〔14.12.14.日経新聞:サイエンス面〕
地上で太陽を実現する核融合発電は「夢のエネルギー」といわれる。今世紀半ばの実現を目指し、日本と欧州連合(EU)の合同プロジェクトが日本で始まった。フランスに建設中の国際熱核融合実験炉(ITER)と連携し、必要となる技術の開発に取り組む。2019年稼働を目指す実験装置「JT60SA」の現場を訪ねた。
茨城県那珂市にある日本原子力研究開発機構の . . . 本文を読む
〔14.12.14.日経新聞:日曜に考える4面〕
外国為替市場で円相場は振れ幅の大きい展開となりそうだ。日米で市場が注目するイベントが多く、イベントの結果や当局者の発言で相場が揺れ動くだろう。1ドル=116~122円で推移するとの見方が多い。
注目は16~17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)だ。声明でゼロ金利を「相当の期間」続けるという表現を変えるとの見方が広がっている。実際に変え . . . 本文を読む
〔14.12.14.日経新聞:日曜に考える4面〕
今週の米株式相場はやや荒い展開か。先週は原油価格の下落に端を発し、ダウ工業株30種平均は週間で約680ドル下落。下落率は3年ぶりの大きさとなった。急ピッチで下落したため、買い戻しの動きが活発になる局面もありそうだ。
米連邦準備理事会(FRB)は16~17日に米連邦公開市場委員会(FOMC)を開き、金融政策についての声明文を公表する。実質ゼロ . . . 本文を読む
〔14.12.14.日経新聞:日曜に考える4面〕
今週(15~19日)の日経平均株価は、原油価格次第で神経質な展開になりそうだ。原油価格は先週、約5年7カ月ぶりの安値に下落。資源国の経済不安が意識され投資家は運用リスクを回避する姿勢を強めている。安全資産とされる円が買われれば、円高・株安につながる。年末休暇前に海外勢の手じまい売りが膨らむことも予想される。
前週の日経平均は乱高下した。 . . . 本文を読む
〔14.12.14.日経新聞:日曜に考える2面〕
韓国は、なぜ自国民向けのカジノを運営しているのか。聞こえてくるのは、ギャンブル依存症や街の乱れなど、暗い部分だけ。それでも何とか耐えているのは、生半可な決断ではなかったからだ。カジノ創設の機運がくすぶる日本には、その覚悟があるだろうか。
ギャンブラーのたまり場があると聞き、サウナを訪ねた。「睡眠室」と書かれた暗室は、男で半分ほど埋まって . . . 本文を読む
〔14.12.14.日経新聞:日曜に考える1面〕
――企業のROE重視の経営姿勢が、経済全体にはマイナスに働くと主張されています。
「経営の結果としてROEが高くなることには全く異存はないが、ROEを経営の目標にすると様々な不都合が生じると考えている。目標の実現のために、その妨げになるものが排除されるからだ。たとえば、ROEを上げるために賃下げやコストカットが常態化してしまう。結果とし . . . 本文を読む
〔14.12.14.日経新聞:予定・サーベイ面〕
♪もういくつ寝ると……。この歌が聞こえてきそうな季節になってきた。そろそろ年末年始に向け、慌ただしさが増してくる時期だ。そんな中で頭を悩ませそうなのが、お節(せち)料理についてではないだろうか。「準備する」「しない」。調査では準備派が52%で過半だったが、しない派も48%もあり、ほぼ拮抗。お節にはたくさんの料理が詰まっているように、お節へ . . . 本文を読む
〔14.12.14.日経新聞:企業面〕
リゾートトラストは中国で富裕層向けに会員制のがん検診サービスを始める。杭州市の現地企業と合弁会社を設立し、2015年10月に同市に検診施設を開く。検診で異常が見つかれば、現地の病院で治療する。費用は年間に65万~75万円程度かかるが、企業経営者や地元の有力者の利用を見込む。
リゾートトラストは子会社のハイメディック(東京・渋谷)を通じて国内で同様のサ . . . 本文を読む
〔14.12.14.日経新聞:企業面〕
トヨタ自動車は農業事業に本格参入する。ベビーリーフや発芽大豆を生産販売する熊本県の農業法人に約1億円を出資する。トヨタが農業法人へ出資するのは初めて。製造現場などの無駄を省く「カイゼン」の手法を活用し、より効率が良い農業を目指す。
農業法人の果実堂(熊本県益城町)に出資する。2005年4月の設立で、サラダ用などのベビーリーフで国内トップクラスのシェア . . . 本文を読む
〔14.12.14.日経新聞:企業面〕
民放大手が番組のインターネット配信に本格的に動き出した。スマートフォン(スマホ)や動画サイトの浸透で視聴様式が一変。放送法改正により、NHKが来春から本格的に乗り出すことへの危機感もあって、従来の“試行”状態から一歩踏み出そうとしている。「放送と通信」の融合が一段と加速しそうだ。
民放各社が取り組みを強化するのは、放送直後の番組をネットで配信して . . . 本文を読む
〔14.12.14.日経新聞:国際面〕
「経済が多様化されておらず、持続的な原油価格の落ち込みに脆弱」
米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズが5日、サウジアラビアの格付け見通しを1段階引き下げた。
中東産油国の近代化を支えた豊かな天然資源。しかし、ここにきての価格急落は、その経済構造の弱さを浮き彫りにし始めている。
中東最大の産油国サウジの経済は「なお石油に大きく依存している . . . 本文を読む
〔14.12.14.日経新聞:国際面〕
【リマ=宮本英威】ブラジル国営石油会社ペトロブラスは12日、2014年7~9月期の決算発表を延期すると発表した。延期は11月に続いて2度目。建設会社との契約を巡る汚職疑惑が広がっており、調査を進めているためだ。今後は15年1月31日までに決算を発表する意向を示している。
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〔14.12.14.日経新聞:国際面〕
13日、南京大虐殺記念館で演説する習近平国家主席(江蘇省南京市内)
【南京(中国江蘇省)=菅原透】中国の習近平国家主席は13日、江蘇省南京市内で開いた旧日本軍の南京占領時の犠牲者を追悼する式典で演説した。「侵略の歴史を顧みない態度や美化する言論に断固反対する」と述べ、歴史問題で妥協しない姿勢を見せ . . . 本文を読む
〔14.12.14.日経新聞:国際面〕
【ニューヨーク=稲井創一、山下晃】原油価格の低下を背景に、米国のシェール企業に金融市場からの圧力が高まっている。業績が悪化する懸念で株が値下がりしているほか、社債の価格も下落(利回りは上昇)し、資金力に乏しい中小シェール企業の先行きには不透明感が増している。資産の売却や投資計画の見直しなどで財務強化を急ぐ動きが出てきた。
12日のニューヨーク市 . . . 本文を読む
〔14.12.14.日経新聞:金融面〕
年金資金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が10月末にまとめた運用計画で、インフラや不動産、未公開株といった代替資産に5%の投資枠を設けた。GPIFの運用資産は130兆円。5%なら6兆円余りの資金が市場に流れ込む計算だが、「今後5年で見ても、上限に達する可能性は極めて低い」(三谷隆博理事長)というのが実情だ。
代替資産への投資が進ま . . . 本文を読む