〔14.12.18.日経新聞:経済教室面〕
〈ポイント〉
○選挙後はアベノミクスの修正と追加が筋
○日銀はインフレ目標の再考と出口論急げ
○高齢者の意向に偏る選挙制度の大改革を
~以下、適宜抜粋~
現政権は今回の選挙結果を「これまでのアベノミクスが信任を受けた」と理解するかもしれない。しかし、そうした理解で従来の政策をそのままさらに進めようとするのは危険だ。
第一は、円安効果に期待す . . . 本文を読む
〔14.12.18.日経新聞:マーケット商品面〕
住友大阪セメントはセメントの再値上げを見送る。同社は今年夏に1トンあたり300円(東京市場で3%)程度の値上げを3年ぶりに浸透させたが、安定的に収益を確保するため、来年4月の再値上げを検討していた。
主要な需要家である生コンクリートメーカーの抵抗が主因だ。生コン各社は主原料の骨材(砕石や砂)が今年に入って値上がりし、収益が圧迫されている。骨 . . . 本文を読む
〔14.12.18.日経新聞:マーケット商品面〕
アジア市場の指標となる中東産ドバイ原油のスポット価格は17日、続落した。取引の中心である2015年2月渡しは前日比1.50ドル安の1バレル55.60ドルとなり、5年7カ月ぶりの安値を更新した。
前日に欧州市場で原油先物価格が下落した流れを反映した。米国の生産は依然として高水準で、需給の緩和が長引くとの見方が強い。
原油価格は11月の石油 . . . 本文を読む
〔14.12.18.日経新聞:マーケット商品面〕
ガソリンが一段と値下がりした。資源エネルギー庁が17日発表した15日時点のレギュラーガソリン店頭価格(全国平均)は前週比2.9円安の1リットル152.4円。22週連続で下がり約1年5カ月ぶりの安値だ。2週で計5円と下げ足を速めている。原油安を受けて元売りが卸価格を下げ、店頭に波及した。下げ幅は5年11カ月ぶりの大きさとなった。
自動車で . . . 本文を読む
〔14.12.18.日経新聞:マーケット総合2面〕
韓国ウォンが上昇基調で推移している。資源国を中心とした新興国通貨が急落する中でも、買われている。巨額の経常黒字を背景に、円やスイスフランなどと同様の逃避先通貨として見られ始めたとの見方も出ている。
17日の外国為替市場では、1ドル=1090ウォン前後で取引されている。16日には一時1080ウォン前後まで上昇し、約5週間ぶりの高値を付け . . . 本文を読む
〔14.12.18.日経新聞:マーケット総合2面〕
日本たばこ産業(JT)株が軟調だ。17日は前日比7%安の3107円とこの日の安値で引け、4月以来約8カ月ぶりの安値水準をつけた。11月4日の年初来高値(4193円)からの下落率は26%に達する。原油安によるルーブル急落を受け、ロシア市場でたばこシェア首位のJTの業績に対する懸念が広がった。
ロシアはJTの主力市場の1つ。同社の「ウィン . . . 本文を読む
〔14.12.18.日経新聞:マーケット総合2面〕
東京市場では、原油安によって収益面での恩恵を受けやすい銘柄への資金流入が目立ってきた。17日は日経平均株価が反発し、原油安で業績改善が見込まれそうな電力株や化学株の一角などが上昇した。電力料金引き下げの思惑から電炉株も堅調だった。もっとも、新興国経済への影響を懸念し、銘柄選別の動きも出ている。
17日は東京製鉄が一時前日比6%値上が . . . 本文を読む
〔14.12.18.日経新聞:マーケット総合1面〕
17日の日経平均株価は3日ぶりに小幅反発し、原油価格の急落をきっかけとした波乱相場にひとまず落ち着く兆しが見えてきた。ストッパー役としてにわかに存在感を示したのはやはり逆張りの個人投資家だった。
「市場は冷静さをだいぶ取り戻してきた」。17日午前、大和証券のトレーディングルーム――。寄り付き後まもなく上げに転じた日経平均を見て、沖宗 . . . 本文を読む
〔14.12.18.日経新聞:マーケット総合1面〕
円相場は3営業日ぶりに反落した。午後5時時点では1ドル=117円40~41銭と、前日の同じ時点と比べて7銭の円安・ドル高水準で推移した。
朝方は円買い・ドル売りが先行した。原油安やロシアの通貨ルーブルの急落を背景に、円を買う動きが優勢だった前日の海外市場の流れを引き継いだ。
ただ、円は次第に上値が重くなった。軟調な展開だった日経平 . . . 本文を読む
〔14.12.18.日経新聞:マーケット総合1面〕
日経平均株価は3営業日ぶりに反発。売り先行で始まったが午前中ごろから上げに転じ、じりじり上げ幅を広げた。前日まで下げがきつかったことから、自律反発を狙った買いなどが入った。前日の欧州株が持ち直し、原油先物相場も小反発したことも、投資家の不安心理を和らげた。
米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀金融政策決定会合などの結果を見極めたいと . . . 本文を読む
〔14.12.18.日経新聞:投資情報面〕
不動産業界で今年9月初め、時価総額首位が入れ替わった。三井不動産が1980年以降で初めて三菱地所を追い抜いたのだ。三井不は開発物件を投資家に売却して稼ぐ事業が強みだ。不動産市況の改善を追い風に収益の拡大期待が株価を押し上げた。対する三菱地所は東京・丸の内のオフィスビル群が収益の柱だが、賃料の回復には時間がかかっている。
「海外投資家の姿勢は . . . 本文を読む
〔14.12.18.日経新聞:投資情報面〕
企業向けのインターネット広告制作やスマートフォン(スマホ)向けゲームの開発、配信を手掛ける。エンジニアやデザイナーなどコンテンツ開発に携わる社員が全体の9割を占める。ユニークな広告やゲームの着想に強みを持つ。足元では他社のスマホゲーム向けに画面の録画機能などを提供する「Lobi(ロビー)」が好調で、サービスを導入する開発会社が増えている。広告事業 . . . 本文を読む
〔14.12.18.日経新聞:投資情報面〕
医療機関向けの非常勤医師紹介サイトを運営する。医療機関から得る手数料収入が主な収益源だ。1万5000人の医師会員を抱え、首都圏の大学病院など約6000の医療機関に非常勤医師を紹介している。独自のシステムを使って自動的に医師を紹介するのが特徴で、募集から契約までをインターネット上で完結できる。医療機関のコスト削減に加え、急患などの緊急時にも迅速に対 . . . 本文を読む
〔14.12.18.日経新聞:投資情報面〕
東京精密は2015年3月期の計測機器事業の営業利益が前期比1割程度増えて50億円強になりそうだ。自動車の生産拡大を追い風に、日系自動車メーカー向けなどに計測機器の販売が伸びる。主力の半導体製造装置は好不況の波が激しいが、増益基調にある計測事業が全体の収益を下支えしそうだ。
事業売上高は6%増の253億円になる見通しだ。計測機器はエンジンやシャフト . . . 本文を読む
〔14.12.18.日経新聞:投資情報面〕
アスクルが17日発表した2014年6~11月期の連結決算は、純利益が前年同期比59%増の8億8500万円だった。主力の法人向け宅配は、工場や建設現場、医療・介護分野に顧客を広げた。消費者向け宅配の「ロハコ」事業は先行投資が重く営業赤字だったものの、物流の効率化などのコスト削減効果もあり、全体の営業利益は12%増の16億円となった。
売上高は11% . . . 本文を読む