液凝固分析装置を用いて、薬剤等の準備を含めると1時間半くらいかかる検査です。

今までの院内検査の結果を比較してみますと・・・

aPTT値というのが、高いほど、悪い結果つまり「凝固しにくい」ということです。

<1回目 月曜午前> 209と、かなり高かったのですね。

<2回目 月曜午後>  さらに、300まで爆上がり!これで先生が手術中止を決定

<3回目 水曜午後> そして、水曜は一回だけしたのですが・・・なんとこんどは85に爆下がりでまったく標準値!

これで、皆喜べるどころか、かえって「うーーーん???」状態に陥ってしまいました。

先生といっぱいディスカッションしました・・・

月曜の1回目2回目で、これほど上がったのは、なんらかの要因で正確な結果を反映していなかった可能性がある。なので、一か月後くらいに4回目を行って、再検討したい。それで標準値であれば、血友病などではないと結論付けてよいだろう。手術をするかどうかも、その時点でまた検討する。その間にまた石が尿道に降りれば、すぐにカテーテルをやる。」

(何らかの要因・・というのは、具体的にどういうことが考えられるか、ということについても、先生は文献を読んだりして考えてくれましたが、光くんの場合は、うーん!どうにも、わからんとです!と・・正直におっしゃっていました。)

こういうことで、昨日は帰宅しました。

私は、一か月後かよ~~それよか、今日速やかに専門機関に血液送って、「確かな結果」を一日も早く出してくれよ~と思いました。それで、凝固異常ではないとわかれば、すぐまた手術をしてほしい。

しかし、結局先生とぱぱの見解が上記の通りで一致しており、私の考えが極端なのかと思い、帰るしかなかった。

(先生も、過去に一例のみだけど、外科的には簡単な手術だったにもかかわらず、血が止まらなくなり死亡させた犬がいたことなどを話してくださり、経験豊富なベテラン獣医であればこそ、本当に慎重なのだということも、わかりました。)

待合室で、ぱぱとも話したのですが、心のどこかで、これは手術はやはり避けるべきという天の声なのだろうか、、、という思いがふと起こったのも事実ですけどね・・・ずっと、ジレンマです・・・。

皆さんのお子なら、どうされますか?


 

 

 

 


手術できませんでした・・・(さらなる疾患の可能性あり)

2024-06-24 21:16:48 | 狆 (栗之介・恵之介・光之介・十兵衛)

みなさん、引き続き兄ちゃんのことお気遣いありがとうございます!

     

今日さぁ、にーちゃんはお泊りだって言ってたはずなんだけどぉ・・・5時前には帰ってきてね、ぼくにち〇ち〇アタックしちゃったりして・・・あれ?ぽんぽんの下の方を手術したんじゃないの??なんでそんなに元気なの?なんなのさーーー!!まま、早く説明してよーーー

                          

はい・・・実は、先生から「手術はできません。」と言われて迎えに行って戻ってきたのです。

ほとほと疲れました。ぱぱも私も鬱になりそうなのを、なんとか抑えて平常心を保つようにしているところです。

今朝は9時ころ病院に到着。先生からの説明と術前検査がありました。

まずは、診察(聴診器)と血液検査。

血液検査では、なんの問題もなく(アルブミン値も、2.4と、まったく正常値!)、結石のことを除けば、まるで健康狆です。ぱぱが、「手術しなくてはいけないようには見えんですよね~」とか言うと、先生も、笑っていて、皆和やかで余裕ある雰囲気です。わたしも「おかげさまでこうして落ち着いているからこそ、今やらねばと思いました。どんどん年を取っていくばかりだし・・・」と言ったりして。

「手術は2時からで1時間くらいかかります。心臓の動きを支える薬を導入しながら、麻酔をコントロールしますが、それでもし何かあればそのときはちゃんと対処しますから。終わったらお電話します。」とのことで、安心して家に帰りました。無事終わりましたよ!という先生からのお電話が3時ころ来るんだなと、楽しみに待っていました・・・

2時ころ、ぱぱのスマホに先生から連絡があり、「今日手術できんって・・・!」

上に書いた血液検査とはまた別に「血液凝固系検査」というのをやった結果が悪かったのです。

この検査について詳しくはこちらなど。つまり、手術による出血の際、血液を止めることができるか(凝固能があるか)を事前に調べるわけですが、光くんは、この凝固能が低く、「血友病」あるいは「フォンヴィレブランド病」など、血液を固めるたんぱく質の一部が先天的に欠損しているために、血が止まりにくくなる遺伝性の疾患を持つ可能性があると。2回検査をやり直したそうですが、二回とも、結果は変わらなかったそうです。一万匹に一匹というくらい稀な難病だそうです。

