波佐見の狆

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那須お泊り会、とっても楽しかったね!

2016-09-27 11:55:22 | 狆 (栗之介・恵之介・光之介・十兵衛)

先週末、那須にて、狆おやばかお泊り会!皆様、大変お世話になりました。

我が家は、4月のお泊り会には行けなかったこともあって、とりわけ楽しみにしていました。

お天気が心配でしたが、土曜日はやはりまだ雨模様で、止んだ時を見計らって、ささっと散歩という感じでした。日曜は、待ちに待った青空!ドッグランを堪能できましたね。

光くんにとっては、2014年、2015年に続き、三度目の那須です。その間、メンバー交代もありましたが、光くんはあいかわらず、一番のでか狆!

じゃんじゃんお写真行きましょうか。

< まずは、お目もじをとっても楽しみにしていた、2人のニューフェイス坊や!>

「光おにいさん、初めまして~~鈴太ですっ」

「おっ、おっ、お手柔らかにね~」

あんよの長さは、光くんの上を行く?!

さん太くんとにこお姉ちゃん

 

< 以下、常連組のお兄さん、お姉さんたちですよ~~~ >

ずんだボーイズ!!青ちゃん、酸素上手に吸っていいお顔。惇ちゃんは、ガールズを眺め渡してウキウキ。それを見るおかあさんも、にっこにこ。

葵さま。まるお姉ちゃんといつも一緒だね。

 パパにあまあま。

光くんとにこちゃん、十日町絣コンビだよ!(並んでくれない・・

にこちゃん、とってもきれいね。

 

ひな大地家のみんな。

みんな、光弟におっかけ回され・・とりわけ今回沙羅ちゃんが猛アタックをうけてましたね~~~  

 

光くん、沙羅ちゃん猛アタック証拠写真。 伽羅ちゃん一筋だったんじゃないの??

北関東じゃにーずちーむ。

 

浴衣おべべ揃いぶみ~~!!! そして、光&ゆっき~お母ちゃん晴れ着ツーショット!!! どちらもゴージャスです。お母ちゃん、いつもありがとうございます!

桃くん、バーチャル参加!

 

やんややんやの集合写真~~~ 

エリーユキ家や、えんちゃんさん、ちゃちゃさんたちも、いつも参加してみんなを可愛がってくださって、感謝しています!

 

 

                            

< 那須番外編 >

土曜日のお昼を食べた「五色庵」。去年も寄りましたが、店内わんこOKで、店員さんたちも感じが良いです。

藤城清治美術館見学。ここも、去年も行ったのですが、とても癒されるところで、大好きですねぇ。。

友愛の森」の直売店で買ったお菓子や野菜の一部です。このパプリカ、柔らかくて甘いのよ。

チーズガーデン」の「御用邸チーズケーキ」 ぱぱの大好物。

めっちゃくちゃ楽しかったです!!また来年だね!!

 

 

 

 


乗馬のお道具その1 「拍車」

2016-09-11 15:53:11 | 乗馬

「ベーシック駈歩」レッスンに出るようになって、1か月。

前の記事に書いたように、最初のレッスンは予想以上に上手くいき、何周もスイスイ駈歩できて、90分間ずっと満面の笑顔でした。先生からもほめられっぱなし。

しかし、やはりというか、毎回そういうわけにはいきません。。。。さっそく、いろんな課題が出てきて、あたふたしてしまい、満面笑顔する余裕なし。。。

ともかく練習を積むしかありません!

 

さて、今日は、お道具編といきますか。

拍車」について、お話ししましょう。

そうです、物事の進行をさらに加速させる、という意味で日常よく使われる、「拍車をかける」という慣用句の語源となった道具です。

私の拍車です。

この、金属の突起部分(矢印)がポイント。上の青い部分は皮のベルトです。

このように、ブーツに結び付け、突起がかかとに来るようしっかり取り付けます。

この突起を、馬の腹に押し当てることにより、馬に、「もっと速く走って!」とか「もっと歩幅を大きく!」などという、指示(「扶助」といいます)を出すことができるのです。

基本的に、止まっている馬を発進させるには、両足のふくらはぎを、馬の腹に押し当て圧迫します(「脚」を使う、と言います)。そしてそのまま、ふくらはぎを腹に密着させておくと、ある程度は進み続けますが、馬も、乗り手から何らかの更なる扶助がないと、すぐさぼろうとするので、まもなくペースが落ちて止まったりします。そこで、拍車を腹にクイッ、クイッと、当てることによって、馬に注意を促し(刺激を与え)「もっと!!」と命令するわけです。

あるいは、常歩(なみあし)、軽速歩(けいはやあし)、駈歩のいずれの歩様の場合においてもですが、進み続けてはいても、だらだらと続けているだけの場合もありますから、拍車を効果的に使うことにより、動きをさらに元気にし、スピードを上げることができます。

なお、比喩的な表現では、拍車を「かける」といいますが・・・「○○の発展に拍車がかかった」など、物事について言うからでしょうね。乗馬では、生き物が相手なので、拍車を「使う」とか「当てる」と言っています。

