ずっと多忙とはいえ、Poohカテゴリーがあんまり空っぽのままだと、KeikoはあんなにPoohを愛していると言っていたのはウソじゃないのかと思われちゃいますね・・
ワンポイントで、、というか、小出しに思いつくまま投稿していくつもりです。
なお、Poohについて検索していて、今初めて本サイトを訪れてこの記事をご覧になっている方は、この'Classic Pooh'カテゴリーが成立したいきさつについて、こちらとこちらの記事で知っていただければ、ありがたいです。
また、'Classic Pooh'という言い方は、厳密にいえば、シェパードの挿絵のことを指しますが(つまり絵そのもののことです)、本サイトでは、私の独断的見地から、シェパードの原画とミルンの原文が融合して作り出された原作の世界というものを、包括的に意味することをご了承ください。ディズニー版とは全く次元の異なる原作の深い魅力を、少しでも紹介できれば幸いです。
Classic Poohのキャラクターの多くは、実際にクリストファー・ロビン・ミルンが大切にしていたぬいぐるみを、そのまま登場させたものです。しかも、森の中で暮らす生きた動物たちとして描きながらも、ちゃんと、ぬいぐるみとしての可愛さも失わないように、巧みな場面設定がなされていることがわかる箇所が随所にあります(生きた動物と、無生物であるおもちゃという、本来矛盾するこの2つの世界を自由に行き来できるようにしたことも、この作品の愉しみを広げていると思います)。
その代表例が、ロバのイーヨーがしっぽをなくすお話でしょう!いつのまにか、イーヨーのしっぽがなくなっていることに、プーが気付き(イーヨー自身も全く気付いていなかった・・)、ぼくが探してあげると言って、まずフクロに相談に行きます。その結果すぐにみつかり(フクロの家のドアの素敵な引き紐になってしまっていたのでした・・・)、しっぽは、無事イーヨーのお尻に戻ります。ここで、クリストファー・ロビンが釘で打ち付けてあげるところが、いいんですよね。。。あくまでもさりげなく、ぬいぐるみであることを実感させてくれます。
ここで、プーがフクロに相談に行った際の2人のやり取りの中に、原文と日本語訳の観点からきわめて興味深いポイントがあります。それについては、次回に書きますね。時間に追われているため、今日は前置きだけで、お許しください!
写真は、クリストファー・ロビンが持っていた、プーのぬいぐるみと同じ型のテディベアです。1914年製、イギリスのファーネルという会社のもの。素朴ですね・・・山中湖湖畔のテディベアワールドミュージアムの展示物です。昨年10月に訪れた際、撮影しました。ガラスに光が反射して見づらくてごめんなさい。こちらに、もっとよく見える写真があります。