波佐見の狆

A private fansite for Elliot Minor, the Heike, etc.

ジャスト5kg!

2014-03-01 17:09:48 | Other musicians

光くん、御宿旅行後、すなわちここ1カ月くらいでさらに大きくなった感じがしているのですが・・・

本日病院で体重測定の結果、

ジャスト5kgでした!

キャリーに入れるとずっしりと重くて、抱えるだけでも筋トレになっちゃいます~~

生後8か月をすぎたので、ようやくここで成長は止まりでしょう。ふうう・・・

体格以外の点で、最近気付いた点を挙げると・・・・

・ お外では、足上げオシッコができるようになりました。これは、マーキング本能が目覚めたということかな?

 でも、室内ではまだおすわりシッコなので大人になってもお外とお家とで区別することが、このまま続けばいいなと思います。力也くんみたいにね。

(ちなみに、室内でのシーツでのトイレは、褒め褒め作戦でますます上達し、もう100%きちんとできるようになりました!)

・ ケージに入るのは、夜寝るときと、それから昼間は私もぱぱも外出中だけになりました。しかも・・・・夜8時から9時頃になると、なんと自分から進んでケージに入って眠るようになったのです。ふっと気配がしなくなり、あれ?どこにいるのかな??と思ってきょろきょろすると、すでにケージのなかで爆睡しとるわい、てな感じで。

あるいは、ぱぱが、「光はもう、ハウスしろ」と言うと、スタスタと入るのです。ちなみに、私が同じこと言っても聞きませんけどね~ 

かなり遠くまで散歩に行くのを楽しむようになりました。これも、やっぱりぱぱと行くのが嬉しいみたいで、1時間くらい帰ってこないことも・・・

・朝のぱぱのお見送りは全くしなくなりました。今はお迎えだけです。今考えてみると、以前見送りに出ていたのは、一緒に散歩に連れていってもらえると思っていたからかな。そうじゃなくて、ぱぱが出て行くだけだとわかってしまってしまって、もうやめたーー??

毎日、1、2回は逆くしゃみをするようになり、ぶふっ!ぶふっ!とかなり大きい音を立てます。毎日というのは、どうなんでしょうねぇ・・・

さて、今おっぽはこんな感じでーす。

 (このおべべすらも、今はパツパツ気味・・・・)

 

 

 

 

 

 


ウイーンの「モーツァルト孤児院ミサ」DVD!

2008-03-04 17:49:21 | Other musicians

 

新しい取引先からの初仕事は、むちゃくちゃ厄介で、引き受けなきゃ良かったかなとか、かなりへっぴり腰・・・

そいでストレス買いというのか、CDやDVD買いまくってます。特にDVDなんて。。。見るヒマもないくせにね・・・でも買っとくだけで安心ですからね。

90年代初頭までのウイーン少年合唱団のソリストによる、モーツァルト「孤児院ミサ」・・・こんな貴重なDVDがあるなんて知りませんでしたね・・・即getです!(これと内容は同じなんですよね・・・でしょ?持ってらっしゃる方いますか?・・・でもこのCD型ジャケットのやつの方が、2001年の発売なので安いのです・・3200円だもの)。

昨日なんてロックのCDを5枚もいっぺんに買っちゃったし・・

ともかく、いったん引き受けた仕事はなんとか仕上げねばならず・・・それに、できれば来週水戸の偕楽園に観梅に行きたいので、がむばらねばっ。

ままぁ・・・かいらくえん、ぜったいつれてってよ・・>けい

私が持っているウイーン少年合唱団ソリストによるミサ曲のCDやDVD(いくつかあります)についての具体的な感想については、後日・・・・って一体いつになるかわからないのですが、、、

 

 

 

 


超お薦め「アタリア」UK盤 2000円!

2007-05-27 10:33:55 | Other musicians

Aledがキーロールの1人として参加しているヘンデル「アタリア」の入手方法について、前の記事ですでに少し触れました。以下追加情報ですので、もうちょっとだけお付き合いください。

まずAmazon JPで、UK importの新品が3093円とあるのでこれはお買い得だろうと書きましたが、それならAmazon UKの方がもっと安いはずだと思い調べたら、、、やはりたったの £5.08です!2枚組み新品だというのに大丈夫かなと半信半疑でとにかく取り寄せてみました。Delivery Chargeが£3.58でTotal £8.66。ブックレットもちゃんとついていて、ディスクも物理的に何も問題ありません。今日のレートで£1=241円なので、送料入れても2000円ちょっとでゲットできたことになります。ちょっとどこか読み間違えてオーストラリア盤みたいだと思ったのですが、そうではなくて、UK国内盤です。Decca制作、2003年にAwards Collectionシリーズの1つということでUniversal Classicsから発売されたもので、古い名録音を廉価版として発売するというきわめて良心的な商品だと思います。

 

