ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

MARLENE VER PLANCK

2008年01月09日 | 女性ボーカルV
SAVOY/MG 12058/MARLENE VER PLANCK/I THINK OF YOU WITH EVERY BREATH OF TAKE/

今晩は以前の記事に付足しさせていただきます。AUDIOPHILEで所有していたアルバムですが、SAVOY盤が入手できましたのでアップします。このSAVOY盤もAUDIOPHILE盤も再生音は変わりないと言うより, 若干後発盤であるAUDIOPHILEの方が音の輪郭が明確なようにさえ思えます。音楽を楽しむだけならAUDIOPHILE盤で充分事足りるでしょうが, ジャケットは僕ならSAVOYの方が断然イイと思いますので、ジャケットにまでこだわるのであればSAVOY盤でしょうか。今日あらためて2枚を聴きましたがBEVERLY KENNEYも歌っていてケニーのも勿論いいのですが、A-3のSNUGGLED ON YOUR SHOULDERはマレーネ・ヴァー・プランクのボーカルもいいですね。

AUDIOPHILE/AP-62/MARLENE VER PLANCK/I THINK OF YOU WITH EVERY BREATH I TAKE/1955このアルバムですが, オリジナル盤はSAVOY/MG12058ですが所有盤は1983年の再発盤です。オリジナル盤は探しているのですが未だに一度も出会った事がありません。僕にとってはこのオリジナル盤は私的レア盤の一枚で, とりあえずこの再発盤で聴いていてオリジナルに巡り合うチャンスを待ち続ける考えでいます(笑)。オリジナルと再発盤の収録内容は同じであろうと思いますが曲順が違うかも知れません。彼女は19歳から歌い始め, このアルバムがファーストアルバムだと思います。CHARIE SPIVAKのバンドで歌っている時にご主人と出会ったそうでその後でDORSEY BROTHERS楽団へ移りトミー・ドーシーの死後もN.Y.に住み続けることにしたそうです。現在も健在で幅広く活動している彼女ですが、その彼女の名前がSSJ(SINATORA SOCIETY OF JAPAN)のHPに名誉会員として彼女と旦那さんのBILLY VER PLANCK(今もご夫婦ですよね?)の二人の名前がありました。ジャケットの話になりますが, 僕はSAVOYのオリジナルの写真の方が断然好きです。再発盤である本アルバムはどうにも好みでない写真が使われていて, どこかの小学校の先生みたいな顔写真がいただけません。気に入らないのはジャケットだけで, 再発盤とはいえ音はしっかりと良い音質で全く文句はありません。このアルバムはハンク・ジョンーズのピアノを歌伴に, また僕には懐かしいハービー・マンも参加していて派手さはありませんが心地よい演奏が楽しめます。彼女のボーカルは嫌みがなくクリアーかつ素直で, 趣味が良いというか品が良いというかそういう歌い回しですが, きっと彼女の性格が表れているのではないかと思えてしまいます。聴いて清々しいアルバムで未聴の方には是非一聴していただきたいですね。

パーソナルは, MARLENE VER PLANCK(vo), JOE WILDER(tp), HERBIE MANN(flu), HANK JONES(p), WENDELL MARSHALL(b), KENNY CLARKE(ds)
収録曲
A面
1, I THINK OF YOU WITH EVERY BREATH I TAKE
2, ACCENT ON YOUTH
3, SNUGGLED ON YOUR SHOULDER
4, SOME OTHER TIME
5, IF I LOVE AGAIN
B面
1, WE COULD MAKE SUCH BREATIFUL MUSIC TOGETHER
2, DEEP IN A DREAM
3, TWO CIGARETTES IN THE DARK
4, WITHOUT A WORD OF WARNING
5, YOU LEAVE ME BREATHLESS