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波佐見の狆

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初めての能と狂言

2015-12-06 16:58:54 | Miscellaneous

昨日、牛久で、能と狂言の公演がありました。

私は、恥ずかしながら、この歳になるまで能も狂言も観たことがなくて、人生初めての体験です。

「黒塚」「萩大名」という演目について、ネットで調べて、大まかにではありますが、予習をして行きました。

ただ、正直なところ・・・有名な野村萬斎さんの演技をこんな地方都市で、こんな料金で観られるって、ラッキー~~という、つまりミーハー心が大きく、狂言の方が楽しみで、能の方は、ついで・・と思っていたのです。

開演前の舞台はこんな感じ。小さな文化ホールではありますが、ちゃんと、本舞台、橋掛がり、揚幕、後座、地謡座、鏡板がしつらえてあります。

2時に開演すると、まず、舞台の向かって左端に机が。

能の山中一馬さんが一人でてきまして、講義を始めました。この講義が30分。次に、狂言が20分、最後に、能が1時間という構成でした。

結論から言いますと、、、、自らの予想に反して、私は、狂言より能の方に魅せられてしまったのです。

というのも、山中さんの講義の多くが、能についてのお話で(そもそも能とはどういう芸術か、ということと、「黒塚」の内容について)、とても分かりやすく、予備知識がゼロに等しい私には大変新鮮で、水を吸収する乾いたスポンジさん?!になってしまったようです。

「能は、踊りと歌と音楽で構成されているので、西洋芸術でいえばオペラのようなものではあるが、仮面をつけるという点では、世界にも類をみないもの(古代ギリシャには存在したが、現代まで続いているという点では、能が世界唯一と言える)。その表現は、日常生活の動作とは全く異なり、「リアリティを徹底的に排除している」ということがポイント。泣く場合も、ドラマや映画のように涙を流さず、手をかざして頭を傾けるようにする。つまり、象徴的に表現する。

能をみながら、眠ってしまうかもしれないが、それは仕方がないこと。なぜなら、能の囃子や謡いは、アルファー波を引き起こすように、脳に心地よいように作られているものだから。熟睡してしまうと困るが、時々まどろむ感じで観てもらう分は全く差支えないので、気軽に鑑賞してほしい・・・」云々。

なんですってえ!!リアリティを排除

映画やテレビドラマは、徹底的なリアリティ追求をする作品が多いですよね。例外はいろいろあっても、基本はそうでしょう。あらゆる小道具、セットから、俳優の台詞、演技、所作、すべてにおいて、リアリティがあればあるほど、登場人物に共感し、感動するわけですから・・・(私はそういうのが好きですから!) リアリティを排除するのが価値が高いというのは、衝撃です・・・・

「萩大名」は、楽しかったですよ。大名と言っても、田舎の地主程度でまるで教養がなく、和歌も読めないい主人公が、みやこで高貴な遊びをしようと無理をして、大恥をさらす、というストーリーで、言葉も、能に比べれば現代に近いので、笑いどころにはついていけました。あっという間に20分が過ぎ、問題の?!「黒塚」です。

「黒塚」は、安達原(今の福島県安達太良山録)に伝わる鬼女伝説を基にした、恐ろしく悲しいお話です(詳しくは、こちら)。修業中の山伏一行が一夜の宿を乞うた老女が、糸車を紡ぎながら人生を嘆く。やがて、寒くなるので薪を取りに行ってくるが、私の留守中決して寝所を覗かないで、と念を押して、行ってしまう。山伏は約束は守ろうとするが、供の者が、つい好奇心を抑えられず見てしまうと・・・人間の死骸の山が!約束を破られて怒り狂い襲い掛かる鬼女を、山伏らは遂に祈り伏せて僧力で負かして退散させてしまう・・