ところで、私が記事中で薦めたCDがちゃんとしたものかどうかが気になったからとはいえ、既に日本盤をもっているのになんで今回また新しく買ったかというと・・・これを見てやってください。。。 なんと、購入して16年かそこらあまり聴かないで湿気の多い部屋の押入れに入れていたため、ディスクのクッションに入れてあったスポンジがべったり張り付いてしまい、取れなくなってしまっているではありませんか~~ (このように箱入りで、スポンジで固定してあったのです。最近の2枚組みはこんな装丁のものはなくなっていると思うのですが・・・) 

 

ただ、不思議なことに、スポンジが張り付いてしまっているのはDisc 1 だけで、Aledが参加しているDisc 2の方は大丈夫で、CDプレーヤーにちゃんとかけられます。でも、1の方も聞きたいし、2も目に見えない長年のカビとかが付着していて近いうちに劣化するのでは・・とか思うと、新品が欲しくなったわけです。

結果的に、こんなに素晴らしい作品の全貌を、初めて聴くような気持ちで新たに鑑賞することができたのは、なんといってもSatomiさんのおかげですね!

内容についても、ちょっとだけ補足を。

Aledの最高傑作かもしれないと言いましたが、実はそれは、彼の声自体がこのアルバムが一番いい状態だからという意味ではありません。 ここで聴ける彼の声そのものには、13、4歳ころまでの「芳醇さ」(mellowness)というか「艶やかさ」はもうあまりないように私には思われます(勿論、ホグウッドの好みとかもあって、役柄からわざとそういう仕上げになったのかもしれませんが・・・。声自体が絶頂なのは、むしろカークビーだといえますね)。細かいことでケチをつけるわけでは決してありませんが、少なくとも声「だけ」でこのアルバムが彼の最高と言っているのではなくて、それ以外にも重要な要素があるということです。それは・・・

注目すべき点として、Aledが、アリア、二重唱、そしてレチタティーヴォという、3つのソリストとしての要件を全て満たし、世界的にもトップクラスの大人のソリストたちと十分harmonizeしているということです。歌詞カード上では、AledのトラックはAria ('Will God, whose mercies ever flow')とDuet('My spirits fail, I faint, I die!' )の2つとなっていて、Recitativeとは書いてないのですが、ソプラノ(サザーランド)とカウンターテナー(バウマン)との掛け合いでRecitativeを2箇所歌っていて、(Recitativeは「歌う」というんですかね?Satomiさん??)実際はトラック数にして4つで、かなり大きな存在感があるのです。

写真もあります。モノクロで、それまでの「可愛いボーイソプラノ」のイメージをみじんにも感じさせない、きっと見据えるような鋭く深い声楽家のまなざしをしています・・・。服装と顔の輪郭こそまだ少年ですが、このときの彼の精神性は、もう遥かに子どもの領域を超えていたのですね。

というわけで、買わなきゃ損とまでは言いませんが、買って決して損はない2枚組だと思います。

なお、上記のアリア'Will God, whose mercies ever flow'は、こちらのCDにも収録されていることをここで記しておきます。

ついでながら、New College のことで、先の記事をちょっと訂正しておきますね。

「『神官たち、レビ人たち』というグループの役なのですが、上記試聴サイト8. Act Two, Scene 3: Chor: The Clouded Scene Begins To Clear - Chor Of New College, Oxford/Edward Higginbottをぜひ聴いてみてください!合唱であるにもかかわらず、ボーイ個々の声が、まるで2、3人ソリストを使っているかのように鮮明に聞こえるのです。 これがまた素晴らしい・・・

と書きましたが、正確にいうと、Choir of New Collegeは、「神官たち、レビ人たち」ではなくて、「若い乙女たち、神官たち、レビ人たち、イスラエル人たち」という集団でした。全体的には成人男性も混じっていますが、「若い乙女たち」というグループのみが出てくる箇所は、少年だけで唱っています。上記 8. Act Two, Scene 3: Chor: The Clouded Scene Begins To Clear は、よく見ると「若い乙女たちの三重唱」となっており、トレブルの少年が3人のみで歌っているのですね!ソリストとして名前こそ出ていませんが・・・個々の声が鮮明に聞こえるのも当然でした。失礼しました。

                    

以上、私の独断的な見解が多分に混じっています。お買い求めになられて、皆さんそれぞれの感想をお聞かせ願えれば幸いです。

 

 

 

 

 


Aled秘蔵版!ヘンデル「アタリア」

2007-05-17 16:50:25 | Other musicians

Aled Jonesくんに関する投稿第二弾です。Handel のオラトリオ「アタリア(Athalia)」'を紹介します。

 
Aled Jones (treble) ,Joan Sutherland (Soprano), Emma Kirkby (Soprano), James Bowman (Counter-tenor), David Thomas (Bass), etc.
Christopher Hogwood 指揮 Academy of Ancient Music
 
1986年5~6月(つまりAled 15歳半!)、ロンドンのSt. Judes Churchに於いて録音。2枚組。AledのソロはDisc 2のみですが、短いものながら、独唱および二重唱を何度か歌っています。
 
