ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

可憐な歌声のMARLENE WIDMARK

2009年01月08日 | 女性ボーカルW,Y,Z
(SWEDEN)ODEON/E062-34172/MARLENE WIDMARK/I LET A SONG GO OUT OF MY HEART/

去年の4月に、彼女のEP盤を記事にしています。彼女の事はそちらに書いていますので先のEP盤の記事も宜しければご覧ください。EP盤は本アルバムから抜粋された曲が収められているのですが、こちらのEP盤のジャケ写真と本アルバムのジャケ裏の左下隅の写真と同じものが使用されています。EP盤をアップした時は未だLPを未入手で是非入手したいと思っていましたが先頃入手できたLPでもあります。彼女は若い頃からプロ・シンガーとして活動していましたが、最後はクラブのオーナーに落ち着いたんだと冗談伯爵の店主からお聞きしました。クラブのオーナーがレコーディングするのは、そう珍しい事ではないんでしょうね。クラブのオーナーの録音と言えばイネス・キャヴァノーのアルバムもありますし。どちらもテディ・ウィルソンが共演しているのも不思議な一致です。


下に収録曲の部分の写真を掲げておきます。本アルバムはステレオ盤ですが録音が良く再生音に不満はありません。STAFFAN BROMSのリズムを刻むギターの音色がよく聴こえますし、勿論テディ・ウィルソンの優しいピアノやROWLAND GRENNBERGのミュートを効かせたトランペットもいい端役を演じています。クラリネット・アルト・テナー・バリトンの4管も奥行きと深みを醸し出しています。バックのメンバーは曲によって多少入れ替わりがありますので下の写真を参照ください(ちゃんと見えるといいのですが)。彼女のボーカルは線が細い印象はありますが、それがまた楚々としていて可憐な雰囲気を与えてくれます。北欧なまりのある英語で歌うのも可愛ゆいです。アルバム全曲が楽しめますが、その中でも僕のお気に入りはA-3のI HAD THE CRAZIEST DREAM LASTやB-2のLET'S FALL IN LOVE、テンポの良いB-4のI CONCENTRATE ON YOU, B-6のGONE WITH THE WINDあたりでしょうか。


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