ただ、クリニックにある検査装置では正確でない可能性があるので、専門機関に血液を送って調べなおす必要がある。いずれにせよ、このような疾患がある可能性が出てきている(高い?)以上、手術はできないと。

先生も、驚いておられました。

それと、直前になって、また石が一個膀胱から尿道に入ってしまったそうで、慌ててすぐカテーテルをしたところ、その石がこんどはなかなか膀胱に戻らず、レントゲンでも見えにくい部分(前立腺付近)に入ってしまって、大変だったそうです。その処置の過程で、尿道に傷がついてしまって、出血していると。さすがの先生の腕でも、今回は上手くいかなかったということです。そのこともあって、いったん家に戻り、また数日してから再度血液を調べる、ということになりました。(いったん日数をおいて、もう一度だけクリニックの装置で検査してみてから、専門機関に送ると・・・)

午前中の、和やかで安心な雰囲気から、一挙に暗転...また闇の中に突き落とされたようになりました・・・

ただ、光くん自身は、全然大丈夫です。確かに、血尿になっていますが、元気だし、うんちも快調。食欲ばんばん。「あーなんだか今日は疲れちゃったよ」くらいの感じで、今もぐっすり寝ています。

尿道に傷がついたというので、この間睾丸が酷くなったときみたいに、熱が出てぐったりするのではと怖かったのですが、今のところは普通に元気なんです。それだけが救いかな。

低アルブミン症だけは治りましたが、膀胱結石、心臓疾患のうえに、こんどは、血液が止まりにくい難病でしょうか・・・・

ともかく、手術は、しばらく延期?それならまだいいけど、、、専門機関での検査結果次第では、一生手術すらやってあげられず、結石を抱えたまま綱渡り狆生を続けるしかないということになります。

(ちなみに、上記で「直前になってまた石が尿道に入り」と書きましたが、それはどういう状況だったか、先生が話してくれました・・・

レントゲンを撮ろうと、光くんをうんしょ!と仰向けにしたとき、勢いよくオシッコが出たので、おお、もしかして石がオシッコと一緒に膀胱から一気に外に出てくれたかも!と思ったら、なんと、尿道の出口あたりに、引っかかっていたそうです。それを、膀胱に戻そうとカテーテルを必死でやったが上手くいかず、前立腺付近にまで行ってしまったと。つまり、光くんが体位を変えるくらいでも、石が膀胱から出てしまい動き回る・・石がある程度の大きさがあれば、尿道には入らないわけですが、小さいので、尿道に入りやすいのですね・・・本当に厄介です。)

 

せっかく決心し、皆さんにも応援していただいたのに、やりきれない気持ちでいっぱいですが、現実を受け入れなければなりませんね。

もう少し整理して書きたかったのですが、今日のところはこれで。分かりにくかったと思いますが、読んでくださりありがとうございました。

 

                              


光くん、24日に手術することになりました。

2024-06-17 17:12:31 | 狆 (栗之介・恵之介・光之介・十兵衛)

皆さん、ずっとご心配をおかけしています(こちら追記1追記2追記3)

ここ1か月、なんとか光くんの手術を回避しようと、必死で頑張ってきたわけですが・・・

親としての決断をし、生に膀胱結石除去手術をお願いしまして、今月24日(月曜)に行うことに決まりました。

この決断に至るまでの経過は次の通り。

<6月5日 毎日の通院が終わる。その後しばらく落ち着きを見せる>

追記3で書きましたように、睾丸の壊死組織と膿がほぼ出てしまい、全体的に体調が回復してきました。

<6月14日金曜日 10日ぶりに病院へ。睾丸すっかり良くなったのを確認>

この日は、なぜ病院に行ったかというと、普段から、心臓の薬をもらうためと耳掃除をしてもらうために、月1、2回行っているので、その意味でした。先生が、睾丸をチェックしてくれ「きれいになっていますね!うん、治った治った~♪ おっ、かさぶたが取れたぞ~~」(小さい白い皮のようなものが、剥がれ落ちました。)もう抗生物質も飲まなくていいとのことで、皆安堵しました。先生のおかげです、と何度もお礼を言いました。おしっこも、しっかり出ていると言うと、「このままで行ってくれるといいんですけどねぇ・・・カテーテルも、できればもうしたくないしなぁ・・・」と先生。5月18日に、それまで半年間尿道に詰まっていた石を膀胱側に押し戻すことに成功しましたが、それは実際先生にとっても困難な挑戦だったのですね・・皆で頷く・・。

その皆の切なる願いが・・・

あっけなくも、翌日15日(土曜)の朝には、打ち砕かれたのです。

散歩中、光くん、足をあげるも、おしっこはポタポタ!!明らかに前日までとは違います。慌ててまた病院へ。

レントゲンの結果、

やっぱり!

