ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

JOYA SHERRILL

2008年01月08日 | 女性ボーカルS
20Th CENTURY-FOX/TFM 3170/JOYA SHERRILL/Sings DUKE/1965年録音

こんばんは、今日もこちらは暖い一日でした。ひどく寒くないのは寒さに弱い僕にとっては嬉しいのですが、暖か過ぎるのが心配になるような天気でした。

1927年生れのジョヤ・シェリルのアルバムを今晩は紹介させていただきます。彼女はBETTY ROCHEと同じエリントン楽団の出身の黒人歌手で1944年からは正式にエリントン楽団で歌い1948年に退団してからも, シンガーとしてだけではなくその多才ぶりを発揮して演劇や作詞家としても活動しました。シンガーとしてよりもエリントンの“A列車で行こう”の作詞が彼女によるものであると言ったほうが通りが良いかも知れません。本アルバムは1965年の録音でエリントン・ナンバーばかりを歌ったもので、伴奏はエリントニアンがおこなっておりエリントン・ムード一色に溢れたアルバムです。アルバムの最初の曲A-1のMOOD INDIGOがCOOTIE WILLIAMSのミュート音で始まるのですが, この曲と同じようにアルバム全曲がクールです。彼女の知的で情感のこもったボーカルと共にバックの渋い演奏も楽しめます。またA-5のKISSING BUGは彼女の作詞によるもので彼女のオハコでもあります。自分のアルバムはモノラル盤ですが, 1965年のレコーディングですから再生音で劣った部分はありません。

パーソナル:A面 COOTIE WILLIAMS(tp), JOHNNY HODGES(as), PAUL GONSALVES(ts), ERNIE HARPER(p), JOHN LAMB(b), SAM WOODYARD(ds), B面 RAY NANCE(cornet. violin), BILLY STRAYHORN(p), JOE BENJAMIN(b), SHEP SHEPHERD(ds) ,AB面 JOYA SHERRILL(vo)

収録曲
A面
1, MOOD INDIGO
2, PRELUDE TO A KISS
3, I'M BEGINNING TO SEE THE LIGHT
4, SOPHISCATED LADY
5, KISSING BUG
6, IN A SENTIMENTAL MOOD
B面
1, DUKE'S PLACE
2, I'M JUST A LUCKY SO AND SO
3, DAY DREAMS
4, THINGS AIN'T WHAT THEY USED TO BE
5, SQUEEZE ME
6, A FLOWER IS A LOVESOME THINGS