ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

GALE BAKER

2008年01月10日 | 私的Rare盤
COR/LP-662M/GALE BAKER/WAY OUT WITH GALE/mono

今日のアルバムの“ゲイル・ベーカー”というシンガーを知った経緯はNORMAN/CEIL CLAYTON(日本NORMA)で伊原直之氏のライナーを読んで、COR/GALE BAKERの事を初めて知りました。その時に検索したら直ぐに売り物が見つかり, しかも超安値8$ぐらいだったと記憶しているのですが即購入→入手したアルバムです。彼女はテネシー州の出身ですが経歴などはわかりません。西海岸へ出て来た後に、今ではラスベガスに長く住んでいるらしいです。彼女の名が知られるようになったのは本アルバムを出してからで、これがファースト・アルバムだと思います。その他にアルバムがあるかどうかも僕には不明です。最初はジャズ・シンガーとして出発した彼女ですが、後には演劇の世界で活動したようです。ジャケット裏には伴奏者の紹介もないので正確な事が判りませんが、ピアノ・ギター・ベース・ドラムでの伴奏というのはハッキリと判るのですが、演奏者は判りません。CORというレーベルも相当マイナーなレーベルではないでしょうか(?)本ジャケットには彼女の写真も載せられていないのでどんな美人かも知らない僕です。彼女の声質はしっとりと落ち着いたもので声域はあまり広くないように思えるのですが本アルバムに収録されている曲では高音でもさほど無理していると感じさせません。が彼女のボーカルの魅力は中低域にあるんだろうと感じます。録音も悪くないですし、バックも彼女の品の良いボーカルに良く添っています。本アルバムはどの曲も聴けると思いますが、僕の特のお気に入りは, A-2のMISTYやA-6のI'LL NEVER BELIEVE IT、ドラムのバッキングが小粋なB-2のIMAGINATIONや, ギターとのデュオとなっているB-4のTHE SHADOW OF YOUR SMILEやボサノバ調でロマンチックで歌うB-5の IT'S NICER THAT WAYといったところでしょうか、B-6のGUESS WHO I SAW TODAYも情感たっぷりでイイですし, 甲乙つけ難いところではあります。下に, ハートのマークにCORと入ったセンターレーベルの写真も載せておきます。なおジャケット右上に赤く見えるのはプロモのシールです。

収録曲
A面
1, SPEAK LOW
2, MISTY
3, I ONLT HAVE EYES FOR YOU
4, YOU JUST NEED SOMEONE
5, POINCIANA
6, I'LL NEVER BELIEVE IT
B面
1, IMAGINATION
2, I STILL KNOW
3, AS LONG AS HE NEEDS ME
4, THE SHADOW OF YOUR SMILE
5, IT'S NICER THAT WAY
6, GUESS WHO I SAW TODAY