再度、尿道まで石が一個降りてきていました!ああ、また、こんなに早く!!

先生は、速やかにカテーテルを始めてくれました。

光くんは、こんどもじっとしてとってもおりこうさんです。「先生はとっても上手だからね、光くん大丈夫だよ!」と声をかけました。

皆がしばらく息をのんで祈るように見守るなか・・・・

「動いた!!」と、先生が!

この通り、石はちゃんと膀胱側に戻りました!ああ、、良かった・・・もう、もう、先生の腕の良さに感嘆するばかり。

(左側の写真は、カテーテル前。右側がカテーテル後。石が膀胱側に戻ったのが確認できますね。)

先月、同じ処置をした際、あれほど細菌感染がひどくなり睾丸にまで達したのは、おそらく、それまで半年間も石が尿道に嵌まり込んでいたためそのぶん尿道が菌でいっぱいになりそれが膀胱にどんと流入したのだろうと思われる。今回の石は、はまって1日だったので、動かしやすかったし、菌の流入も伴わないはず、ということなんですね。念のため、抗生物質をまた飲ませるということで、先生としては、今日はこれで終了、という感じでした。今一度様子をみて、また尿道に詰まるようであれば、カテーテルをやるから、という意味なんですね。私たちの今までの反応から、手術にはひどく消極的だと思われたかもしれません。

しかし、ぱぱがここで手術のことを切り出したのです。

やりますか。わかりました。そんな五分五分で危険な手術とかそういうことではないので、心配しなくていいです。健康な子と比べれば、何が起こるかわからないというリスクが比較的高いということなので、そのぶん、心臓の動きをしっかり支えながら麻酔のコントロールをしなければいけないですからね・・一晩入院になります。」

こちらにもあるように、心臓病でも適切な管理をすれば大丈夫だということなのですね。

具体的に、動物が全身麻酔下で死亡する割合がどの程度か、ということですが、こちらによると、健康な子で約0.17~0.65%。人間より数十倍高いそうです。で、心臓病がある場合この数値がどれくらい上がるのか、ということはわからないのですが、一口に心臓といっても、その程度や状態は各個体でいろいろですからね、光くんの場合、僧帽弁閉鎖不全プラス心臓のポンプの働きが弱いのですが、今のところはベトメディンがよく効いていて、軽度ですし、少なくとも安定はしているので(散歩もほぼ普通にできます)...こちらの症例のように、絶対元気で復活できると信じます!

私は、自分が、主治医の判断力と腕を信頼し、全身麻酔で楽ちんに手術してもらい、全身麻酔の恩恵を十分に受けられたので、どうか、光くんにも同じような幸運が来ますよう、皆さんも祈ってやってくださいね!!

ぼく、しゅじゅつ、がんばりまーーーす!

神戸のおかあちゃんも言ってくれたもの「光くん、もってる~って!

 

 

 


追記その(3)洗浄・薬注入終わり、毎日通院しなくてよくなりました。

2024-06-05 22:16:59 | 狆 (栗之介・恵之介・光之介・十兵衛)

睾丸表面にあいていた穴が、三つとも閉じてしまいました・・・それで、洗浄・薬剤注入はもうできなくなりました。

腫れもだいぶ収まったことだし、壊死組織はたぶん全部出てしまったので、これで、治療はいったん終わりとして、様子みてみましょう、と先生が。

(なにせ内部が見れないので、先生も、たぶん、、というしかないわけですが、、、先生のご判断を信じます。)

光くん、頑張ったね。毎日、たまたまさんをぐりぐりされても、嫌がって鳴かなかったのはもちろん、苦痛でお顔をゆがめるようなこともなく、大人しく治療させてくれました。おむつも、暴れてひっぺがすようなこともしませんでした。

5月15日から3週間続いていた毎日の通院から、やっと解放・・・ふうう。。。

もちろん、抗生物質の内服は当分続けます。

これで落ち着いてくれることを祈るばかりですが・・・膀胱に石があるかぎり、またいつなんどき同じことを繰り返すかわからない体ですから、

綱渡り状態は続くんですけどね・・・

ところで、前の記事で、アキモクリア錠剤を飲ませるのが難しいと書いたら、みゆきさんから、金ちゃんがクリームチーズでお薬を飲んでいたというお話を伺い、さっそく試してみました。粉状につぶして、クリチに混ぜ、手から舐めさせてみると、ぺろぺろ!おお、やりました、やりました。金ちゃん、ありがとうねー!

