ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

Julie London

2008年01月12日 | 女性ボーカルL
LIBERTY/LRP3119/JULIE LONDON/SWING ME AN OLD SONG/mono

このアルバムは以前に記事にしたのですが、写真を撮り直して再掲しました。
(以下以前の文章です)『昔からのスタンダードを相変わらずのささやきボーカルで歌っています。本心を言うと彼女は歌が上手いのか普通なのかは僕にはよく判らないんです。上手いなぁ~と驚愕するようなこともないわけですが、上手い下手を言うよりも彼女のムードを味わっているだけでも良いと思います。ムードというか雰囲気も歌の要素の一部ですから難しく考えないようにしています(笑) このアルバムは夫君のBOBBY TROUPのプロデュースで, JIMMY ROWELSによるオーケストラ伴奏となっています。このアルバムには写真デザインが異なるタイプが2枚あります。2枚とも所持している方もいらっしゃると思います。このアルバムの初期盤はモノラルならラベルがターコイズブルー、そしてステレオならブラック・ラベルがオリジナルだそうですが、僕はそこまでの凝りはまだありません。もう一つの写真は彼女が両手を腰に当てちょっとツンとおすまししている写真のアルバムです』
と以上を書いていた僕ですが恥ずかしながら凝ってしまって、この記事をアップしたしばらく後で、オリジナルの美ジャケ美盤に遭遇したので入手してしまいました。LIBERTYのレーベル写真は皆さんも見飽きていらっしゃると思いますが、一応自分への確認の意味で載させてください(笑)

下のアルバム写真は以前に載せていたジャケット写真で、こっちのアルバムはステレオ盤の方の再発でしょう。レコード番号はLST-7119で, レーベルは黒とレインボーの物です。再生音はどちらも良いですが、優劣をつけるなら本アルバムの場合はボーカルの厚みという意味でもモノラルの圧勝と僕は思います。
どちらも収録内容は全く同じです。今日、久し振りに彼女のアルバムを聴きましたが昔の恋人に偶然街で出会ったような懐かしいような、“まだ好きなんだなぁ~”というような気持ちになりました。A-2のCUDDLE UP A LITTLE CLOSERを聴くと妙に感傷的になってしまいました。A-4のBE MY LITTLE BUMBLE BEEも彼女のハスキーボイスの良い面を楽しめる1曲です。B-6のTHREE O'CLOCK IN THE MORNINGは出だしと間奏が元気過ぎるのですが、スイングしてダンスをしたくなるような感じですが“いつまでもあなたと踊っていたいわ”と歌われると、どんなダンスを踊りたいんだ?と問い返したくなるような気分にさせる魅力を彼女のボーカルは持っているんじゃないでしょうか。どちらのジャケットも彼女の虜になったという意味かもの囚人服(水着かも)みたいな服装のオッサンが同じような視線で後ろから眺めています。彼女のポーズとこのオッサンの視線表情が, 一つの物語になるんではないでしょうか。思わず笑えるジャケットです。

収録曲
A面
1.COMIN' THRU THE RYE
2.CUDDLE UP A LITTLE CLOSER
3.AFTER THE BALL
4.BE MY LITTLE BUMBLE BEE
5.CAMPTOWN RACES
6.OLD FOLKS AT HOME
B面
1.DOWNTOWN STRUTTERS' BALL
2.HOW COME YOU DO ME LIKE YOU DO
3.ROW, ROW, ROW
4.BY THE BEAUTIFUL SEA
5.BILL BAILEY, WON'T YOU PLEASE COME HOME
6.THREE O'CLOCK IN THE MORNING