「日本は東アジアにおいて孤立しつつある」というが・・・

だからどうしろというのだ？

答えは決まっている。北朝鮮問題に関して言えば、いたずらに対北強硬路線を取るのはよせということではないのか？

ではたずねたい。対北政策を転換し、制裁の手をゆるめ、人道支援を行い、国交正常化交渉を進展させたとして、我が国にとって何のメリットがあるというのか？

対北政策転換の結果北との関係が改善し、正常化されたとして、それによって拉致問題が解決するというのだろうか？私は拉致問題が「完全解決」などとは思ってはいない。もっとも、「完全解決」をどう解釈するかにもよるが、拉致被害者が全員返還されることをもってそう言うのだとすれば、おそらくそれは望むべくもないことであろう。反発を覚悟でいえば、最終的には「落とし所」を探り当てるしかない。少なくとも今のところ5人の帰国だけではまだ国民世論を納得させ得るような「落とし所」には達していないということだけは言えるが。我々は自国の主権が侵害されるという事態が何十年も前から起きておることに気付きながら、何らそれを阻止する手段を講じてこなかったのだ。その過ちは完全に取り返すことはできない。失われた時は取り戻せないのだ。この現実だけはつらくとも認めずばなるまい。そしてその自らを批判し、罵ることにもなる現実を踏まえて拉致問題を解決しようとしたとき、「完全解決」を望むのは虫がよすぎるといううものだ。それは絶対にかなわなぬ夢なのだ。

対北関係が改善されたとして、北が完全に非核化されないければ、我が国にとって北が脅威であることにはかわりはない。それは大陸の例をみれば明らかではないか。国交を樹立しようとも平和条約を締結しようとも、核武装した隣国は我が国にとっては脅威だ。しかも、北と言う国が国際信義にもとる行為に躊躇しないことも我々は知っているはずだ。平壌宣言にしても、北は事実上既に反故にしてきるではないか。そのような国が、国交を正常化したからといって、突然に「善人」になるなどと期待するのは、三田佳子の二男がもう二度とクスリには手を染めないであろうと期待するよりも虚しいことかもしれない。

そればかかりか、今北と若いして、我々は「過去の清算」というかたちで失うものは確実にあっても、安全保障を含め得られるものが確実にあるわけではない。拙速な日中国交回復もそうだったが、周囲の動きに浮足立って国交正常化を急げば、後になって失ったものの方が大きかったと後悔するだけだ。

日本は東アジアにおいて孤立しつつある。かりにそれが正しい現状認識だとして、
いたずらな宥和や妥協が果たして孤立に比べて損得差し引きして、得るものの方が多いと断定でるのであろうか？日本が対北政策を転換させ、「孤立化」を回避したとして、それによって得をするのは、我が国ではなく、その他の関係国ではないの
だろうか？

「孤立化」何するものぞと虚勢を張って突っ張りきれば良いというものでもないし、突っ張り切れるものでもあるまいが、心細さのあまりに浮き足だつことだけは
何としても避けねばなるまい。「孤立」という言葉に煽られることなく、よくよく
狡猾に他国ではなく我が国にとっての損得を見定めたいものである。

亀田と朝青竜

昨日奇しくも（なのかなあ？）スポーツ界の問題児2人の「謝罪」会見があった。

が、

まずは亀田大毅、「舐めるな、小僧！」と言いたい。それ以外に言うことはない。
ガキをあのように増長させてはいけないし、今更あの手合いは更生なんかできっこない。もうだめ。以前にもここで書いたように、あの連中に付ける薬なんかないということだ。

次に、ドルジ。ドルジの会見自体に対する評価よりも、相撲協会も、横審もなんなんだ、あの屁垂れた態度は。九州場所のガラすきに懲りたってか？そもそも、ドルジの「治療期間」と「謹慎期間」は別物にするのが筋だろうが？　蒙古への帰国は
謹慎のためではなく治療のはずだが？　ならば今治療が済み再来日となった今から、二場所の謹慎処分を実行に移させるべきではないのか？　治療なのか謹慎なのかあいまいな蒙古滞在では、なしくずしとか甘いと言われても仕方があるまい。蒙古でも約束違反の行為があっと報じられているが、相撲協会や横審はその点を追及しないのか？マスコミも会見ではほとんど突っ込まなかったが、何なんだヤツラの態度の豹変ぶりは？　あの獅子舞の頭みたいな風貌の女横審委員女子、あの婆さんも、当初の強硬姿勢とは打って変わって、のようだが、本心これでよしと思っているのか？

九州場所の客入りの悪さの一因が本当にドルジの不在にあるとしたら、我々一般人もちょっと甘いというか、了見違いしてないか？　そんなことだからドルジを増長させるのだ。相撲ファンなら「ドルジなんかいらねえ！」くらいつっぱろうぜ！たかが蒙古人の一匹にいいようにうっちゃられてるんじゃあねえよ！

ガキになめられ、蒙古のこれまた２７かそこらの青二才にもなめられ、これでいいのか！？