私が購入したのは、Decca Records, UK (レーベルはL'oiseau-lyre)の制作で、歌詞対訳も完璧な国内盤(発売元ポリドール) でしたが、それはもう廃盤のようです。それで、現在Aamazon JPから購入できるものだと、US importのusedでも9164円もしますね。なお、こちらの、新品で3093円からというのは、UK importですが、2003年に出たオーストラリア盤らしいです。ジャケットが違うだけで全く同じ録音のはずですので、意外とお買い得かもしれません(こちらの盤の内容については、私が確認しますので、後ほど報告します)。 
                      *********
 
 
ヘンデルは25歳でイギリスに渡ってから、最初はオペラや祝典曲ばかり書いていましたが、結局は、オペラの表現様式に限界を感じ(当時のオペラは、独唱つまりアリアとレチタティーヴォばかりで、合唱が自由に使えなかったそうです)、40代後半からオラトリオの執筆に没頭していきます。

「アタリア」(英語の発音は「アタライア」)は、オックスフォード大学の名誉博士号授与式のために同大学から依頼されて作ったもので、初演は1733年。

どういう内容のお話かというと・・ちょっと人間関係が複雑で私もよく把握できないのですが、、ごく簡単に書いておくと・・・「アタリア」というのは、旧約聖書に出てくるイスラエル王の娘で、後ユダヤの女王になるが、息子を殺されたことから「暴君」と化し(ん?「暴君」という言葉は男性に使います?)、他の王家の人たちを虐殺しようとするばかりか、自分の息子の子供、つまり孫である少年ジョアスまで迫害しようとしたので(どうもここのところがワカラン・・・ ま、いいか)、ジョアスの叔母さんにあたるジョザベスが彼をかくまった。しかし結局アタリアはジョアスを見つけ出し、彼を連れていこうとするが、ジョアスは毅然として彼女を拒む。。。なお、このジョアスはのちに王に即位し、アタリアは結局民衆に殺される。

それで、この気高き王子ジョアスの役が、Aledなのです!気品があって、堂々として・・・変声半年前なので、まさに円熟期も円熟期、Aledのボーイ時代の最高傑作といってもいいのではないでしょうか。

こちらに、全曲のトラックリストがあり、雰囲気だけですが、以下のトラックでAledの声が試聴できます。

4. Act Two, Scene 2: Aria: Will God, Whose Mercies Ever Flow - Aled Jones

6. Act Two, Scene 2: Duet: My Spirits Fail, I Faint, I Die!/ - Emma Kirkby/Aled Jones/

特に後者の第6トラック・・・アタリアがジョアスを無理やり連れて行こうとして、意地悪な質問とかをするのですが、ジョアスはそれに屈しないので、アタリアの怒りはジョザベスに向けられます(「お前が入れ智恵したのだねー!」と)。悲しみで張り裂けそうになるジョザベスを、ジョアスが慰めるシーンですが、このジョザベス役のエマ・カークビーとアレッドとのデュエットはspine-tinglingな美しさで、このCDのハイライトとなっています。

ビブラートを極限まで抑え、とことん繊細で澄み切った極めて個性的な女声ソプラノとして、バロックアリアの第一人者と言われるエマ・カークビーは、私も女声の声楽家の中では唯一ファンだといえる歌手で、他にも彼女のCDやビデオをもっていますが、彼女についてはまた別の機会に改めて書こうと思っています。

この物語では、次のような大きく異なるキャラクターを反映する3種類のソプラノを楽しむことができます。

① ジョアス役Aled Jones (boy soprano): 気高く勇敢な王子
② ジョザベス役Emma Kirkby (soprano): 心優しくナイーブな王女
③ アタリア役Joan Sutherland (soprano) : 老練で横暴な女王

とりわけ、②の清楚・繊細なノンビブラート唱法と、③の典型的な力強いベルカント唱法との対比が非常に面白く、また、①と②は、当時のボーイソプラノの最高峰と、成人女声歌手の中では極めてボーイソプラノ的である(←ビブラートの問題はちょっと置いておいて、timbreとしてですが)カークビーの声とがベストマッチで、そういう意味で非常に豪華な組み合わせだと思います。

長くなりますが、最後にぜひ記しておきたいことがあります。それは、、このCDのもう1つのbig featureとして、合唱にChoir of New College, Oxfordを使っているということです。Hogwood(&AAM) は、オックスフォード大学のクアイアだとだいたいChrist Church Collegeを使うので(「メサイア」などもそうだったのですが)、これはNew Collegeとの貴重な共演です。「神官たち、レビ人たち」というグループの役なのですが、上記試聴サイト8. Act Two, Scene 3: Chor: The Clouded Scene Begins To Clear - Chor Of New College, Oxford/Edward Higginbottをぜひ聴いてみてください!合唱であるにもかかわらず、ボーイ個々の声が、まるで2、3人ソリストを使っているかのように鮮明に聞こえるのです。 これがまた素晴らしい・・・

                      

・・・まだ書きたいことはありますが、このあたりにしておきましょう。 私はこのCDを15、6年前くらいに購入し、最近は全然聴いていなかったのですが、Satomiさんが、Connor参加のヘンデル「ヨセフとその兄弟」を紹介しておられる記事を読みながら、久々に聴きたくなって引っ張り出してきました。おかげさまでまた新たな再発見がいろいろとあり、嬉しくなりました!

