ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

INGE BRANDENBURG

2008年03月03日 | 私的Rare盤
(独)DECCA/DX2145/INGE BRANDENBURG/HERZLICHSYT, INGE/7inch/1960

今晩は別のアルバムをアップするつもりで昨日から用意してたのですが、某ebayでウォッチしていたINGE BRANDENBURGの“独”CBS/IT'S ALLRIGHT WITH MEが1700ドル超でROC国の方に落札されていました。拍手!美盤とはいえ凄い価格です。もうちょっと1400ドルぐらい安く300ドルぐらいならと漠然と考えていたのですが、あっという間に600ドルを突破してあとは野となれ山となれイケイケどんどんでした。僕には全く手が届かないものでした。それでアップするアルバムを急遽変更して彼女のEP盤にしました。このEP盤はCBS/IT'S ALLRIGHT WITH MEに収録されていない4曲が収められています。HERZLICHSYTとはドイツ語で“温かい”という意味らしいですが、このEP盤の彼女のボーカルは先に挙げた12inchLP盤と比べるとより柔らかい歌い回しのように感じます。一番の聴き物は何といってもB-1のALL OF MEだと僕は思います。HELMET BRANDTのバリトンサックスのグロテスクとも思える音で始まるのですが、こういう出だしのALL OF ME はこのEP盤でしか聴いた事がないように思いますが(?)。A-2のLOVER MANもお気に入りです。但しこのジャケットの写真は彼女に気の毒に思えます。だって僕にはミック・ジャガーの妹のようにしか見えないのですが、如何でしょうか?A-1はオーケストラ伴奏でそれ以外は少しメンバーに変更があるようですがHELMUT BRANDT(b), HEINZ NIEMEYER(ds), GUNTHER SCHEMMLER(p)といったメンバーに曲によってギターが加わったりトランペットやヴィブラホーンが加わったりしています。

収録曲:A-1, DON'T TAKE YOUR LOVE A-2, LOVER MAN B-1, ALL OF ME B-2, THERE'LL NEVER BE ANOTHER YOU