くまわん雑記

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石原都知事閣下、新党で国政復帰か?: タイミングとパートナー問題

2012年01月29日 | Weblog
保守の立場からすれば、民主党政権を打倒し、新たな政治の枠組を構築しようとするのであれば、やはり石原都知事にする声が出てくるのは当然のことなのだろう。

既に弱い80を目前にした爺様に今更という声も出て不思議ではないが、所謂保守陣営はそれほど人材不足なのだ。特に既成政党に飽き足らない保守層からしてみたら、既成政党にすっかり根を下してしまって期待しても期待外れか肩すかしのような発言や行動でがっかりさせてくれる安倍だとか石破では心元ない。かといってそれにかわる「保守」政治可は見当たらないというのが、現状である。

都知事閣下が何らかの形で組むのではないかと目されている橋下大阪市長についても、保守の目から見れば、果たしてどこまでこの人物が「保守政治家」とみなし得るのか、「得体の知れなさ」を感じてしまうのは、この人物に如何ともし難くつきまとう「胡散臭さ」からして致し方あるまい。

さて、都知事閣下これからいかがされるか?


まず、新党結成という方向でいくのであれば、そのタイミングが肝心である。そこを見誤りマスコミ、国民の関心を失っていった新党は過去にもあった。あえて桝添新党とは言わないが。「みんなの党」というポピュリズム臭ぷんぷんたる政党も一時の注目度たるや今はいずこである。

都知事の旧知の「盟友」亀井静香氏は、早々の立ち上げを望んでいるようだ。まあ巷間にある3月危機だとか6月解散を目してのことなのだろうが、都知事閣下は急いでの立ち上げには反対らしい。私もこの点は都知事閣下が正しいと思う。亀井氏は国民新党の民主党政権との関係もある、さりとてこのままでは一蓮托生で次の選挙では奈落に引き込まれてしまう。起死回生の生き残りをかけるなら、ここは新党結成しかないということなのだろうが、今新党を立ち上げたところで、急ごしらえにならざるを得ず、結局「保守」の結成のはずが玉石混交となり、かつ今のタイミングでは自民、民主からの離党を促せるほどの情勢でもあるまい。急いては事を死損じるではないが、亀井氏の事情に引きずられてはなるまい。新党結成への動きは止めずとも、今矢庭に結成に立ち至るべきではない。


次に、その亀井氏を含め誰と組むかである。まあ、亀井氏はいずれ新党結成後ではなく結成過程において「排除」せざるを得まい。もはや、国民世論は同氏にほとんど何も期待していないのではないか。かつては都知事とイデオロギー的に近い立場にある政治家として頭角をなしたが、国民世論が政治の刷新を求めつつある機運において、亀井氏の一連の発言は、民主党と連立を組んだとはいえ、その一方で政策的には「守旧」の印象を否めないものにしている。それに小泉郵政改革以来、この人は余りにも手あかがつき過ぎたし、残念ながらキャラ的には目をひくところもあるが(「静香」という容貌や言動とは真反対にフェミニンな名前も手伝って)、そのキャラゆえに一国の宰相たるの器、自らの命運を託するに足る指導者と目する国民は極めて少ないのではないか。そんな「耐用年数」切れの政治家と組んでの新党は、マイナス要因にしかならないのではないか。またあのようなクセのある老練な政治家を引き入れては、結成後の災いのもとにもなりかねない。この際、都知事閣下には「泣いて」切るしかあるまい。

橋下氏はどうする。がっぷりに組まない方が良いだろう。連携はしてもがっぷりに身内にしない方が得策だ。維新の会とも連携にとどめるべきで合同は回避すべきだ。繰り返すが、橋下は必ずいずれ石ももマスコミに負われる身となる可能性がある。あまり上を見過ぎればすっころんでしまうことになる。こればかりは生まれ持ってのものもある、致し方ない。分際をわきまえるしかないのだ。位人臣を極めるなどということを臨んではいけない人なのだ。残念ながら、それが今の世の現実である。

愛知の大村。所詮役者が違う。敵対しない程度にうっちゃっておけば良い。向うは名古屋の河村との関係もあるし、都知事と河村では同じ一橋出身とは言え、相いれない部分が多すぎる。大村は大した「薬」にはならない。三州に大物なし。家康豊田佐吉は例外とすべきだ。尾州、三州すなわち愛知県人に「刷新」は無理だ。行って過ごせば、その意味がよくわかるはずだ。なんとも面白みも新味もない華のない地域なのである。率直にいって「進取の気性」に乏しい。


石原という極めて強運のもとに生まれ、生後強運を得てここまで来た人物の今後の去就、これは国政の今後を占うに当分は無視できないもので有り続けるだろう。


追記 それにしても石原家には何がしか助言を与えるものがあってあれをああしているのだろうか。
   自民に身を置くとはいえ、御長男氏も「華」はないが、なかなかそう簡単には倒れないものを
   持っている。助言者がいる(いた)とすれば、どなたであろうか。



















































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