 

 

 

 

 

 

 

 


boy alto追記(削除お詫び)

2007-05-08 19:59:47 | Other musicians

boy altoの魅力(その1)の投稿に関し、ちょっとだけ訂正お詫びです。

ペーター・シュライヤーの少年時代の録音の中から、1曲フルで聴けるサイトを紹介していたのですが、ちょっと・・・著作権上問題がないのか気になりました。

実は、そのサイトでは他にも沢山のボーイソプラノ/アルトの作品を試聴ではなくてフルで聴けるようにしてあって、Harry のMy Own Countryの中からも1曲上がっていて、おまけにそのジャケット中身の写真まで出ています。それは以前から見つけていて気になっていました。

私自身が、著作権問題でうーん???と思うサイトにはリンクできないので、今削除しました。大変失礼しました。

なお、吉岡さんへのレス中にも書いていますが、Amazon deでは、試聴できますので、シュライヤーのボーイアルトを全然聞いたことがない方は、ぜひ少しでも味わってみてくださいね。

 仕事焦ってきたので、週末までどのカテゴリも多分更新なしです。皆さんのとこへもコメントにいけないかも。

 


Boy altoの魅力(1)― P. シュライヤーの少年時代

2007-05-03 23:14:01 | Other musicians

ウイーン少年合唱団が今年も来日し、2カ月にわたって全国をツアーしています。この合唱団の日本公演は毎年?の恒例行事のようなもので、取り立てて話題になることもないくらいですが、今年はちょっと特筆すべきことがあって、多くのメディアに採り上げられていますね。

この合唱団の500年以上にわたる歴史の中で、初の日本人団員が、「来日」しているからです。シマダ・カイ(佳維)くん。10歳でウイーンに渡りこの合唱団のオーディションに合格して寄宿舎に入り、現在13歳とのこと。記者会見では、美しい声でドイツ語で挨拶をし、彼がいかに厳しい環境の中で大変な努力をしているかということがひしひしと伝わってきました。

ただ・・・・話題性ばかりが先行して、この「初の日本人ウイーン少年合唱団員」ということばかりクローズアップされているようですが、私は、彼が(世界的に通用するレベルの)ボーイアルトだということのほうに、もっと関心があります。肝心の彼の歌声が聞けるCDはあるのでしょうか?

The Boy Choir & Solist Directoryの'Boy altos'のページには、現在62名がリストアップされていますが、シマダくんの名前はありませんね。。。このリストに載るには、ある程度のソロレコーディングを残していなければなりませんし、やはりシマダくんはアルトのパートの一員ということで、ソリストとして抜擢されるにはちょっと・・ということなのでしょうか。今回の公演をご覧になった方、彼のソロがあったかどうか、教えてください。

ちなみに、このシマダ・カイくんの大先輩にあたる、日本人ボーイアルトの草分けとして、村上 賢くんと諄(あつし)くんとおっしゃるご兄弟の名ボーイアルトの存在があったことを記しておきたいと思います。詳細は、ボーイ・ソプラノの館「日本のソリスト」53、61をご覧くださいね。

                      *********

ボーイソプラノの華やかさに比べると、地味なので、どうしてもそのサブ的な存在にしか思われないボーイアルトですが、優れたボーイアルトのソロは、ある意味、トレブルよりも衝撃的で、深く胸に響くものです。

トレブルよりも衝撃的・・というのは、私には技術的には説明できないのですが、ともかく、アルトはトレブルのようなclarity(透明さ)や、  brilliance (輝き) 、また装飾音によるきらびやかさのようなもので勝負するものではなくて、あくまでも淡々と知的に聞かせるものなので、絶対に「子供らしい可愛らしさ」ではごまかしが効かなくて、声量の安定した、本当に歌の上手い子でないとできないと思うのです(←語弊があればすみません)。

私が初めてボーイアルトの美しさを知ったのは、ドイツの巨匠ペーター・シュライヤーの少年時代の録音でした。入手したのは、20年近く前だったと記憶しています。当然LP盤です。とっくに廃盤だと思います。ジャケットをデジカメで写してみました。

Peter Schreier

Vom Knabenalt des Dresdner Kreuzchores zum Lyrischen Tenor’

ペーター・シュライヤー 少年時代からリリックテノールまで 

(ドレスデン十字架合唱団のペーター・シュライヤー)

ドイツシャルプラッテンレコード 

発売元: 徳間音楽工業株式会社 ET-5140 2,500

A面が、ボーイアルトのソロで、B面がテノール初期のもの、というユニークな構成で、A面の曲目は次の通り:

