くまわん雑記

時々問い合わせがありますが、「くまわん」というのは、ある地方の方言です。意味はヒミツです。知る人ぞ知るということで。

これってどうなの? その1:「純情きらり」ならぬ「不純どんより」

2006年08月28日 | Weblog
NHKの朝ドラ「純情きらり」、正直言って単調なドラマ仕立てでつまんね。

でも、毎晩(米国での放映は現地時間の夜)夫婦で見ている。米国にいて見れるTVドラマって、ビデオをレンタルしない限り、テレビ・ジャパンしかたがない。べ現地の番組は、報道、ドキュメンタリーくらいしか見ないから。

それにしても、主人公の桜子、姉の亭主に横恋慕、このどこが「純情」なんだ!今日からタイトルを「不純どんより」に変えたらどうなんだ、ただでさえ陰気くさい話が延々続いているんだから。

その「陰気臭さ」の原因の最たるものが、ドラマの基調となっている歴史観であることはいうまでもあるまい。「戦前戦中暗黒史観」ってやつ一色で、反戦平和主義の主人公やその家族・仲間たちは、みなつら~い悲惨な思いをして生きている時代の犠牲者。昔の「おしん」なんかもそうだったけど、どういうわけだか、戦前戦中ものドラマの主人公はみ~んな体制に順応しない(できない?)平和主義者ばっか。大河ドラマの主人公が「いい人」ばっかみたいなのと同じで、筆者は正直言ってうんざり。そのうち、戦前戦中は「神州不滅」と「滅私奉公」を信じ、戦後も日本がすべて間違っていたわけではないと信じ続ける女性(あるいは男性)を主人公にした朝ドラって出てこないものだろうか。

どこまで続く「戦後史観」の泥濘ぞ・・・。
コメント
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