(日経9/19:マーケット総合2面)
軟調な展開が続いていた金相場に底入れの気配が出てきた。米連邦準備理事会(FRB)は17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを見送った。今後の利上げは、ほぼ織り込み済みで、仮に実施されても値下がりは一時的なものになりそう。中国の株安などで世界経済の先行きが懸念される中、安全資産とされる金の需要が動き始めた。相場は転換期に入った可能性がある。
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(7/8日経:マーケット商品面)
チタンの価格交渉が3年連続の下落で決着した。鉱石からつくる中間製品で取引の指標となるスポンジチタンの2015年度の国内価格は、大口需要家向けが前年度に比べて3~4%安い1キロ1500~1990円となった。発電所関連や自動車部品向けの需要は内外で堅調だが、航空機関連向けは低水準が続き、需給が緩んでいる。
スポンジチタンは供給過剰感が強い
スポンジチタン . . . 本文を読む
〔15.3.12.日経新聞:マーケット商品面〕
2014年に世界で金の現物を最も多く買った国はインドだった。地金と金貨、宝飾の個人消費量は843トン。これに次ぐ中国は814トンだった。14年に鉱山から掘り出された金の半分超を両国が飲み込んだ計算だ。
この10年でアジアの金の消費が急増している。金の調査機関、ワールド・ゴールド・カウンシルがまとめたリポートによると、中国の消費量は04年の3 . . . 本文を読む
〔15.3.12.日経新聞:マーケット商品面〕
レアアース磁石はHV向けなどで需要が増えている
レアアース(希土類)の最大の生産国、中国が1月に輸出制限枠を撤廃した。輸出枠はここ数年、年間輸出量が枠の上限を下回る水準で推移していたため、輸出量や価格に大きな変化は出ていない。市場では、枠とともに設定されてきた輸出税の行方が焦点とみられている。
輸出枠撤廃は日米欧が中国の措置は協定違反だと . . . 本文を読む
〔15.3.3.日経新聞:マーケット商品面〕
ニューヨーク市場の在庫が03年以来の低水準
貴金属のパラジウムの相場が上昇した。主用途はガソリン車向けで、米国の自動車販売が堅調で在庫も低水準となったことが相場を押し上げた。円建ての東京市場では為替が円安にふれたことも重なり2014年12月以来の高値となった。生産国の南アフリカ共和国で人件費が大幅に上昇したため、隣国のジンバブエで安定確保を探る . . . 本文を読む
〔15.2.21.日経新聞:マーケット商品面〕
プラチナ(白金)の安値が続いている。ニューヨーク先物は20日の時間外取引で1トロイオンス1160ドル前後と2009年7月以来、5年7カ月ぶりの安値をつけた。1月下旬の直近高値から約1割安い。ディーゼル車の排ガス触媒向けの消費量のうち4割を占める欧州で、ギリシャへの金融支援問題を巡り景気の先行き不透明感が強まっているのが背景だ。
東京商品取引所で . . . 本文を読む
〔15.1.29.日経新聞:マーケット商品面〕
銀の相場が国内外で上昇した。貴金属のなかで割安感が強まり、買われた。東京商品取引所では28日、清算値が1グラム68.5円となり、前日比0.5円上昇。約半年ぶりの高値水準となった。
指標となるニューヨーク先物は28日の時間外取引で1トロイオンス18ドル近辺と、直近安値の昨年末から15%上昇した。
銀は金につれて相場が動くことが多かったが、最近 . . . 本文を読む
〔15.1.17.日経新聞:マーケット商品面〕
金の価格が上昇している。スイス国立銀行(中央銀行)の介入政策の見直しにより外為相場の動きが不安定になり、安全資産とされる金に買いが集まっている。ドル建て価格は4カ月ぶり、円建ては1年8カ月ぶりの高値をつけた。中国と並んで現物消費の多いインドの金の購入も増えており、当面は底堅い値動きになるとの見方が広がっている。
ニューヨーク先物は16日の . . . 本文を読む
〔15.1.6.日経新聞:国際面〕
【北京=阿部哲也】中国政府がレアアース(希土類)の輸出枠を撤廃したことが5日、分かった。対象は2015年の輸出分からで、所管する商務省が明らかにした。中国のレアアースの輸出制限を巡る世界貿易機関(WTO)の紛争裁定で、14年8月に中国側の「敗訴」が確定したことを受けた措置とみられる。
レアアースはハイブリッド車やスマート家電などハイテク製品に必要な素材だ . . . 本文を読む
〔14.12.09.日経新聞:マーケット商品面〕
円安を背景に円建ての金価格が一段と上昇した。東京商品取引所では8日の清算値が1グラム4653円で前週末比で14円高い。直近安値の10月末から1割上昇した。金価格が上がったことで貴金属店では売却目的の投資家が増えている。
指標となるニューヨーク先物は8日の時間外取引で1トロイオンス1195ドル程度で動いた。先週以降、1200ドルを挟んでも . . . 本文を読む