(7/9日経:マーケット商品面)
炭素繊維の取引価格が一段と上昇している。スポーツ用品などに使われる汎用品の国内需要家向け価格は1キロ3000円前後で年初比2割上昇した。需要が落ち込んだ2010年に比べ5割高い。近年は需要が年間で2割伸び増産が追いつかず、需給が締まった状態が続いている。
ゴルフクラブのシャフトや釣りざお、自転車などに使う汎用品は炭素繊維の全体の需要の2割を占める。東レや帝人 . . . 本文を読む
〔15.2.27.日経新聞:マーケット商品面〕
アジアの鋼材や石炭市場でロシア産の流入観測が強まっている。原油安を受けロシア通貨、ルーブルが下落。ドル建てでは割安に輸出されるため、アジア市場の取引価格を抑える一因となっている。日本のメーカーにとっては資源調達の多様化が進む半面、製品輸出の採算悪化につながる恐れもある。
ルーブルは昨年11月から3割近く値下がりし、1ドル=61ルーブル台だ。 . . . 本文を読む
〔14.12.27.日経新聞:マーケット商品面〕
2014年の主要商品の取引価格は供給不安を背景にコーヒー豆や食肉など農産物の上昇が目立った。円安も加わり円建て価格が大幅に上昇、店頭に並ぶ身近な商品に値上がりが波及した。一方、原油安を背景にガソリンや石油化学製品など値下がりした品目も多い。上昇品目が多数を占めた13年に比べ、14年はインフレ圧力が弱まってきた。
コーヒー5割高
年間上 . . . 本文を読む
〔14.12.04.日経新聞:総合1面〕
石油化学製品や鋼材の原料の輸入価格が円安でも下落している。原油安や中国など新興国経済の減速を背景に、石化原料のナフサや鉄鉱石の国際価格が円安を上回るペースで下がったためだ。住宅向けを中心に資材の需要が高まらず、建設会社などからの値下げ圧力が強い。素材・資材の値下がりは企業収益の追い風だが、物価には下押し圧力となる。
9月末からのスポット(随時契 . . . 本文を読む