1.  Agnus Dei  「アニュス・デイ」   (J. S. バッハ ロ短調ミサ曲BW V232より)

2. Es ist vollbracht 「マリア、全ては終わりぬ」 (J. S. バッハ ヨハネ受難曲BW V245より

3.   Es kostet viel, ein Christ zu sein 「キリスト者たるは値いと高かり」  (J. S. バッハ シュメリス集BW V459より)


4.   Was hast du verwirket   「汝何を失いか」 (H.シュッツ アルトと通奏低音のための宗教曲 SWV 397より)

5. Die Koenige 「3人の王」 (ペーター・コルネリウス 東の国からの3人の王たちより)


6. 
Simeon 「シメオン」 (ペーター・コルネリウス クリスマス歌曲集 op. 8より)

7. De profundis 「深き淵より」(詩篇129) (ルドルフ・マウエルスベルガー ドレスデン・レクイエムより)

1949年から51年にかけて、つまり、シュライヤー14歳~16歳(!)にかけての録音で、彼も当初はソプラノで後にアルトに変わったと書いてあることから考えても、変声期ぎりぎりの最も円熟期のものだと思われます。もう、私の家にはLPを聴けるシステムがないので、10年くらい前まで聴いていた記憶で書いているのですが、とにかく素晴らしいです。完璧な技術と知性に支えられたボーイアルトの最高傑作、人類の宝だといえるでしょう。

私の持っているLPは勿論CD化され(全く同じ構成というわけではありませんが)、アマゾンGermanyのみで入手できるようです。ドイツ語に堪能な友人に助を借りて私も購入しておかなければと思っています。

BCSDのこちらも参考に。

私は特別シュライヤーファンというわけでもなく、最近の活動(指揮者としてなど)のことも詳しくは知りません。Deoさんなどお詳しい方が沢山いらっしゃるので、私がここで採り上げるのも僭越ではあるのですが、、とにかく彼のボーイアルトを紹介したかったのです。

ボーイアルトについては、あと、テルツ少年合唱団について述べなければなりませが、また忙しくなってきたので、今日のところはここまでです。近いうちに「ボーイアルト(その2)」をアップしますので、引き続きお付き合いください。

 

 
  
  
  
 
  
  
  

 

 

 

 

 

 


「千の風」と'Do not stand'

2007-03-09 18:43:13 | Other musicians

昨年の紅白以来、秋川雅史の「千の風になって」が大ブレイクして、この歌およびその元になった英詩のことについては、あちこちのブログに採り上げられているようです。なので、今更私が二番煎じするつもりはないのですが、それでもやはり私なりの想いを書き留めておきたいと思い、遅ればせながら書いています・・・

秋川さんの朗々としたテノールで歌われるこのメッセージに心打たれ、初めて英詩の存在を知ったという人が多いようです。

Wikipediaにもその辺のところがまとめられています。原詩も細かいところが異なる3つのバージョンが存在するとのことですが、基本的なideaは同じ。

http://ja.wikipedia.org/wiki/Do_not_stand_at_my_grave_and_weep

この詩をもとにして、新井満がこの英語にほぼ沿った日本語バージョンを作って曲を付け、歌っていたのだそうですが、素晴らしい歌だということで、新垣勉、秋川雅史といった日本の名テノールがカバーしたと。

私はこの詩の存在をもっと前から知っていました。Liberaのサードアルバム'free'の6曲目がこれで、私がLiberaの中でも一番好きな曲のひとつだからです。こちらは、Robert Prizeman作曲、そしてBen Crawley、Joseph Plattという2人の名ボーイソプラノが歌っています(Benがリードを取り、部分的にJosephの声を重ねてデュエットしている)。

新井バージョンが長調で全体的に力強い感じなのに比べて、Prizemanバージョンは、短調で、もっと研ぎ澄まされた祈りのような曲調です。

Do not stand at my grave and weep
I am not there, I do not sleep.
I am a thousand winds that blow
I am the diamond glints on snow
I am the sun on ripened grain
I am the gentle autumn rain
When you awake in the morning's hush
I am the swift uplifting rush
Of quiet birds in circling flight
I am the soft starlight at night
Do not stand at my grave and cry
I am not there, I did not die

(この英語はWikipediaに掲載の3番目のバージョン。ただしLiberaのアルバムでは、最後の2行にさらに違いがあります。著作権の関係からLiberaバージョン英語はそのままここには載せられないと思うので、ここはWikiからのコピぺでとりあえず。)

6行目gentleと、10行目のsoftおよびstarlightが2回繰り返され、「秋は雨となり優しく(降り注ぐ)」「夜は星の光となり優しく(照らす→見守る)」というメッセージをさりげなく強調しているところ、そして、最終行のみさらりと長調に転調して「私は死んでなんかいない。(いつもあなたのそばにいる)」というメインテーマを明るく掲げているのが、とても素敵です。私は、Robert Prizeman氏の作曲の才能と音楽センスをきわめて高く評価しているのですが、この曲はとりわけそのことがよくわかる作品だと思います。それと、Benですが、彼はLiberaの歴代ソリストの中ではかなり頭声に近いしっかりした発声をしており、Prizeman氏も「彼は芸術家」と言っていたように、表現力の豊かさの点では飛びぬけていたのではないでしょうか。

