くまわん雑記

時々問い合わせがありますが、「くまわん」というのは、ある地方の方言です。意味はヒミツです。知る人ぞ知るということで。

国会議員の資産公開は、「日本人はバカ」の証左

2010年02月09日 | Weblog
なんでそんなことをする必要があるのか?

要は、やっかみ、ねたみ、ひがみという世論の感情があってのことなのだろう。もちろん、過去に政治家のカネにまつわるスキャンダルが繰り返し起こり、それがきっかけとはなっとのだが、「根」というものを探れば、やはり人間だれしも多かれ少なかれ持つ感情に行きつくのではないのか。

要は、他人がカネを持っていることが面白くないのだ。しかかも国会議員のやつらときたら、地位も権力もある。そのうえカネまで、ということなのだろう。

しかしながら、鳩山首相が最高で16億。まあ、本人名義が16億ということで、某タイヤ屋の株式なんかあわせれば80億近い資産を持っているらしいが。かりに80億だったとしても、アメリカの国会議員連中から見れば「たかが」ということだろう。何100億、何10億という資産を持つ議員などざらにいる。かつて対日強硬派で知られたゲッパート等は、今から数年前で資産5,6億くらいで、議員のなかでは「貧乏」な方と言われたくらいだ。

政治にはカネがかかる。ましてや大統領選参戦ともなれば。カネの算段がつかねば参戦すらできない。できても途中で撤退した政治家も過去に何人もいた。桁が違うとはいえ、日本でも同じだ。選挙を含め政治活動にはカネがいる。だから、政治家のカネにまつわる問題は後を絶たない。カネがかかる制度がおかしい?カネのかからない制度も可能だ? 確かに、カネのある人間しか参加できない民主政治というものから、果たしてそれが「民主」なのかという疑念は払拭できない。今よりもカネのかからない選挙、政治が可能かもしれないとの可能性は欧州のいくつかの国にケースからうかがい知ることはできる。ただ、現状において、「カネがかかる」というのは現実であり、そうした現実があるにもかかわらず、あえて政治家に資産公開をさせ、しかも、昨今の鳩山首相に対する一部の批判も含めそれが場合によっては政治家に対する批判、支持率低下の原因にもなるというのはいかがなものか。

いかがなものかというか、政治家に資産公開等を求めて溜飲を下げる国民が、程度が低いのだ。要は、感情レベルでしか政治を見ていない。

資産公開を喜んでいるのは、マスコミだけかもしれない。だが、「そんなものもうよせ!」という声を巷で聞いたことはない。

いや、むしろ資産公開をうまく「ガス抜き」で使っているのは政治家のほうだ?それはありえるだろう。だが、もしこれが本当だとしたら、これこそ国民は「バカにされている」と怒るべきではないのか。

ところが現実は「鳩山総理はお坊ちゃんだから・・」ぐらいのねたみ、そねみ、嫌味くらしか聞こえてこない。マスコミの情報操作、歪曲を差し引いても、世間の政治家の資産への反応はおおよそそんなものではないのか?

鳩山、麻生程度のカネで「お坊ちゃん」なら、米国の政治家の多くは、お坊ちゃんどころか「王子様」、「王女様」のレベルだ。もっとも、食いっぱぐれた移民の子孫に「王子」、「王女」の品格はないのだが。

「資産公開なんかもうやめましょう」、そんな声が出てくるようにならなければ、日本の民主政治はまだまだ・・・ということなのではないだろうか?
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2 コメント

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Unknown (taka)
2010-02-09 08:00:44
お前、アメリカの議員の収入知ってる?何百億、何十億単位の人間なんてザラには居ねえよ。妄想が過ぎるぞ。
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www (kumawann)
2010-02-09 10:10:33
私、資産としか言ってませんけど・・・?
資産、です。わかりますか、日本語?

ちなみに、クリントン家が云々なんて言わないでくださいね。彼らドバイに別荘持ってますけど、米国政界では「貧乏人」の類ですから。
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