（日経7/30：アジアBiz面）
兄弟の争いのどちらに義があるのか。一方の当事者の話だけでは判断できない。いずれにせよロッテという巨大グループの経営が創業者である重光武雄氏の意向次第でどうにでも変わってしまうのなら、お寒いガバナンスとしか言いようがない。
中核企業のロッテホールディングス（ＨＤ）は非上場企業だ。武雄氏の影響力は絶大で、主要な人事、投資などの重大な案件は武雄氏の意向で決まってい . . . 本文を読む
〔15.5.08.日経新聞：アジアBiz面〕
～６日付/韓国・毎日経済新聞～
米ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）がアジアの生産・輸出拠点を韓国からインドに移すことを検討しているという。ステファン・ジャコビ海外事業部門社長は「韓国は最近５年で人件費が50％も上昇した」と指摘、「工場を閉鎖する具体的な計画は無いが、競争力の維持には効率性を高めなければならない」と吐露した。
韓国ＧＭは生産拠点 . . . 本文を読む
〔15.3.27.日経新聞：企業２面〕
韓国サムスン電子が三井不動産に売却する予定のビル（東京・六本木）
【ソウル＝小倉健太郎】韓国サムスン電子は2015年度にも日本本社のビルだった「六本木ティーキューブ」の持ち分を三井不動産に売却する。売却額は数百億円となるもようだ。事務所はすでに東京・飯田橋に移転済みだ。03年の完成以来、同社の存在感を示す象徴だったビルを手放して課題である日本でのスマー . . . 本文を読む
〔15.3.14.日経新聞：アジアBiz面〕
韓国の鉄鋼最大手、ポスコの権五俊（クォン・オジュン）会長が14日、就任１年を迎えた。前任トップがまい進したＭ＆Ａ（合併・買収）による多角化路線を見直して本業回帰を宣言。海外の自動車メーカーに高級鋼を供給する体制の整備を急ピッチで進める。「選択と集中」はまだ道半ばだが、日本の鉄鋼メーカーとの正面対決は、これからが本番だ。
重要な取引が近くまと . . . 本文を読む
〔15.3.13.日経新聞：総合１面〕
【ソウル＝加藤宏一】韓国銀行（中央銀行）が12日、市場の予想外の利下げに踏み切った。０％台の物価上昇率が続いているのを受け、デフレ回避へ先手を打った。ただ利下げ頼みの内需てこ入れは、家計の無理な借金を膨らませるおそれがある。国際金融市場が動揺した際の資金流出を懸念する向きもある。
「低成長が長引き、景気回復の動きが止まれば、デフレに陥る可能性も . . . 本文を読む
〔15.3.5.日経新聞：アジアBiz面〕
ＬＧ電子が動画共有サイト「ユーチューブ」で公開した監視カメラ画像。中央でかがんでいるのが趙社長
サムスン電子とＬＧ電子。韓国を代表する電機２強が洗濯機を巡り法廷闘争を繰り広げている。サムスンが店頭に陳列してあった製品を壊されたと告発すると、ＬＧは証拠偽造の疑いなどで逆に提訴。13日に事実上の初公判が開かれる。現場の監視カメラ画像が残っており、事実関 . . . 本文を読む
〔15.3.4.日経新聞：国際１面〕
【ワシントン＝吉野直也、ソウル＝小倉健太郎】シャーマン米国務次官がアジアの政治指導者らに対し、「旧敵国」を安易に中傷すべきでないという考えを示したことが波紋を広げている。韓国側が「日本への肩入れだ」と反発する一方、米側はその反応に「驚く」といった応酬が続いている。一連のやり取りは米韓両国の微妙な関係を映し出しているともいえる。
「特定の国や指導者に向 . . . 本文を読む
〔15.2.26.日経新聞：アジアBiz面〕