(近所のスーパーに無塩のがなくて、有塩ですけど、このさい、なんでもいいって!)

明日も、クリチ作戦で上手くいきますように。

 


追記その(2)壊死の治療は続く・・・

2024-06-03 16:24:35 | 狆 (栗之介・恵之介・光之介・十兵衛)

こちらの記事その追記、と書いてきましたが、さらに追記第二弾です。

先生は、一昨日も、日曜であるにもかかわらず診察してくださり、光ちゃん、光ちゃんといって応援してくださって、引き続き懸命の治療が続いています。

昨日(月曜)も、壊死組織がいっぱい出てきまして、先生の方針としては、この治療をできる限り続けてみて、それでどうしてもだめそうなら、手術ということです。

ところで、睾丸って二つありますよね。現在、光くんの睾丸は一塊になっています。(ゴルフボール大くらい?)「私が男性ではないので、ちょっとわからないのですが、それぞれの睾丸が、パンパンに腫れた結果、くっついて?一塊になってしまったということでしょうか?」と先生に聞いてみたら「おそらく、片方は、感染の影響ですでに萎んでしまったか壊死してしまったかで、なくなってしまったのではと。」そうなんだーーー!

とにかく、この塊の表面に、小さな穴が3つ開いていまして、そこからシリンジを入れて、洗浄、薬剤注入をしています。どうして穴が開いたのかはよくわからないのですが、精巣がパンパンに化膿しているため、亀裂?が入って破れたみたいで・・穴が開いているおかげで、薬剤が注入できるわけですが、今にも塞がりそうな気配もします。先生「塞がらないほうがいいんですがねぇ・・」

今朝(火曜)。穴が今にも塞がりそうになっていましたが、先生がうまい具合に広げてくれ、また洗浄、薬剤注入。前日に比べると、壊死組織がぐっと少なくなっていました!睾丸の色も、ずっと真っ赤だったのが、普段の色に戻りつつあるようです。

本狆は、先週と比べると、ずいぶん体が楽になり活力もでてきたようで、庭をパカパカ走りますし、おしっこの勢いもよく(ただし血尿ぎみ)、うんちもやわらかめではありますが、下痢じゃありません。今朝は、三週間ぶりくらいに、朝の散歩もできました!睾丸の痛みがずいぶん軽くなってきた証拠ですね。十兵衛も嬉しそうでした。

食欲もかなり戻ってきていて、スイカ頂戴をします。体重もようやっと6キロまでもどってきました。

<ぱぱ、スイカ早くちょうだいお顔>

しかし、もうずっと、ちゅーるや、市販のジャーキー、そして人間の甘い食べ物(パンとかお菓子)など油脂の多いものばかりを、散らし食いするような感じで、いつもの療法食(消化器サポート)をあまり食べませんからね・・・アルブミンのことがまた心配になります。

今一番苦心しているのが、経口での抗生物質の服薬です。

膀胱炎が悪化して以降、ずっと毎日背中に注射していたわけですが、もう15回くらいやりまして、さすがに皮膚が赤くなり、先生が、かわいそうだから、経口可能なら錠剤に切り替えましょうといって、この2種類になりました。

右側のelancoというのは、1回2錠なのですが、これは、ぱくっ、します。問題は、右側のアモキクリア。よほど苦いらしく、ぺっ、します。ちゅーるや、チーズや、スイカの汁に混ぜてもダメです。

今日、こういう服薬サポート商品(人間の子供用も含め)を買いまくりました。

 

グリニーズのお薬サポートは嫌がりましたが、イチゴ味オブラートで、なんとか成功!よかった。。。でも明日はまたプイするかもですね・・

2週間前、尿道の石を膀胱に戻したことで、がくんと体調が悪化したとき・・・熱と痛みでぐったりして食べ物も飲み物も受け付けなくなった光くんを見つめながら、このまま弱ってお空に昇ってしまうのではないか、とすら思われて、先生助けて、栗恵にいちゃんたち、守ってって祈り続けました。昨年から、まさかまさかの乳がん罹患、大きな支えだった主治医との別れと、立て続けに想定外すぎることが起こっているため、今年は、わが子を失うのだろうか、そしてさらに、、母もなくすのではないかと、最悪のことを想像して、涙していました。

先生のご尽力と、そして栗恵にいちゃんたちが、「おーい、光、お空に来るのは10年早いぞぉ!」と笑い飛ばしてくれたおかげで、ずいぶん良くなってきて、お薬ペッしてわがままいっぱいの光くんがこうしてそばにいてくれて、それだけでもどんなに嬉しいことか・・・

私もぱぱも、そして十兵衛も、疲れとストレスがたまっていますが、、負けないぞお、ファイトだあ!!