糸車というのは、枠桛輪(わくかわせ)という小さくシンプルな作り物で、老女がこれを操りながら嘆く場面が結構長くて、うとうとしてしましました・・・・アルファー波ですよ。でも、お供が老女の寝所を覗こうとするあたりから、緊張感が高まり・・・老女が、真っ赤な頭を振り乱し般若の面で現れた後は、息をのむ展開でした。静(弱)と動(強)のコントラスト。お囃子と謡も、こうして生で見て聴くと、素晴らしいですね。圧巻の1時間でした。

能のこと、もっと知りたいと思いました。

ちなみに、能の演目には、「敦盛」、「船弁慶」、「経正」、「知章」、「屋島」など、平家物語に題材をとったものも多いのですね!!本格的な能楽堂でじっくり観てみたいです!

皆さんも、能や狂言の舞台をご覧になったことがある方は、どうぞ感想を教えてくださいね。

私は、今回たまたますぐ近く(車で10分)で、本物を鑑賞するという幸運に恵まれたわけですが・・・私を能・狂言にいざなってくれたのは、イギリスのYukoさんのブログのこちらの記事でした。Yukoさん、どうもありがとうございました。またいろいろとご教示ください!

こちらは、YouTube上に公開されている「黒塚(安達原)」。(シテは、観世喜 正)

Adachi-ga Hara Noh play

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


生きた証

2015-11-15 11:40:46 | Miscellaneous

こちらの記事で、父が、尺八や水墨画を長年やっていて、とりわけ尺八は準師範になるまで頑張っていたことをお話ししましたね。

父の演奏が聴けるCDが存在しているということを、葬儀のあと、初めて知りました。

長崎県の民謡30曲を集めた、「ばってん長崎ベスト30」という2枚組CDです。

長崎県民謡保存普及会」という民謡同好会の自主制作で、こちらのサイトで入手できます。

中に入っている歌詞カードに、この会の会長さんの、丸木覚誠さんという方のあいさつ文があります。その一部を転載します。

長崎県には、古くから伝承されてきた文化、民謡が数多く残されています。これらの民謡の多くは、本県の歴史や風土に育まれ、先祖の生活や心情を伝統的に今に伝えるものであり、まさに私たちの大切な民族文化財です。そこで私たちは、長崎県の民謡を歌い継ぎ、保存普及と技術の向上に努め、更には全国的に広めるために、「長崎県民謡保存普及会」を結成し、その活動を続けてまいりました。会では、年に一度、「長崎県・民謡の祭典」を開催し、多くの民謡を発表しておりますが、その結果として、会員録音による「ばってん長崎ベスト30」を制作させて頂く運びとなりました。とはいえ技量未熟な点も多々あり、ただただ恐縮の至りではありますが、ひとえに今後の民謡発展に繋がっていければとの思いで制作に至った次第でございます。」 

唄い手さんのほか、三味線、尺八、太鼓、鐘、囃し詞などの伴奏陣がいて、総勢10名くらいで録音されています。

尺八奏者は丸木先生含め3名ですが、その一人が、私の父です(「谷村鶴城(かくじょう)」とクレジットされています)。

上記サイトで、6曲が冒頭のみ試聴できるようになっていますが、そのうちの4曲の尺八伴奏が、父によるものです。

よろしければ、01「長崎さわぎ」、14「長崎ぶらぶら節」あたりをクリックして、耳を澄ませてみていただけますか?

ここをクリックすると、トラックリストがあります)

「長崎さわぎ」 

"旦那百まで 旦那百まで ヨイヤサ ヨイヤサ エーわしゃ九十九まで 共に白髪の共に白髪の ヨイヤサ ヨイヤサ エーササ 生えるまで..."

「さわぎ」とは、こちらのブログによれば、お座敷歌、とりわけ吉原固有のもので、ほかの花街で唄うには許可が必要だったとのこと。長崎には、丸山という花街がありましたから、ここで広まったのでしょうね。「だあんなぁ。。ひゃくまあでぇ~~」と、色っぽい唄です。父の尺八も、邪魔にならない程度の優しい伴奏ですね。

「長崎ぶらぶら節」

"長崎名物 凧揚げ盆まつり  秋はお諏訪のシャギリで 氏子がぶらぶら ぶらりぶらりと いうたもんだいちゅう..."

