くまわん雑記

時々問い合わせがありますが、「くまわん」というのは、ある地方の方言です。意味はヒミツです。知る人ぞ知るということで。

福田内閣支持率低下、驚くには値しない

2007年12月17日 | Weblog
日経の調査によれば支持率が43%にまで落ちたとか。

当然と言えば当然の結果。私的には予想した通り。防衛省の問題に、年金問題(の再燃)、C型肝炎問題等、福田内閣発足当時には予期していなかった問題続出のなかで、43%はまだ「よし」とすべきところではないのか?

支持率は年明けをはさみまだ下落するだろう。

テロ特の問題は年初に解決するのだろう。衆院再可決をもって。かりにマスコミが批判的に世論を煽っても、世論はさほど煽られることはない、と私は見ている。某泡沫野党首脳は、NHKの討論番組で、参院の決定を無視するのは国民への冒瀆みたいなことを語気強くほざいていたが、「護憲」を標ぼうする政党が何を言うか!としか言いようがない。さすがに一時は福田内閣に高支持を与えた世論はこの点のバカ丸出し、政治的こんたん丸見えの節操のない低レベルな煽りには乗るまいと予測するのは、甘いのだろうか・・・?

テロ特問題への世論の反応にかかわらず、内閣支持率は下がり続けるだろう。年度末には年金問題が再焦点化する可能性もあるし、福田首相自身の認識はさて置き、世論が自民党の「公約」の存在を信じて疑わぬ限り、年度末に向けて再び年金がかまびすしくなる。長妻先生のメディア露出はまだまだ続く。同時に、舛添という政治家いや人間の軽さ、節操のなさ、あやしさがますます浮き彫りになる。メディアの匙加減では、独法問題にも今以上に注目が集まるかも。福田内閣ではこの問題どうしようもできないだろうし、どうにかする気もないだろうから、支持率的にはますますマイナスベクトルが働くだろう。

加えて、首相自身の世論感情を汲まない、ややもすれば逆なでするような記者質問への反応、言動。おそらく、あれが福田という「人間」をあらわしているのだろうが、政治家なら演技くらいしろよと・・。今の調子では、「私は薄情者、庶民の人情の機微などいささかも解さないのでござい」と何躊躇することなく公言しているようなものではないか。官房長官時代はあのクールな受け答えが受けていたが、官房長官時の手法が宰相になっても通じると思っていたとしたら、福田氏もいわゆる政治脳の乏しい人としか言いようがない。官房長官時代の時も、あれは演出とかではなく、素のままだったのだろうなあ、きっと・・。

福田内閣はいずれ終わる。ただ、その先には総選挙がある。福田内閣がジリ貧状態になった時点での解散・総選挙では、自民にとってマズイ。ならば、そうなる前に
、と考えても不思議ではあるまい。どうせ負ける選挙、どうせ議席を大幅に減らす選挙なのだ。傷を少しでも軽くするためのタイミングを見計らうことが、自民にとっては来年の政局上の最大の焦点になってくるのであろう。

ところで、マスコミの中には福田内閣を選挙管理内閣と見る向きもあるが、今後に成り行きによっては、テロ特や予算で区切りがついた時点で、福田内閣総辞職、そしてポスト福田で対選内閣を発足させる、というシナリオはないのだろうか・・。まあ、ないな。選挙で勝つためあるいは負けを少なくするための内閣を作るなら、その顔は今のところさしずめ麻生太郎氏しかいまいが、今の党執行部や麻生総理総裁誕生を阻んだ面々が党の手綱を握る限り、それはあるまいなあ・・・。でも、福田で選挙やって議席減らすよりはましだと思うけどなあ・・。そもそも、森氏をはじめとする面々、福田主班で選挙管理内閣になると本当に考えていたのだろうか?言いかえれば、福田が選挙のカンバンになると?選挙にらみでポスト安倍を考えるのであれば、福田ではなくむしろ麻生だったと思うのは、私だけだろうか?
コメント
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