(日経10/19:企業面)
トヨタ自動車系部品メーカー、豊田合成が原料すべてを樹脂にしたボンネットを開発する。2020年をメドに量産に適した材料や製造技術を確立し、市販車への搭載を目指す。ボンネット素材で現在の主流の鉄に比べて約3割軽くできる。燃費改善技術を磨き、世界的な環境規制の強化に対応する。
豊田合成はこのほど愛知県清須市の本社工場に、大型樹脂部品の開発拠点を設けた。日本最大級となる . . . 本文を読む
(日経10/18:1面)
国内自動車大手が小型のハイブリッド車(HV)を増やす。スズキは2016年中に小型の世界戦略車「スイフト」でHVを発売する。トヨタ自動車が来春にも小型多目的スポーツ車(SUV)で投入するほか、日産自動車も16年度をメドに小型HVを売り出す計画。比較的低価格の小型車でHVの選択肢が広がることもあり20年には日本の登録車に占めるHVの比率が4割超に高まる見通しだ。
スズ . . . 本文を読む
(日経10/17:企業総合面)
日産自動車と三菱自動車は16日、3車種目となる新型軽自動車を共同開発することで合意したと発表した。日産が三菱自に代わってクルマの設計開発を担当し、18年以降に発売する見通し。日産の環境技術や安全技術を搭載して商品競争力を高める。生産は引き続き三菱自の水島製作所(岡山県倉敷市)で行う。
両社と、両社が出資する軽の企画開発会社NMKV(東京・港)が近く共同開発につ . . . 本文を読む
(日経10/15:総合2面)
トヨタ自動車は14日、2050年までにエンジンだけで走る自動車の販売をほぼゼロにする長期目標を発表した。ハイブリッド車(HV)や燃料電池車(FCV)の比率を高めて新車の走行時の二酸化炭素(CO2)排出量を10年比9割減らす。自動車の開発競争の中心がエンジンから電池や制御ソフトなど「電動化技術」に移り産業構造にも影響を与えそうだ。
「天変地異だ」
トヨタは5カ年の . . . 本文を読む
(日経10/14:企業面)
三菱自動車はインドネシアでのスズキとの協業を中止する。これまで共同開発した商用車を年約3万台販売してきたが、2~3年内に予定するモデル刷新に伴い調達を打ち切る。三菱自はインドネシアで約600億円を投じて新工場を建設中。東南アジア最大の成長市場で3列シートの乗用車を自社開発しており、独自色を強めて乗用車市場に注力する。
協業を打ち切るのは小型のトラック「コルトT12 . . . 本文を読む
(日経10/9:企業総合面)
スズキはシェア4割をおさえる主力のインドでディーゼルハイブリッド車(HV)に参入する。やや高めの価格帯を狙い、2016年には新しい小型車も投入。軽自動車をベースとした安価な小型車を強みとしてきたが、急拡大する中間層に人気のある中型車種の品ぞろえを広げ、競合を引き離す。
セダン「シアズ」など上級モデルを拡充する(スズキのデリーの販売店)
新しく投入したのは . . . 本文を読む
(日経10/02:1面)
アジアのエコカー市場拡大を見据え鉄鋼や化学大手が低燃費車向けの素材を相次ぎ現地で増産する。JFEスチールはタイで燃費改善につながる軽くて強い高級鋼板を2016年の初めにも本格生産する。合成ゴム大手のJSRなどは省エネタイヤ原料を増産する。アジアのエコカー優遇策(総合2面きょうのことば)は条件が厳しくなる見通し。燃費改善が生き残りを左右する自動車各社の求めに応じて、先端素 . . . 本文を読む
(日経10/02:企業総合面)
【デトロイト=中西豊紀】米ゼネラル・モーターズ(GM)とホンダが、燃料電池車(FCV)用の基幹システム開発に次ぐ新たな技術提携を検討していることが分かった。1日にGMが開いた投資家向け説明会で、担当役員が明らかにした。提携分野の詳細や時期などは明らかにしていない。
. . . 本文を読む
(日経10/02:企業面)
トヨタ自動車は1日、高級セダン「クラウン」を一部改良して発売した。改良は2年10カ月ぶり。無線通信を活用した新たな運転支援システムを世界に先駆けて搭載したほか、ターボチャージャー(過給器)付きエンジンを追加し、安全や走りの性能を高めた。今年で発売60周年を迎える日本専売のロングセラー車が、先進技術を武器に顧客拡大を狙う。
クラウンは高級車「レクサス」シリーズを除 . . . 本文を読む
(日経10/01:企業総合面)
ホンダは2016年3月に同社で初となる量産型の燃料電池車(FCV)を売り出す。走行距離は約700キロメートル以上とトヨタ自動車が昨年発売したFCV「ミライ」を上回る。ホンダの本格参入で普及に向けた競争が加速。インフラ整備も含めて次世代エコカー市場の活性化を促しそうだ。
ホンダが日本初公開する「NSX」
10月末に開幕する東京モーターショーで一般公開する . . . 本文を読む
(日経9/30:企業面)
独フォルクスワーゲン(VW)の排ガス試験の不正問題を受け、日米欧当局が試験の運用をより厳しくする方針を打ち出している。欧州では台上で試験する現在の方法を見直し、実際に路上を走っている状態をチェックする。消費者の厳しい目が注がれるなか、ディーゼル車全体への不信が広がるのを未然に防ぐのが狙いだが、メーカーにはコスト増となる。
EUが加盟国での導入を目指すのが「実走行排ガ . . . 本文を読む
(日経9/26:アジアBiz面)
東南アジア発のスポーツタイプの自転車ブランドが先進国市場に向けて走り出した。タイ最大手のLAバイシクルは高級自転車の欧州向け輸出を計画し、インドネシア大手インセラ・セナは日米欧に販路を広げている。欧米向けのOEM(相手先ブランドによる生産)で成長した東南アジアのメーカーが、台湾の巨大機械工業(ジャイアント)に続くアジア発の世界ブランド確立を目指す。
インセ . . . 本文を読む
(日経9/26:投資情報面)
独フォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正問題で株価が大幅に下落し、スズキが保有するVW株の時価が3月末に比べて約700億円目減りした。資本・業務提携に伴い、スズキはVWの439万7000株(発行済み株式の約1%)を保有している。8月末に資本提携の解消を発表して売却する方向だったが、今後は処分のタイミングに頭を悩ませそうだ。
2015年3月期末のVW株の保有時価は . . . 本文を読む
(日経9/26:マーケット商品面)
自動車向けパネルの市場が拡大している。複数のディスプレーを搭載する車種が増えているためで、2015年の市場規模(金額ベース)は初めてタブレット(多機能携帯端末)を上回る見通しだ。主力のスマートフォン(スマホ)向けパネルの収益悪化に直面するパネルメーカーも熱い視線を注いでいる。
大きなディスプレーが目を引く(メルセデス・ベンツ「Sクラス」)
運転 . . . 本文を読む
(日経9/25:企業面)
トヨタ自動車はハイブリッド車(HV)「プリウス」の中国生産を中止する。プリウスは2016年に世界各地で全面改良車の発売を計画しており、これに合わせて日本からの輸出に切り替える見通しだ。トヨタは今月、タイでもプリウスの生産を中止し、販売を終える。当面は生産を国内に集中し、効率的な供給体制を築く。
トヨタは05年から、中国の自動車大手、第一汽車集団との合弁会社が運営する . . . 本文を読む