「秋はお諏訪のシャギリで氏子が・・」というところは、秋の長崎のお祭りである「長崎くんち」の賑わいを唄ったものです。諏訪神社の氏子である、市内の各町が、いろんな演し物(だしもの)を奉納するのですが、勇壮な蛇踊りはその代表。このCDのジャケットにも蛇踊りの写真が使われています。なお「シャギリ」とは、お祭りに欠かせないお囃子(はやし)のことで、長崎くんちでも、江戸時代から大切に伝承されてきた華やかなシャギリが名物となっています()。

全体30曲中、父が尺八で伴奏を担当しているのは9曲あります。どれも、唄やほかの楽器より強くならない程度に、控えめ、繊細ではあるのですが、しっかり聞こえてくる父の息遣いに、父なりに生きた証を遺し、しかもそれがネットで世界中で聞けるようになっているなんて・・・胸きゅんになりました。

私はあまり邦楽はわからないのですが、30曲全部聴いてみて、全体的には、アマチュアの集まりとは思えないかなりのレベルではないかと思っているところです。

(丸木先生という方は、(財)日本民謡協会長崎中央支部長さんでもあるとのことで、演奏もずば抜けているし、プロなのかもしれません・・)

父が尺八を始めたのは、私が小学生の頃でした。そのころ、転勤で、佐世保市ではなく長崎市に4年間だけ住んでいたため、市内の都山流尺八の長崎支部に通い始め、古典的な都山流の演奏(本曲)を習っていたのですが・・・再び佐世保に戻り、崎市の師匠から遠くなってしまったため、古典を続けることが難しくなり、近くの民謡愛好家のグループとのお付き合いにシフトしたようです。佐世保で、まともに尺八を吹ける人がなかなかいなかったので、重宝がられて、地区の住民センターの民謡教室などの伴奏に呼ばれ、友達も増え、それが楽しくてたまらなかったようで、仕事の日以外は、ほとんど家にいなかったらしいです。 ですから、母の方は、家に取り残され、寂しい思いもしたようです。

「らしいです。」とか「ようです。」という書き方しかできないのは、母の記憶に頼ってこれを書いているからで、私はと言えば・・尺八にしろ墨絵にしろ、具体的には何をしているのか、よく知らず(あまり関心がなかったというのが正直なところです)、CDの録音に参加していたということも、結婚して家を出たあとのことですし、ずうっと知りませんでした。もちろん、母は知っていましたが、私に特に言いもしませんでした。

葬儀の当日と、初盆に、上記の丸木先生と唄い手さんのひとりがお悔みに来てくださり、私にこのCDをプレゼントしてくださったことで、いろんなことが明らかになったというわけです

父がだんだん認知症になり、ともに活動できなくなったことを、皆さん、本当に残念がって涙してくださいました。

一般的には、、、趣味を持って活動的に暮らしている高齢者は、認知症のリスクは低いはずですが・・・

父の脳は、このような尺八仲間との楽しいお付き合いが続く最中にも、着実に委縮していき演奏会の帰りに、一人だけいなくなってみんなで探してもらったり、迷惑をかけたようです。

長崎市の古典のお師匠さんからも、母に電話があり、会に来て見舞いたいとおっしゃってくださったそうですが・・・母はお断りしたそうです。恍惚の人になってしまった父の姿を、先生に見せたくなかったと・・・

