(日経9/20:日曜に考える グローバル面)
「(政府の)プロパガンダ(宣伝行為)に加担していたことをおわびします」
ロシアでは過激な政治番組が人気を集める(モスクワ市内の家電量販店)
ロシアの民間テレビ局NTVのベルリン特派員だったコンスタンチン・ゴールデンツバイク氏(32)は6月、インターネットのフェイスブック上で告白し、12年間勤めた局を去った。
「ウクライナのファシストがロ . . . 本文を読む
(日経8/23:総合・政治面)
【モスクワ=田中孝幸】ロシアのメドベージェフ首相が22日、北方領土を訪れた。3年1カ月ぶりの今回の訪問には自国が実効支配する地域を一切引き渡さない姿勢を内外に示し、安倍政権がプーチン大統領の年内訪日にかける領土問題進展への期待を打ち消す狙いがある。ロシア国内の景気低迷が深刻化する中、第2次大戦戦勝70年で高まる愛国主義に訴えて国内の求心力を維持する思惑も透ける。
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(日経8/5:投資情報1面)
「ロシアの景気悪化がここまで響くとは」と気を落とすのは、蛇の目ミシン工業の石水寛治取締役。約4割のシェアを持つ同国のミシン販売が落ち込み、4~6月期は欧州売上高が3割減った。連結純利益は8割減だ。特定の国に集中した戦略があだとなった格好で「世界販売の地域別の構成を組み直す」。
ただ「蛇の目ブランドはロシアで愛されていると感じる」と愛着は強いようで「いくら経済が落 . . . 本文を読む
〔15.3.20.日経新聞:国際1面〕
オバマ米大統領は9日、ホワイトハウスで欧州連合(EU)のトゥスク大統領と会談した後にこう強調した。「ウクライナの主権と領土保全の原則を確認した」。だが、オバマ氏の口からは「クリミア」という単語は聞かれなかった。返還が現実的でない以上、クリミアに言及することは自らの価値を下げかねないと判断している節もある。
ロシアは無視
警告する米国とそれを無視する . . . 本文を読む
〔15.3.19.日経新聞:国際2面〕
「親ロシア派武装勢力は捕虜を釈放しないどころか、強制労働に使っている」。記者会見でまくし立てる大統領にメルケル首相が寄り添った。「(ロシアは)停戦合意を守るべきだ」
メルケル氏はこの1年足らずの間にポロシェンコ氏と11回会談し、少なくとも60回は電話で話し合った。ウクライナ接近の一方でロシアとは距離を広げる。プーチン大統領が5月にモスクワで主催する . . . 本文を読む
〔15.3.18.日経新聞:企業1面〕
日産自動車は17日、ロシア・サンクトペテルブルク工場で生産調整することを明らかにした。同工場の操業を16日から31日まで一時停止する。ロシア経済が悪化して自動車販売が落ち込んでいることに対応する。同工場の年産能力は10万台で多目的スポーツ車(SUV)などを生産している。 . . . 本文を読む
〔15.3.18.日経新聞:国際1面〕
16日から18日にかけてクリミアでは編入を祝う式典が行われる(16日、シンフェロポリ)=ロイター
ロシアのプーチン大統領がウクライナ南部クリミア半島の編入を一方的に表明してから18日で1年がたった。国家の主権と領土の保全という冷戦後の国際秩序の根幹を侵害し、世界を震かんさせた。ソ連の継承国ロシアは自ら欧米諸国との間に再び分断線を引き、欧州の安全保障と . . . 本文を読む
〔15.3.14.日経新聞:国際2面〕
【モスクワ=石川陽平】ロシア中央銀行は13日の政策決定会合で、政策金利を1%引き下げ、年14%とすることを決めた。16日から適用する。中銀の利下げは2%引き下げた1月30日以来で、インフレ率の上昇よりも「経済が冷え込むリスクの方が大きい」と判断した。企業や個人向け融資の金利引き下げを促し、景気の大幅な悪化を防ぐ姿勢を明確にした。