Benのトレブルは、美しさのなかにも包容力があります。一昨年の東京公演の歳、思いがけなくサイン会があり、すっかり素敵な青年になった彼に直接サインをもらうことができました。すっかり舞い上がってしまった私はThank you….と一言いうのがやっとだったのですが、にっこり微笑んでくれて・・・ああ、幸せでした~~

去年の6月26日、栗之介が突然天国への階段を駆け上がったとき、このBenの歌声がどんなにか私を慰めてくれたか、とても言葉では言い表せないくらいです。実は、それよりほんの数日前にHarryのDie Schone MullerinがTadpoleより到着しており、待ちに待っていたものだけに、Die Schone Mullerinを聴きまくっていたときだったのですが・・・・26日以降しばらくは、さすがに、女の子にフラれたくらいで命を粗末にするヤワでおバカな粉挽き男の物語なんか、とても聞いてなんかいられませんでした。

その後、数カ月たったある日のこと、車の中でぼんやりラジオを聞いていました。リクエスト曲の紹介で「死者を悼む歌なのですが、愛する人を亡くした悲しみを歌っているのではなくて、死んだ人が、その愛する生きている人に対して『悲しまないで』と呼びかけるメッセージです。」というふうにアナウンサーが言うので、私はすぐにぴんときました。Liberaの曲とは別のものが、日本人によって歌われていたんだなと・・そのときかかったのは、どの歌手のものだったか覚えていませんが、冒頭「私のーお墓のまーえでー泣かないでください~~そこに私はいまーせん、眠ってなんかいませんー」というのが、もろ直訳なんだけどちゃんとはまっていて、びっくりしたものです。

今あらためて秋川さんの歌を聴くと、「夜は星になってあなたを見守る」というところで、どうしても涙があふれ、しばらく立ち直れないくらい泣いてしまいますね...。母国語でこういうふうにダイレクトに語りかけられるとやはり迫ってくるものが大きいです。

YouTubeにちゃんと。

http://www.youtube.com/watch?v=4Ut28zko1CU 

(これ、紅白の録画なんですね。ここで紹介するのに著作権上問題がありましたら、すぐに削除しますが・・・)

Benの歌もぜひ聴いてくださいね。

http://www.youtube.com/watch?v=OVY_OpWQyoE

新垣さんのも聴いてみたいです。余談ですが・・・彼は武蔵野音大卒ですが、音大の前に福岡の西南学院大学の神学部を卒業しておられ、バプテスト派の牧師さんだったそうですね。西南学院は私の母校なので(文学部外国語学科卒です)、嬉しくなりました。母校でリサイタルをされていたのも知りませんでしたが(なんと入場無料で)!

http://www.seinan-gu.ac.jp/university/new/2002/0514.html

http://www.jvcmusic.co.jp/-/Discography/A017661/VICC-35003.html

月並みすぎる言葉なのですが、、、音楽ってほんとにいいものですね。音楽なしでは絶対生きていけないです。

 

 

 

 

 

 


Connor Burrowesファンサイト立ち上げに寄せて

2007-02-25 00:23:30 | Other musicians

HarryのBCMインタビューで、Connor Burrowes君の話が出たのは、びっくりしたというか、「胸キュン」でした・・・

「20世紀最後の天才ボーイソプラノ」と言われたConnor・・・彼の声(timbre)は、Harryのようなシャープで硬質なタイプとはまた違う、柔らかくて温かみのある独特の味わいをもつもので、BAC最後のアルバムとなった'In Paradisum'の'Pie Jesu'は、数あるフォーレのレクイエムのボーイによる録音の中でもずば抜けた名歌唱だと私は思います。実際、私はフォーレのレクイエム自体が大好きで、いろんなchoirの録音を集めていますが、私のお葬式のとき、どのボーイソプラノのソロを流してほしいか1つ選べと言われたら絶対Connorのです。 Harryのでもありません、こればっかりは。

BACの10年にわたる活動の途中で変声を迎え、Harryたち後輩を指導しながら、確かに、自らもバリトン歌手として新たな道を切り開いてたように思われていたのです・・・しかし、'In Paradisum'で芽吹いたばかりの爽やかなバリトンの歌声を少しだけ聴かせてくれた後、彼は音楽シーンからぷっつりと姿を消し、その後の活動の情報は何も入ってこなくなりました。現在、Connor Burrowesで検索をかけても、注目すべき新たなニュースなどは皆無だと思います。

BACを長年応援してきた昔からのファンの方たちは、とても辛い思いでBACの終焉という現実を受け入れておられると思います。Connorの歌声は、それぞれの美しい「想い出」として大切に胸にしまって・・・

そんな中、注目すべきブログが開設されました! Connorのファンサイトです!

