米DECCA/DL5482/PEGGY LEE/BLACK COFFEE/10inch/1953年
PEGGY LEEの超有名盤であるBLACK COFFEEの名唱を知らない人はいないんじゃないかと思いますが。今晩はそのBLACK COFFEEの味について僕の感想です。この曲は昔は日本盤のLPで聴いていました。それから米12inch盤で聴き、次に2006年頃には米DECCAの10inch盤を聴きやっぱりオリジナルは音が良いと満足していました。一昨年ぐらいと思いますが、新宿の廃盤専門店でも渋谷の廃盤専門店でも梅田の店でも英国BURNSWICKの方が音が良いと言われ、そんなに口を揃えて薦めてくれるからには聴いてみにゃきゃ失礼だと購入した一枚です。値段は米DECCAより遥かに安価でした。
米DECCAの裏面(英BRUNSWICK盤の裏面には写真がなく文字のみとなっています) 下は米DECCAのレーベル写真、深溝有。
こちらは英BRUNSWICKのジャケット写真。ちなみにレコード番号はBRUNSWICK/LA.8629。下は同レーベル写真、例によって深溝無し。
米英の両盤が揃った時に聴き比べしました。まず米盤のBLACK COFFEEを一回聴き次に英盤の同曲を聴き、自分なりに違いがあるのかと聴いて、再度もう一度ずつ両曲を聴いて確認したのですが、2枚の聴き味は全く異なりました。僕のその印象はと言うと、米盤は音がおとなしくまとまっている。しかし音の輪郭が薄い、入力レベルが低い。英盤は音の輪郭がハッキリしてクリアー、入力レベルは通常と同じでヴォリューム・スイッチもいつものレベルで再生して充分に聴ける。彼女のボーカルもより生々しく聴こえます。この印象は僕の再生装置での印象ですが、最近で使っている人はいないとは思うポータブル式プレイヤーでも使っていない限り、装置の違いがあっても同じ印象ではないかと思います。BRUNSWICKの事は詳しくは知りませんが, 元々は1916年に設立された会社だったBRUNSWICKもいつくかの変遷を経て、本アルバムを発売した時代にはすでに米DECCAの系列会社になっています。したがって音源は同じマスターテープが使われたはずと思いますが、これほどの音の違いが生ずるのはどうしてでしょうか?よほど英BURNSWICKのカッティング技術がすぐれていたのでしょうか?同社の最初のレコードのカッティングはエジソン・システムが使われたらしいので歴史と技術は確かなものが有るはずと思いますが、こういう部分の不思議に興味は尽きません。どなたか詳しい方がいらっしゃれば教えていただきたいところです。
本アルバムに限って言えば、同じBLACK COFFEEですが米盤はやはりアメリカンあるいはカプチーノ味で、英盤はエスプレッソ味ぐらいの違いが有りますので、もっと濃い味のBLACK COFFEEが聴きたい方は, 英BRUNSWICK盤/10inchを一度は試聴されてはいかがでしょうか。その価値はありますよ。
収録曲/A面/1, BLACK COFFEE/2, I'VE GOT YOU UNDER MY SKIN/3, EASY LIVING/4, MY HEART BELONG DADDY/B面/1, A WOMAN ALONE WITH THE BLUES/2, IDIDN'T KNOW WHAT TIME IT WAS/3, WHEN THE WORLD WAS YOUNG/4, LOVE ME OR LEAVE ME/
PEGGY LEEの超有名盤であるBLACK COFFEEの名唱を知らない人はいないんじゃないかと思いますが。今晩はそのBLACK COFFEEの味について僕の感想です。この曲は昔は日本盤のLPで聴いていました。それから米12inch盤で聴き、次に2006年頃には米DECCAの10inch盤を聴きやっぱりオリジナルは音が良いと満足していました。一昨年ぐらいと思いますが、新宿の廃盤専門店でも渋谷の廃盤専門店でも梅田の店でも英国BURNSWICKの方が音が良いと言われ、そんなに口を揃えて薦めてくれるからには聴いてみにゃきゃ失礼だと購入した一枚です。値段は米DECCAより遥かに安価でした。
米DECCAの裏面(英BRUNSWICK盤の裏面には写真がなく文字のみとなっています) 下は米DECCAのレーベル写真、深溝有。
こちらは英BRUNSWICKのジャケット写真。ちなみにレコード番号はBRUNSWICK/LA.8629。下は同レーベル写真、例によって深溝無し。
米英の両盤が揃った時に聴き比べしました。まず米盤のBLACK COFFEEを一回聴き次に英盤の同曲を聴き、自分なりに違いがあるのかと聴いて、再度もう一度ずつ両曲を聴いて確認したのですが、2枚の聴き味は全く異なりました。僕のその印象はと言うと、米盤は音がおとなしくまとまっている。しかし音の輪郭が薄い、入力レベルが低い。英盤は音の輪郭がハッキリしてクリアー、入力レベルは通常と同じでヴォリューム・スイッチもいつものレベルで再生して充分に聴ける。彼女のボーカルもより生々しく聴こえます。この印象は僕の再生装置での印象ですが、最近で使っている人はいないとは思うポータブル式プレイヤーでも使っていない限り、装置の違いがあっても同じ印象ではないかと思います。BRUNSWICKの事は詳しくは知りませんが, 元々は1916年に設立された会社だったBRUNSWICKもいつくかの変遷を経て、本アルバムを発売した時代にはすでに米DECCAの系列会社になっています。したがって音源は同じマスターテープが使われたはずと思いますが、これほどの音の違いが生ずるのはどうしてでしょうか?よほど英BURNSWICKのカッティング技術がすぐれていたのでしょうか?同社の最初のレコードのカッティングはエジソン・システムが使われたらしいので歴史と技術は確かなものが有るはずと思いますが、こういう部分の不思議に興味は尽きません。どなたか詳しい方がいらっしゃれば教えていただきたいところです。
本アルバムに限って言えば、同じBLACK COFFEEですが米盤はやはりアメリカンあるいはカプチーノ味で、英盤はエスプレッソ味ぐらいの違いが有りますので、もっと濃い味のBLACK COFFEEが聴きたい方は, 英BRUNSWICK盤/10inchを一度は試聴されてはいかがでしょうか。その価値はありますよ。
収録曲/A面/1, BLACK COFFEE/2, I'VE GOT YOU UNDER MY SKIN/3, EASY LIVING/4, MY HEART BELONG DADDY/B面/1, A WOMAN ALONE WITH THE BLUES/2, IDIDN'T KNOW WHAT TIME IT WAS/3, WHEN THE WORLD WAS YOUNG/4, LOVE ME OR LEAVE ME/
実は数年前出張時見つけたんですが、ジャケはペラですし当然USオリジナルのほうがいい音だと思って買わなかったんですよ(10ドルでした)。
たまたま今も出張中なので、そのお店にたった今行ってきたのですが、当然のことながらもうありませんでした(涙)。
ご無沙汰してます。遠い所からコメントありがとうございます。
このアルバムは結構見ますので、近いうちに必ずチャンスありますので、楽しみになさって下さい。
ところで、ebiさんはまたアメリカご出張中でしょうか?
ちょっと足を伸ばしてミシガンのELDERLYまでというのは如何でしょうか。http://www.elderly.com/
垂涎物のMARTINがどっさりと展示され、弾くのも制限なしで自由に弾けます。
そこで弾いているのはebiさんほどではないにせよ、かなり腕に自信がある人が何人も弾きまくっています。乗り込んでブイブイいわせてやってくださいまし。
そこで下手な僕が弾いたMARTINのD51はこの世のものとは思えないぐらいエエ音がしました。よほど買おうかと思い悩み考え抜いた末に7000ドルの値段だったので踏ん切りがつかず断念しました。今でも借金してでも買っておけばよかったと後悔しています。5年前の事でした。