尺八の音は、甲高いので、防音設備もない家で毎晩練習されると、うるさくて、母にとってはストレスにもなったのです。

私は、たまに帰省して聞くと新鮮だし、カセットテープで宮城道雄の曲などを一緒に楽しんだりもしたのですが・・・・実際に、教室や演奏会で尺八を吹いているところは、一度も見にいきませんでした。認知症になる前に、もっと積極的に応援してあげなくて、お父さん、ごめんね。。。今このCDを聴きながら、涙でぐちゃぐちゃになってしまう私です。

父自身は・・・趣味を同じくする皆さんに大変好かれて、むちゃくちゃ楽しかった想い出だけを心深く抱いて、お空へ旅立ちました。それがせめてもの救いでしょうか。

(2006年1月栗恵を連れての帰省・・・今思えば、すでに認知症の兆しがありました。)

 注) 邦楽やお囃子については、、みゆきさんがよくご存じですよね!ちなみに・・長崎シャギリについては、長崎市サイト(こちらのページ)に詳細があります。

長崎くんちでの、シャギリです。

長崎くんち シャギリ奉納(間ノ瀬組)

 

ついでに、、勇壮な蛇踊り(龍踊り)です。かっこいいでしょう!血が騒ぐなあ・・私も一度しか見たことがないんですよ。。また見にいきたいなあ!  

長崎くんち 筑後町 龍踊

 

 

 

 

 


四十九日・・・

2013-10-10 21:40:16 | Miscellaneous

栗恵のおじぃちゃんの四十九日でまた明日から帰省します。

ぱぱは日曜夕方には戻ってきますが、私は実家にしばらく居て母と過ごし、金曜(18日)に戻ります。

その後。。。。久々に仕事が入っているので、当分ブログの更新はありません。乗馬にも行けないよ~~

来週からやっと秋らしくなるとのこと。がくっと冷え込むかもしれませんので

皆さんもどうぞご自愛のほど・・・

 


父のその後

2013-01-14 14:36:23 | Miscellaneous

久々に父の話です。もうこのブログでは実家の両親のことを書くのはやめようかとも思っていたのですが・・・同じような問題を抱えている皆さんと、想いを共有できるなら、単なるお目汚しではないかもれないと・・・・。

現在82歳になる父が認知症の診断を受けたのは、もう5年以上前です。ちょうどこの写真を撮ったころ・・・

緩やかではありますが、確実に進み、私の名前が出てこなくなったのがもう3年くらい前から。それだけでも、一人っ子の名前がわからなくなるなんて。。。と悲しかったのに、去年のGWに帰省したとき、名前だけでなく、私自身のことが誰だかわかっていないようだと思えて、空港へ向かうバスのなかで涙がとまりませんでした。そして・・・9月に、本当に私のことがわかっていないということが、はっきりと判明する瞬間があり、病院の待合室でしたが、母が父を連れてトイレに行ったすきに、人目もはばからず声を出して泣きました

内臓系はまだしっかりしているので(お医者さんがびっくりするくらい!)、からだのほうは病気らしい病気もなく、自分で歩けますし、お箸でご飯も食べれます(それで、介護認定も、要介護4で止まっています)。癌などの重病で長期闘病を余儀なくされたり亡くなる方も多い年代なのに、体が元気なのは恵まれているのでしょうね。しかしそれだけに、妙に力も強くて、あちこちに強くしがみつくので、タクシーに乗せるのも一苦労。時々癇癪をおこして、母の手をはらいのけようとするのですが、母は突き飛ばされそうになるみたいです。きたない話で恐縮ですが、尿意、便意を意思表示できないので、あっという間にどこでも汚します(オムツを外してしまったりするので)。

ちなみに、5年前の診断では、父は「アルツハイマー型」の認知症と言われていたのですが・・・昨年秋にまた検査や問診を受けた結果、前頭葉と側頭葉の委縮が特に著明で、また言語操作能力が極端に落ちているので、「前頭側頭葉型」とも考えられ、アルツとの両面性的なものと言われました。いずれにせよ、最重度の段階にきており、「あとは進行するのみですから、家族の見守りしかありません」との宣告でした。