'A brilliant singing voice: Japanese unofficial fansite for Connor Burrowes --  How can I keep from singing?'

http://blogs.dion.ne.jp/bsv/

オーナーのSatomiさんは、もともと声楽を習っていたことがおありで、今も音楽に関わるお仕事をされているのですが、ボーイソプラノに興味を持ったのは、なんと「コーラス」を観に行ってからだという、大変フレッシュなボーイソプラノ愛好者で、Connorファンとしてもまだペーペー(失礼!)です。しかし、その情熱というか研究熱心さたるや、並大抵のものではありません。とにかく、上記ブログを訪れてみてくださいね。彼女のConnorへの真剣な思いが理知的に語られています。

今更Connor Burrowesのファンサイトなんて・・・奇特(?!)な人もいるもんだとさえ言われるかも。。。世界中でも唯一のConnorサイトであることは間違いないと思います。だからこそ、誇りをもって頑張って欲しいものです。

・・・というか、私の場合よりも、情報・ネタの点でははるかに厳しい(限られた)状況のなかで、今できることをやろうというSatomiさんの行動力と努力に、私の方が励まされる思いなのです。

私もHarryのadmirerとしては随分遅れて来た人間です。かろうじて、変声直前に好きになり、その絶頂期を少しだけリアルタイムで知ることはできましたが、そのソプラノも、もはや過去のものです。今後、音楽を続けるのかさえ未知数の学生さんのことをどれだけ(どうやって)これからも応援していけるか、わからないのですが・・・当サイトもおそらく世界唯一のHarry ファンサイトだと思いますので、自分の熱意が続くかぎりはやっていこうと思っています。できれば、ブログではなく本格的なHPにdevelopしたいのですが、とにかく忙しくて取り組む時間がなく、今しばらくはこのブログという枠組みになりますが、これからもどうかよろしくお付き合い下さいね。

なお、Satomiさんと私は、BACのファンサイト(FBAC)上で知り合った仲間で、FBACのフォーラムでいろいろと熱く語るなかでそれぞれに自分の特に愛するソリストのファンサイトへの構想をもちました。FBACも昨年いっぱいでクローズとなりましたが、花壇をつくりこつこつと土を耕してくださったオーナーのMilizさんへ、あらためてお礼を申し上げたいと思います。

 


ウイーン少年合唱団の「戴冠式ミサ」

2007-01-31 22:45:46 | Other musicians

私のボーイソプラノ熱の「ルーツ」というのは、もう25年以上も前に遡るのですが、本格的に夢中になってコレクションを始めたのはそれから数年後、ようやく、LPに代わってCDが音楽メディアとして一般的になった頃でした。

その、私を本格的に夢中にさせた衝撃のCDが次の2枚でした。

① アレッド・ジョーンズの日本デビュー版「天使の歌声」(Victor VDC-1222) (1983年録音)

すでに廃盤ですが、内容はこれとほぼ同じ。

http://www.boysoloist.com/album.asp?AlbumID=2054&ArtistID=58&gid=170

② ウイーン少年合唱団 モーツァルト、ミサ曲ハ長調 K.317「戴冠式ミサ」(Philips PH 411 139-2) 1983年録音 (①と同じです!今気付きました・・偶然とはいえ、いい時代だったんだなあと・・)

これも国内盤でしたが、どうも廃盤らしく、いくら検索しても、販売しているところがありません。

そこで、デジカメでジャケットを撮ってみました(ずっとスキャナが壊れたままなので、しょぼい画像でお恥ずかしい・・。本当はとても素敵な金色です)。

Mass in C K. 317, 'Coronation' ('Krönungsmesse'<戴冠式ミサ>)と、Missa brevis in C, K.220 ('Spatzenmesse'<雀のミサ>) が収録されており、ソプラノとアルトのソリストがウイーン少年合唱団なのですが、当時の方針通り、個人名は明記されていません。テノールはPeter Jelosits、バスは Gerhard Eder。Chorus Viennensis/Wiener Symphoniker/Uwe Christian Harrar。

当時、HNK-FM放送で、「バッハ音楽歳時記」という素晴らしい番組があっていました(1986年放送)。樋口隆一という慶応大の先生(著名なバッハ研究家)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/458276374X/249-6689439-1609140

がDJをやって、バッハをはじめ、バロックから古典派にわたる名盤を独特のソフトな語り口で紹介していたのですが、この番組でこのウイーン少年合唱団「戴冠式」がかかったので、エアチェック(ラジオの音楽をカセットテープに録音するという意味です~)し、さらにCDを買い求めたわけでした。

1曲目 Kyrieからいきなり朗々と響き渡るボーイソプラノのソロに、本当に驚いたものです。5曲目Agnus Deiがまたなんと気品に満ちていることか・・。アレッドの単独録音の歌曲集とはまた違う、オーケストラと合唱とのハーモニーの中できらめく力強い少年の声にただもう圧倒され、ボーイソプラノというものはすごいものなんだなあ・・・とつくづく思いました。

