ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

PRICE LIST

2008年01月14日 | ジャズ全般
こんばんは

今日はレコードではなくジャズの雑誌です。アメリカの人は企業を格付けしたり、MLBでもいろんな確率分析で順位を決めたりと、とにかく数字を並べて比べるのが好きでその分野で得意な人が多いように僕は思います。そんなに数字にこだわるならば米ドル札の発行額を発表したらどうと言いたくなるのですが、都合が悪い事はあまり公にしたがらないのはどこも同じようなものでしょうか。
この雑誌はご存知の方が多いと思いますがTIM NEELYという人が筆者のJAZZアルバムの価格一覧表で“GOLDMINE JAZZ ALBUM PRICE LIST”が雑誌の名称で数年に一度発行されているようです。僕の所有本は2nd Editionの2004年版のようです、もうすぐ次のEditionが出るんじゃないかと思います。A4版ぐらいの大きさで600ページ弱のかなり分厚いものですが、すべてのジャズアルバムを網羅してはおらず、所謂激レアといわれるボーカル・アルバムは載っていません。これを見て改めておもしろいと思うのは日本での人気盤とアメリカでの人気盤には多少の違いがあるという事です。

一人のアーティストのアルバム別に発売年が表示されそれに続いてレコードの状態でVGでの価格・VG+での価格・NMでの価格と表示されています。最初のページには別扱いでDOT/JACK KEROUAC/POETRY FOR THE BEAT GENERTION(STEVE ALLENのピアノ伴奏)$10000ドルと表示されています。ちょっと待ってよ、1万ドルは百まんえん以上ですけど、それも詞の朗読に?、詞の朗読がJAZZの範疇に入ってROSEMARY SQUIRESやMINAは入ってないの。いつもながらそちら様の流儀で区別されるんですねと思いつつも, ふうーんん, 凄い世界が広がっているもんですねぇ。と少し驚いたところで、その後はレーベル・ガイドを斜めに読んで、パラパラとページをめくると、最初のアーティストがAHMED ABDUL-MALIKという名前、知らん聞いた事ないので, 先へ進むとJERRI ADAMS/VG-10・NM-40ふうーん、そんなもんかなと、更に先へCANNONBALL ADDERLEYとなるとさすがにアルバムが多い、一番の値段がつけられていたのは、SOMETHIN' ELSE/1963年/BST-1595(mono)DG有でW. 63rd STのアドレスの物のNMで250ドル、どなたかいらっしゃいませんか? “オレのは結構安く入手できてるなぁ~、ぐふふっ”と満足されている方は? この表示価格は2003年までの売買価格を参考にしているので、次の版ではさらに値が上がっているかも知れません。下がり続けた日本株を買うより投資効率が良いかも、でんもレコードを投資目的で購入してはいけません(笑)、ヤケドするかも?。パラパラと進む。日本人の秋吉敏子さんのNORGRAN/MGM-22/10inch盤がNMで150ドルと出ています。頑張っていらっしゃいますね。パラパラパラと飛ばしてJULIE LONDON,安い、どれも安いどれもこれもVG5.00~NM40ドルというところ、一番高いのがJULIE IS HER NAMEこれが唯一の100ドル台乗せでした、ジュリーちゃんも安く見られたもんですね。次は先日ヤフオクで10万円からの値入れとなっていたTINA BROOKS/TRUE BLUEはNMで2000ドル、だとしたらヤフオクのは安いという事かな?僕は最後を見てないので知りませんが。パラパラと、HELEN MERRILLも安いなぁ~、JULIE LONDONよりもう一段安。反対にどれも高いなぁ~と思ったのがHANK MOBLEYで200,300は当たり前、600.800もざらで1000ドル(BLP-1568)のも有り。キリがないのでこの辺でやめますが、こういうのを眺めるだけでも僕には勉強になります。と言ってもまだ読み飛ばした程度で、後は必要な時に引っ張り出して参考にする程度だろうと思います。価格はあまり参考にならないのはもう体験済ですが(笑)