それでも、母にとって父の介護は、生きがいであり、張り合いであったのです

しかし、母も79歳ですから、それももう限界です。このままでは、共倒れする日が近づくばかり。

実は、特養(特別養護老人ホーム)ひとつと、グループホームひとつに、入所申し込みをしているのですが、どちらも待機者が多くて、入所は当分無理だろうと思っていました。12月に、母が扁桃腺をこじらせて、どうにもならなくなったとき、運よくその特養の方から1週間ほどショートステイで声をかけていただき、利用することができました。それだけでも助かりましたが、またケアマネさんから連絡があり、「4月から入所できますが、どうですか?」

夢のような話ではありませんか!特養って、へんな話、死ぬ人がでない限り空かないといってもいいくらい、入りにくいところなのです。実はその特養は、建物の老朽化のため、現在全面的に建て替えしており、4月にはぴかぴかの新築で完全個室になるのです。そして、利用料も上がるため、現在の入所者のなかに、支払いが困難になるので出たいという人が何人かいるそうです。12月にうちの父の状態を見てくれたため、すぐにまた声をかけてもらえた模様です。

母はまだどこか迷いがあるようだったので、もう決心しないと、今度を逃すと、もういつになるかわからないよ、って母に言いました。本当にそれでいいのだろうか・・・という思いがまた湧き上がりそうになるのを、ぐっと抑えて。

清盛でもよく、「次などないわ!」という言葉を使っていましたが、まさにその心境。

入れたら入れたで、、、母が張り合いをなくし、がくんとなるのではとか、、、心配はきりがありませんが、このチャンスを逃したらきっと後悔すると思うのです。

幸い、両親は、介護のプロフェッショナルをはじめ、従兄弟、従姉妹たち(母の甥・姪)など、強固な温かいサポートの輪に囲まれていますから、私ももう少し安心すればいいのでしょうが・・・(恵も、おかげさまでこのところ落ち着いていますし・・・)去年GWころからの鬱状態が未だ続き、あんなに好きだったバイオメディカル翻訳の仕事も、今は意欲が湧かず、オファーがあってもほとんど断りっぱなしです。かといって完全にやめてしまう勇気もなくて。

父が私のことをわかっていないという事実をはっきり悟ったとき、私の中でなにかがプチッと切れました。その切れ端がブラブラしたままなのです。またスイッチが入るようにするには、どうしたらいいものかと毎日考えてるのですが。。。。。


皆様よいお年を

2012-12-31 18:37:15 | Miscellaneous

この1年こちらをご訪問いただき、ありがとうございました。

皆様よいお年を。

(清盛記事は来年へ持越し、、というか、来年もずっと続きます

大晦日ですので、

英国の詩人テニスンによる有名なこの詩で、今年のブログを終わりたいと思います。

 Ring Out, Wild Bells

Ring out, wild bells, to the wild sky,
The flying cloud, the frosty light;
The year is dying in the night;
Ring out, wild bells, and let him die.

Ring out the old, ring in the new,
Ring, happy bells, across the snow:
The year is going, let him go;
Ring out the false, ring in the true.

Ring out the grief that saps the mind,
For those that here we see no more,
Ring out the feud of rich and poor,
Ring in redress to all mankind.

Ring out a slowly dying cause,
And ancient forms of party strife;
Ring in the nobler modes of life,
With sweeter manners, purer laws.

Ring out the want, the care the sin,
The faithless coldness of the times;
Ring out, ring out my mournful rhymes,
But ring the fuller minstrel in.

Ring out false pride in place and blood,
The civic slander and the spite;
Ring in the love of truth and right,
Ring in the common love of good.

Ring out old shapes of foul disease,
Ring out the narrowing lust of gold;
Ring out the thousand wars of old,
Ring in the thousand years of peace.

Ring in the valiant man and free,
The larger heart, the kindlier hand;
Ring out the darkness of the land,
Ring in the Christ that is to be.