Harry のCDとはまた別の意味で、私にとってはとても大切な宝物の1枚です。

なお、こちらのサイトのリストによれば、1963年にもウイーン少年合唱団でK.317 の録音が行われているらしいので(こちらは指揮がハラーではなくグロスマン)、2種類あるようですね。

http://www.marimo.or.jp/~chezy/mozart/op3/k317.html

また、DVDで「モーツァルト・セレブレーション~ウイーン・シュテファン大聖堂での生誕250周年記念祝賀演奏会」というのが出ていて、

http://www.jbook.co.jp/p/p.aspx/3173023/s/

この中にもK.317の演奏が含まれており、これが最も新しい演奏らしいので、購入を考えているところです。

ところで、ちょっとFM放送の話に戻りますが・・・

今でこそラジオ自体をもう殆ど聴かなくなってしまいましたが、(運転中くらいしか聴かないですね)、長崎県の片田舎で、高校時代までと20代後半の数年を過ごした私にとって、FM放送は欠かせない情報源でした。ロックの新譜は渋谷陽一の「ヤングジョッキー」でまず聴いてから、LPを購入していたし、私にとってはまだ未知の分野だったクラシックの名曲をいろいろ教えてくれたのも、FMでした。いわゆる「エアチェック族」の典型でしたからね・・・ 今ではこの「エアチェック」という言葉自体死語になりつつあるのでは?? 

Curraghさんのブログ等でも話題になっていたように、NHKがFM放送自体を廃止する案が一時持ち上がっていたらしいですね・・・

http://curragh.sblo.jp/article/828220.html

http://curragh.sblo.jp/article/897850.html

かろうじて存続という結論になったそうで、よかったです・・

↓Curraghさんの名言です。

NHK-FMって往年の「名曲喫茶」みたいな存在だと思うのです。受け取るのはコーヒー代だけでいろんな音楽が聴き放題、みたいな。  

 

 

 


懐かしのSimon & Garfunkel

2007-01-13 22:52:34 | Other musicians

Aledに続いて、私の愛するその他のボーイソプラノたちについてどんどん語ろうと思っていたのですが、急遽お知らせがてらアップしたいことがあり、そちらを先に・・・

サイモンとガーファンクル」といえば、愛着があるという皆さんも多いと思いますが、そのカバーバンドが4つ集まってライブを行います。

  'LIKE A SIMON & GARFUNKEL'

1月20日(土)開場17:30、開演19:00。
都内曙橋のライブハウス「BACK IN TOWN」にて

http://homepage3.nifty.com/backintown/frame_main.html

中ほどの右側に

Live Schedule
ライブスケジュール情報
Please click

というところがありますので、クリック→左側メニューのThis monthをクリック。少しスクロールして20日(土)のところをご覧ください。(メニューのところに載っている番号に電話するかまたは「ネット予約」をクリックして座席をご予約ください。チャージはたったの1050円!)

出演バンド名

ぶっくえんど
The Side Of A Hill
New Jersey Turnpike
South American Tune

実はこのSouth American Tuneのメンバーのお1人Yamatoさんが、私の仕事関係の大先輩なのですが、仕事も趣味も完璧にこなすスーパージェントルマンです。私も聴きに伺いたいのですが、月末納品の仕事で青息吐息のため(これでも)残念・・・ 

Yamatoさんご自身のお言葉より抜粋します・・・

「・・・友人とトリオ組んで出演することになりました。友人というのは南米音楽(いわゆるフォルクローレ)をやってる連中でして、一人はチャランゴという小型の弦楽器、もう一人は各種の笛を使いこなします。サイモン自身、チョー有名な「コンドル」以外にも、南米のグループをバックにした曲をやっていますが、そういう曲も含め、S&Gナンバーを南米民族楽器によるサウンドで演奏し、付け焼刃によるコーラスにも挑戦します。

所詮はアマチュアの手慰みですから、出来栄えについては期待していただくわけには参りませんが、まあ話の種程度のものとして、お気軽にお越しいただければ幸いです。もっとも、我々以外のグループはきちんとしたレベルの演奏をしますので、充分にお楽しみいただけるかと。」

S&Gは、私も小学校高学年からよく聴いていました。私にとって、彼らは元祖「シンガーソングライター」だったと思います。だいたい私は「歌うだけの歌手」にあまり価値を感じない方です。(だから所謂「歌謡曲」が昔から嫌いでした。)自分で作詞作曲してそれを歌って表現できなければ意味がないと思っていました。S&Gはそういう意味で私が最初に尊敬した歌手で、ポール・サイモンの生み出す繊細な詩と美しいメロディが大好きでした(ソロ活動を始めてからの彼の歌声がまた繊細で・・・)。

S&G以来、Elton John, John Denver, John Wetton (あらぁ~ジョンさんばかり)、Robert  Lamm (Chicagoのボーカリスト)などそういう多くの自作自演フォーク歌手やロック歌手に夢中になりましたが、今の私が最も敬愛する歌手、Harry Severは、自分で作らないという意味では、典型的な「歌うだけの人」です。それ程、彼の声そのものと歌い方が(それだけで)私にとっては衝撃的だったのです。なんでもいい、その人が歌ってくれるだけで満たされる。そういう人が現れるとは、私自身全く予期していませんでした・・・。

と・・どうしてもHarryのことに話がそれてしまって失礼しました。とにかく、皆さんもそれぞれに「S&G体験」をお持ちだと思います。ハイレベルのカバーバンドの演奏を楽しみながら、懐かしい思いに浸るのはいかがでしょうか。

 WikipediaよりS&G関係のリンク集: