くまわん雑記

時々問い合わせがありますが、「くまわん」というのは、ある地方の方言です。意味はヒミツです。知る人ぞ知るということで。

日本人の「おもてなしの心」は、大したことない その2

2010年02月21日 | Weblog
空港ランキングのニュースをネット上で見たが、日本も「おもてなしの心」がそんなに大したものなら、アジアのそのほかの主要国際空港に劣るランキングというのはどういうことか。

日本人自身は、自国・自国民を評して、細かいところまで行き届くというが、もしそうなら、今回のようなランキングにはならないのではないか。

確かに、成田をはじめ日本の空港には「おもてなし」以外に、克服せねばならない点が多々ある。成田の乗り継ぎの不自由さなどその際たるものだが、日本の主要空港の問題点はそれだけではない。

とにかくエンターテイニングではないのだ。羽田のショッピングエリアが充実しているというが、あの空港ビル、構造的にくつろげない。特に、チェックインカウンター周辺の混雑ぶり、狭さ、座るスペースの少なさは致命的だ。

成田となると更に酷い。まずは第一ターミナル。あのトイレの狭さはない。古い建物で構造上仕方のないことという言い訳は客には通じない。店もおもしろくない。第二ターミナルもしかり。海外の大規模空港に比べて、何とも華がないというか、楽しめない。

日本人のいう「おもてなしの心」、確かに他国に比べて優れたところがないわけではない。だが、国内的には通用しても、対外的には「不便」で「不親切」な点もまた多々ある。そこに気付かずに自国の「おもてなし」を誇っているのだとすれば、「井の中の蛙」とはまさにこのことである。

ホテルの料金体系、いたるところでのスペースの狭さ(国土が狭いという言い訳は台湾の例を見るように必ずしも通用しない)、分煙の不徹底等、外国人観光客を楽しませ、くつろがせ、「また日本に」と思わせることを阻害する要素がいくつもある。

観光客を外から呼びたければ、香港、台湾、韓国といった「先進国」に素直に学ぶを乞うべきだ。

自己満足の「おもてなし」では、いつまでたっても「観光立国」が画餅のままだ。

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