 

 


また来週

2012-10-25 13:54:13 | Miscellaneous

今週は、明日からまた帰省だということもあって、多忙な週です。

(例によって、恵とぱぽはお留守番組です。)

清盛さん記事は、41回と42回をまとめてまた来週に書く予定です。

急に冷え込んできましたので、皆さんもご自愛くださいね。

プランターのハツユキカズラがきれいなピンクになりましたぁ~。


パソコン入院させます

2012-06-15 08:52:23 | Miscellaneous

このところ、このパソコンが不調だったのですが、ついに昨日ダウンしました。

どうもHDが壊れている??模様です。

ただいまかろうじて立ち上がっている状態ですが、すぐに修理に出し、初期化されてしまうので、復旧まで1週間以上かかるでしょう。

あーちょうど仕事が入っていなかったからよかったものの。。何かやり始めた後だったらと思うと

ぞっとします。

日曜には恵の酸素ハウスがきますので、家中片づけものをしたり、いろいろやることはあります。しばらく、アナログ生活です。

皆様ごきげんよう~~

追記)

サポートに何度も電話して、結局HDの損傷ではなく、ソフト面の問題だと言われ、入院はさせないことになりましたが、初期化とOS再インストールを急いで自分でやらなくてはいけません。今まで長年パソコン使ってきて、自分でやったことがないので、呆然。。。

 スーパーマンBさまに何度もアドバイスを頂いているところです。


残りご飯でパン作り♪

2012-05-28 19:10:40 | Miscellaneous

ホームベーカリー生活をスタートして、ほぼ2ヶ月が過ぎました。だいたい1日おきに1斤を作っています。

購入したのは、Amazonのレビューでも大評判の「Siroca 米粉/ご飯パン・餅・ヨーグルトメニュー搭載 ホームベーカリー SHB-315」 ¥7980。オークセールという、全然聞いたことのないメーカーのもので、たったこれだけの値段なので、果たしてどの程度使い物になるのだろうか、と思っていたのですが、、、、使ってびっくり。私でも、ほかほかのもっちりパンが作れます。

基本的な食パンは、4時間半ほどで焼きあがります。こねる、ねかす、発酵、焼くという各工程の様子が窓から見えるのですが、まるで人手でやっているかのようにぱったぱったんとこねる様子は、なかなか楽しい光景です。 

普通は、夜12時前後に材料を入れてタイマーをセットして寝てしまい、朝6時ちょっと前にできているようにしますが、たまに仕事で徹夜になるとき、机の横に置いておいて、リアルタイムで眺めています。なんだか一緒に働いてくれているように思えて、「君も頑張ってくれてるね~」と、なでなでしたりして。

できあがりーーーぼくも食べたいなあ。。。

パン、牛乳、フルーツたっぷりヨーグルトが、我が家の平日の朝食。

ちなみに、このホームベーカリーに決めた理由は、なんといっても、残りご飯でパンが作れることでした!

夕食に炊いたご飯の残りを、100g~150gほど、強力粉と混ぜて使います。強力粉だけよりも、ふくらみが良く、なんといっても、もっちり度が違うのです。米粉100%ももちろん美味しいのですが、ご飯を使ったほうがふっくらと仕上がりますし、なにしろ残りご飯が、いろんなパンに変身すること自体が面白い!

ご飯パンのレシピ本も買いました。「米粉じゃなくて、ご飯でパン」(山田一美/文化出版局

 

 この本を見て作ってみた「カボチャ食パン」 冷凍カボチャ80gをチンして混ぜ込みます。

野菜使用のパンも、このように、生地に溶けてしまうように作るのは簡単です。最初から粉類と一緒に入れてこねさせればいいので。でも、みじん切りにした野菜や、ナッツ類などを形がしっかり残るように焼き込むには、こねる工程が終わった後に入れなければなりません。最初から一緒にいれると、粉々に砕けて結局形は殆ど残らないのです(パン羽根が生地を回転させる力は、それほど強い!)