ランダムハウス英語辞典に、動詞 spurの例文として、spur a horse (on) to jump over the fenceとあり、その訳が「 馬に拍車をかけて塀を飛び越えさせる.」と書いてありますが、変です。馬術の現場で「拍車をかけて」とは言わないと思います。障害物を飛び越えるときは強い扶助が必要なので、当然拍車が必要なのですが、「拍車を当てて」とか「拍車を使って」でしょう。

さて、こんな突起を腹に押し当てられて、お馬さんは痛そう、、、と思われるかもしれませんが、痛みを与えるような道具ではありません。先は丸くなっていますし、基本的には、あまり強く押すものではなく、チョイチョイという感じですかね。。。(場合によっては、強めに使ったりもしますが。)

私は、「ベーシック馬場」クラスに上がったころ(つまり、1年前)にやっと、先生に勧められて使い始めたのですが、それまでの2年半、今考えてみれば、よくぞ拍車なしでやっていたなと自分で驚くくらい、拍車の導入によって、馬の操作がずいぶん楽になった感じがしました。というのは、拍車なしだと、何かを「もっと!!」と命令したいと思っても、かかとを強く押し付けなければ伝わらず、このかかとを押し付けるというのが、ものすごく脚力が要るので、疲れ果てるのです。拍車の突起は、「点」に力が集中するので、かかとだけを使うよりずっと小さい脚力で、馬に刺激が伝わりますから、足が疲れません。「ベーシック馬場」以前に拍車無しで乗っていた馬に今乗ってみると、別馬かというくらい動きがよく、上手になったような気分がします。

こんなに馬のコントロールがやりやすくなる道具なのに、なんでもっと速く先生は勧めてくれなかったのだろう・・・とずっとと思っていたのですが・・・実は、乗り手の上達の度合いにより、拍車を導入する時期が決まるらしいのです。

つまり、初心者のうちは(しかも、へたっぴいは)、拍車をつけても、正しく使えない。拍車を馬の腹に押し付ける。。というとごく簡単に聞こえるかもしれませんが、馬の腹と一口に言っても以外と広いので、当てる箇所とそして当てる角度が問題でして、効果的に当てるのは、簡単ではないのです。特に私は、最初の2年くらいは、いつも足がブラブラして、馬体から離れてしまい、まるで安定しなかったので、そんな状態で拍車を使おうとしても、変なところに当たってしまって、馬に指示が伝わらず、馬を怒らせてしまう恐れすらあったというわけです。それで、やっと2年半くらいの時点で、拍車を使うお許しが出たと・・・ハイ、もちろん、ものすごく遅かったです。

ここで、「拍車」という言葉そのもののについて考えてみます。

拍車は、英語では、名詞・動詞ともに、spur ( / spɚ́ / )と言います。

この単語を、なぜ「拍車」と訳したのだろうと私は不思議に思っていました。なぜ「車」なのか??

そこで思い出したのが、西部劇などで見られる、ブーツのかかとについている小さい歯車のようなもの。これが、ウエスタンスタイルの拍車です。ワイルドな乗り方が醍醐味のウエスタンスタイルの乗馬では、拍車もやっぱり派手??なのですね。これを初めて見た日本人が、「拍車」と訳したのではないでしょうか??

(・・・というのは、あくまで私見というか推論ですけどね。なお、乗馬には、「ブリティッシュ」「ウエスタン」の二つのスタイルがあり、私の乗馬クラブでやっているのはブリティッシュだということを、こちらの記事で説明しましたね。)

日本人が初めてウエスタンの馬術を見て「歯車」だ!という印象を強くして、英語のspurに「拍車」という日本語を当てたのでは、と仮定すると、それ以前、つまり江戸時代からさかのぼって、戦国時代などでは、拍車を何と呼んでいたのだろう、、、と、気になりました。検索の結果、やはり、戦国時代には拍車を使っていなかったという、ことがわかったのです!これは驚くべき。

コトバンク」のサイトに、このような記載が!

「・・・ヨーロッパの中世の騎士はかならず装着し、鉄、金、銀製のものがある。日本では明治以後用いられている。<中略>

安土(あづち)桃山時代に渡来したポルトガル人は、日本の乗馬具に拍車がないと記している。江戸時代には拍車の訳名はなく、仮名で「スポール」と記し、明治初期は「刺馬輪」と和訳してある。拍車という文字は明治中期に現れ、現在は馬具としてより、「拍車をかける」という表現のことばとして盛んに使われている。日本大百科全書(ニッポニカ)の解説」という部分より、転載しました。】

「拍車」という言葉は明治中期に現れ・・か!やっぱりねえ・・・戦国時代は、脚とムチだけで、あれほど馬を巧みにコントロールしていたということで、日本の武将は本当にすごかったですね。

最後に、とても分かりやすい動画をみつけました。ウエスタンの拍車の実物を見せながら話をしていますが、このように、遠目には鋭いギザギザのようでも、先端は角を丸めてあるので、決して馬体を傷つけることはありません(ギザギザをグサッとやるのだったら、単なる虐待ですからね!)。