中銀は13日、2015 . . . 本文を読む
〔15.3.4.日経新聞:国際2面〕
スーパーマーケットでも品不足が常態化し物価は高騰する(2月末、ウクライナ首都キエフ)=ロイター
【モスクワ=田中孝幸】ウクライナ中央銀行は3日、主要政策金利を19.5%から30%に大幅に引き上げることを決めた。親ロシア派武装勢力との停戦合意後も東部で不安定な情勢が続き、インフレと通貨フリブナの下落に拍車がかかっているのをくい止めるのが狙いだ。ウクライナ . . . 本文を読む
〔15.3.1.日経新聞:国際面〕
左:反政府派の集会で演説するネムツォフ氏(11年12月、モスクワ)=ロイター
中:28日、ネムツォフ氏の殺害から一夜明け、モスクワの射殺現場で献花する人ら=ロイター
【モスクワ=田中孝幸】ロシアの有力な反プーチン政権派指導者のボリス・ネムツォフ氏(55)が2月27日深夜、モスクワ中心部で銃撃されて死亡した。同氏はプーチン政権の対ウクライナ政策を厳しく批 . . . 本文を読む
〔15.2.21.日経新聞:国際1面〕
中国は25日、沿海部の江蘇省連雲港市と中央アジアのカザフスタンを結ぶ定期貨物鉄道の運行を始める。中国の習近平国家主席が提唱する「シルクロード経済ベルト」構想に基づく。豊富な天然資源を保有し、ロシアが勢力圏と位置づける中央アジアで中国の影響力を高める狙いがある。
シルクロード経済ベルト構想は、中国と欧州間を陸路で結ぶ地域の経済圏構想。東南アジアや中東 . . . 本文を読む
〔15.2.19.日経新聞:1面〕
【モスクワ=石川陽平】ウクライナのポロシェンコ大統領は18日、親ロ派武装勢力との戦闘が続いていた同国東部の要衝デバリツェボから、政府軍部隊が撤退したことを明らかにした。欧米諸国が強く反発するのは確実で、15日に発効した停戦合意は崩壊の危機に直面している。停戦合意をまとめた独仏ロ、ウクライナの4首脳は18日、事態収拾のために電話で協議する。(関連記事国際2面 . . . 本文を読む
〔15.2.16.日経新聞:国際面〕
【モスクワ=田中孝幸】ウクライナ東部で15日、同国とロシア、ドイツ、フランスの4カ国首脳がまとめた合意に基づき、政府軍と親ロシア派の武装勢力による停戦が発効した。政府軍の戦略的な拠点であるデバリツェボ周辺では双方のにらみ合いが続く。米国などのロシアに対する不信感は強く、ウクライナ東部の和平プロセスは不安を抱えての船出となる。(1面参照)
「深刻な状 . . . 本文を読む
停戦合意の具体策
○15日午前0時に停戦を発効
○親ロ派、政府軍双方の重火器を50キロメートル以上引き離し、緩衝地帯を設ける
○欧州安保協力機構(OSCE)が停戦と重火器の引き離しを監視、検証する
○紛争に関わった人々の恩赦と釈放
○親ロ派支配地域で地方選を実施するための協議を急ぐ
○ウクライナ政府による経済封鎖の解除
○ウクライナ政府が親ロ派地域でロシアとの国境の管理を回復
○親ロ派支配地域へ . . . 本文を読む
〔15.2.12.日経新聞:国際1面〕
【ミンスク=石川陽平】親ロシア派武装勢力とウクライナ政府軍の激しい戦闘が続く同国東部の危機打開へ、ドイツとフランス、ロシア、ウクライナの4カ国は11日、ベラルーシの首都ミンスクで首脳会談を開く。即時停戦の具体策で合意し、実行に移せるかが焦点。一方、親ロ派と政府軍はともに東部での戦闘をエスカレートさせている。
11日の4カ国首脳会談には、メルケル独 . . . 本文を読む