一度クルミを最初から入れてみましたが、小さく砕けてしまい、パン屋さんのクルミパンのような仕上がりとはほど遠かった・・・

こねる工程が終わった後ブザーが鳴るので、そこでさっと入れればいいのですが、この時間が問題です。朝6:00に出来上がるということは、深夜1:30からこねが始まるのですが、ブザーが鳴るのは45分後なのです。さすがに、具入れだけのために、そこまで起きてはいられないですものねぇ・・・ 

昼間作って、翌朝くらいまではそのまま食べ、残りは冷凍するとかするしかないかなと思っています。何かいい方法があったら、教えてください!

追記です(5/31)

今朝のくるみパンです。くるみの存在感かなりあって、美味しかったあ~~~

上記で「砕けてしまった」と書いていすが、あの時は、くるみを粉類と一緒に入れるとき、包丁でかなり細かく切り刻んでしまっていたので、今回は、あまり包丁を入れず、ゴロゴロしたまま入れてみました。正解!ある程度の硬さのある具なら、大きさを調整することでなんとかなるかな。。いろいろ実験が必要なようです。

 

 

 


78歳&81歳のリニューアル

2011-11-15 14:16:51 | Miscellaneous

可愛い藤色の門を入り。。。

おお、明るい玄関・・・!

中へ入って玄関側を向きます。。

優しい白木のドア。

さんさんと光の降り注ぐ最新のシステムキッチン。

タイルを使わないバスルーム。手入れがすごく楽そうです。

・・・

実は、私の実家です。78歳になる母が、以前からの念願だった大幅リフォームをついにやってのけました。9月上旬から、まる2カ月かかって、築55年の雨漏りのしかかっていた暗い古屋が、新築同然にリニューアル。

母の一番の目的は、父を介護しやすい間取りと仕様にしたいということでした。これまでは、父が二階にいて、母が気付かないうちに、階段を降りてきてそのまま玄関からフラフラ出て行ったりしていたので、今度は、父の部屋を母がいつもいる部屋とキッチンの奥にして、父は母のところを通らないとトイレにも玄関にも行けないようにしました。床も全面バリアフリーにし、随所に手すりをつけました。 (今のところは、父は足腰は丈夫そのものですから、車椅子生活はまだ先のことではありますが、母にしても転びやすくなっているので、バリアフリーは必須でした。)

それから、家の隣が自動車整備工場で、その作業場がこちらの南側の窓の側ぎりぎりに迫っているため、開けられない上に光が遮られ、ますます暗くなっていたので、天井に採光窓を2カ所設けました。

こんな感じです。

二階の瓦側から見ると、ガラスの瓦が4枚きれいに嵌めこまれているのがわかります。

日曜から帰省して、昨日深夜に戻りましたが、これが私が生まれたときから結婚するまでの32年間過ごしたところとは思えないほどの様変わりぶりに、未だに信じられない気持ちです。

以前の室内です。晴れの昼間でもいつも電気をつけなければなりませんでした。

78歳と81歳の夫婦の新築同然大規模リフォーム。。我が親ながら、よくやったなあと、つくづく思いました。

この大プロジェクトが成功できたのも、母の頑張りはもちろんですが、信頼のおける優れた業者さんを紹介してくれたYumikoさん、工事の計画の時点からずっと、なにかと母のバックアップをしてくれた従兄夫婦、キッチンが使えない間差し入れなどして気遣ってくれた近所の人達など、いろんな方々の手助けと見守りがあってこそでした。本当に感謝しています。

ちなみに、父は、工事の始まる1週間前から長寿苑に預かってもらっていて、来週中には戻ってきます。ほぼ3カ月預かってもらったことで、母も実質的に介護から解放されてリフレッシュできたことですし、二人とも新たな気分で、穏やかに長生きしてほしいです