くまわん雑記

時々問い合わせがありますが、「くまわん」というのは、ある地方の方言です。意味はヒミツです。知る人ぞ知るということで。

昨晩の勘三郎闘病記を見ての雑感

2011年11月05日 | Weblog

いやー、小山三の元気なのはまことにうれしい。あの役者は歌舞伎の宝、いや日本の宝だと思う。末長くお元気で。

中村屋はやはり愛嬌のある役者である。それに何と言っても巧い。その点はまさにオヤジ譲り。先代勘三郎という人は、器用であるだけでなく、実に「芝居は間が大事」であることを教えてくれた役者である。それにあの眉による感情表現の豊かさは、今も懐かしい。場合によっては、「河内山」など兄先代播磨屋よりも納得のいく演じ方もあり、「松浦の太鼓」などでは、あの「間」による芝居の巧さは当代播磨屋も及ばない。

中村屋が病気になったと聞いたときには、先代も中年期に大病をしているだけに心配したものだが、どうやら回復しつつある様子。

長子勘太郎もなかなかに巧い役者である。この人は、顔全体のつくりに神谷町との血のつながりを感じさせると同時に、大伯父の先代播磨屋の若いころの面影をもとどめている。と、以前初代吉右衛門20代の頃の顔写真を見て思ったものである。

七之助もそれなりに腕を挙げている様子だが、ちらと移った「浜松屋」の弁天はいただけない。ひい爺さんの台詞回しを見て、よく研究して欲しいものである。どうも、発声にも問題があるように思えた。

鶴松も一寸見ない間に大きくなったし、ちらっと見てもやはりタダものでもない。この子のためにも、小山三と中村屋には長く元気でいてもらわねば。

中村屋一門には是非是非頑張っていただきたい。

ところで、中村屋に新宅、あの外観、いささか無粋でがっかり。まあ、他人の家のこととやかくは言いたくはないのですが、やはり「見せる」商売だけにご自宅もそれなりに気を配っていただきたかったです。

それから今時ちょっとヤバい映像もありました。旧宅でのパーティーの場面。どなたか見た目に明らかに酔い気味だったのでは?あの事件があって、あの場面はどないなもんでっしゃろ?

 

 

 

 

 

 

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