(日経7/16:企業面)
【ニソン(ベトナム北中部)=指宿伸一郎】出光興産はベトナムで建設中のニソン製油所について、2017年の稼働後に生産能力を最大で日量40万バレルと当初計画の2倍にする検討を始めた。同国のエネルギー需要は経済成長に伴い年5~6%伸びており、ガソリンなどが供給不足になる公算が大きい。出光は現地でガソリンや軽油の小売り認可も取得しており、参入時期を探る。
ニソン製油所は . . . 本文を読む
〔15.3.11.日経新聞:企業1面〕
昭和シェル石油子会社で太陽光パネル製造・販売のソーラーフロンティアは米国で大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設に乗り出す。スペイン自動車部品大手ゲスタンプが米国に持つ発電規模で計28万キロワットの開発案件を取得。2016年末までにすべての発電所を完成させ、独立系発電事業者(IPP)や投資会社などに譲渡する。国内市場の成長が鈍るなか海外事業を収益源に . . . 本文を読む
〔15.2.6.日経新聞:企業2面〕
コスモ石油は5日、10月に持ち株会社に移行すると発表した。石油製品の精製、ガソリンなどの販売、資源開発の3事業子会社を持ち株会社の傘下に置く。各事業の収益環境に応じて経営資源を最適配分する。ガソリンの国内需要低迷で石油業界では再編機運が高まっており機動的に動ける体制にする狙いもありそうだ。
持ち株会社は社外取締役が2人以上必要な「監査等委員会設置会社」と . . . 本文を読む
〔15.1.10.日経新聞:1面〕
原油価格の急落が石油元売りの業績を直撃する。JXホールディングスは2015年3月期の連結経常損益が約1000億円の赤字(前期は3023億円の黒字)になる見通しになった。従来予想より2800億円の悪化になる。原油の在庫で評価損が発生するためだ。原油安は多くの企業で利益を押し上げるが、資源関連など一部の企業は業績悪化を余儀なくされそうだ。
元売り各社は70日分 . . . 本文を読む
〔14.12.27.日経新聞:総合1面〕
石油元売り国内2位の出光興産が同5位の昭和シェル石油の買収交渉に入った。今春に水面下で始まった交渉には「陰の主役」がいる。昭シェルの筆頭株主、英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルだ。
資産売却相次ぐ
「アジアは製油所の新増設が続き、欧州も設備過剰だ。地域トップクラスの競争力がある製油所や付加価値の高い販売網を持たない国は見直し対象だ」。英蘭シェルのベン・フ . . . 本文を読む
〔14.12.22.日経新聞:1面〕
JX日鉱日石エネルギーは燃料電池車(FCV)の燃料となる水素を全国に供給する体制を整える。2020年をめどに国内10拠点で水素を生産する。販売面では主要な約2千店を対象に順次、水素スタンド(総合・経済面きょうのことば)を導入する。全国規模の供給体制を整えて、課題とされる地方での水素スタンドの新設に弾みを付ける。FCVの普及を後押ししそうだ。
JXエ . . . 本文を読む
〔14.12.21.日経新聞:1面〕
JX日鉱日石エネルギーは、昭和シェル石油の買収交渉に入った出光興産と国内の石油精製・物流で提携を維持する方針だ。互いに製油所を持たない地域でガソリンなどを融通する。JXエネは系列給油所への輸送費削減などの面で提携の合理化効果が高いと判断した。(関連記事企業面に)
JXエネの系列給油所は北海道で出光の製油所からガソリンや灯油の供給を受けている。自社の仙台 . . . 本文を読む
〔14.12.20.日経新聞:1面〕
中央:月岡隆出光興産社長、右:香藤繁常昭和シェル会長
石油元売り国内2位の出光興産は、同5位の昭和シェル石油の買収に向け交渉に入った。2015年度前半をめどにTOB(株式公開買い付け)を実施し、子会社化をめざす。買収総額は5千億円規模の見通し。ガソリン販売シェアは両社合計で30%と最大手のJX日鉱日石エネルギーに迫り、2強時代に入る。需要低迷や過当 . . . 本文を読む
〔14.12.19.日経新聞:総合2面〕
JX日鉱日石エネルギーが海外で初となる製油所建設に乗り出す。ベトナム国営石油会社のペトロリメックスと合弁で日量約20万バレルの原油処理能力を持つ製油所を新設する計画で、ガソリンスタンド運営も含めた製販での提携を検討。JXエネはインドネシアでも老朽製油所の近代化事業に参加を検討している。エネルギー需要の高い伸びが期待される東南アジアを新たな収益源に育てる . . . 本文を読む