韓国の主要企業の業績が振るわない。このほど出そろった2014年12月期決算では、輸出を主力とする造船や化学など重厚長大の製造業から、小売りやサービス業など内需型産業まで、幅広い業種で落ち込みが鮮明になった。ウォン高や中国景気の減速で輸出環境が悪化したほか、個人消費の低迷が直撃した。サムスン電子と現代自動車の２強もそろって減益となり、韓国経済はけん . . . 本文を読む
〔15.2.24.日経新聞：政治面〕
日本と韓国が金融危機などの際にドルを相互に融通する通貨交換協定が23日で打ち切りになった。日韓の外交関係の悪化が影響した。米連邦準備理事会（ＦＲＢ）が年内に利上げに踏み切るとの見方が強まっており為替相場の急落を防ぐ通貨防衛網には不安も残る。
日韓政府は通貨協定を打ち切る一方、５月23日に閣僚レベルの財務対話は再開する予定だ。通貨協定は2001年に始まり、 . . . 本文を読む
〔15.2.23.日経新聞：法務面〕
韓国公正取引委員会（ＫＦＴＣ）が独占禁止法の運用を強化している。韓国は競争政策についてアジアで最も進んだ国の一つとされ、その動向は日本をはじめ他国の取り組みにも影響を及ぼす可能性もある。リー＆コー法律事務所（ソウル市）パートナーを務め、ＫＦＴＣでも執務経験がある金成晩・韓国弁護士に現状を聞いた。
――ＫＦＴＣの特徴は。
「課徴金を積極的に課すことだ . . . 本文を読む
〔15.2.19.日経新聞：アジアBiz面〕
【ソウル＝小倉健太郎】韓国ＬＧ化学は次世代照明とされる有機ＥＬ照明用パネルの生産ラインを2017年に稼働させる。投資額は約2000億ウォン（約220億円）。第５世代と呼ばれる125センチ×110センチのガラス基板を使い、現行に比べて販売価格を約９割引き下げられる見通し。価格面で競争力が高まり、有機ＥＬ照明の普及も可能性が広がりそうだ。
新設ライン . . . 本文を読む
〔15.2.7.日経新聞：アジアBiz面〕
韓国水原地裁 ６日、サムスンディスプレーの有機ＥＬに関する技術をＬＧディスプレーに流出させたとして、サムスンの元研究員に懲役１年、執行猶予２年、ＬＧの役員ら２人に罰金700万ウォン（約76万円）の支払いを命じた。 . . . 本文を読む
〔15.1.31.日経新聞：アジアBiz面〕
コトラ東京の権課長は韓国製の自動車用フィルター部品を積み、売り込みに奔走する
通貨ウォン高で輸出に逆風が吹く韓国で、大韓貿易投資振興公社（コトラ）の存在感が高まっている。公的機関ながら、成果主義の徹底で「営業マン」を育成。企業とタッグを組んで海外市場開拓に取り組む。日本貿易振興機構（ジェトロ）と商社が融合したような独特の形態は、企業の層の薄さ . . . 本文を読む
〔15.1.24.日経新聞：国際１面〕
【ソウル＝小倉健太郎】韓国の朴槿恵（パク・クネ）政権が23日、首相交代など人事を刷新した。支持率が過去最低の水準に落ち込むなか、世論の批判をかわして収拾を図る狙いとみられる。
鄭烘原（チョン・ホンウォン）首相は昨年４月の旅客船沈没船事故の対応を巡る政府の責任をとるとして辞意を表明したが、後任が決まらず続投していた。今回は他の閣僚も交代 . . . 本文を読む
〔15.1.23.日経新聞：アジアBiz面〕
【ソウル＝小倉健太郎】韓国現代自動車が22日発表した2014年12月期連結決算は、最終利益が７兆6500億ウォン（約8300億円）と、前年比15％減った。自動車販売は伸びたがウォン高で海外事業の採算が悪化した。
14年の世界販売台数は480万台（現地販売ベース、起亜自動車含まず）と４％増え、連結売上高は２％増の89兆2600億ウォンだった。販売構 . . . 本文を読む