ジャズとレコードとオーディオと

音楽を聴く。人によって好みが分かれるでしょうが、このブログでは主に女性ジャズボーカルを紹介させていただきます。

ジャズ喫茶“YURI”

2008年01月27日 | 世間話
昨日は名古屋へ出張しました。お客さんと会食した後にジャズ喫茶のYURIへ行き、待ち合わせしていたK氏を待つ間, バーボンのオン・ザ・ロックを飲みながらジャズを聴いていたのですが、その時にかけられていたアルバムがMERCURY/JOE NEWMAN QUINTET AT COUNT BASIE'Sでしたが、ジャケットを見た感じでオリジナルだろうと思いますがイイ音がしていました。このお店の音は歯切れが良く迫力充分でした。僕が自分で部屋で聴く時にはあまりボリュームを上げていないのがよく判りました。これぐらいボリュームを上げないとお客さん同士の会話の声で音楽が邪魔されるんでしょうかとそんな事を考えているとK氏がいらっしゃいました。しばし話をした後に、若いお客さんが多いこのYURIを出て別のお店へ向かいました。YURI名物の狸の特大焼き物が見送ってくれました。
次にK氏が案内してくれたのがジャズが聴けるビストロといった感じの洒落たお店で、向かいのライブハウスが経営しているとの事でしたが名前は覚えられませんでした。ここは女性ボーカルのレコードがあり、CLUMBIA/SARAH VAUGHAN/AFTER HOURS WITH等を聴きました。ここもお客さんが多く熱気がありましたが、若い女性のおしゃべりの熱気の方が強かったかも知れません、お洒落なお店でした。嫁さんを連れていってあげたいようなお店です。このお店でさらに二人のジャズ通の方と合流してしばし雑談の後、時計を見ると終電も近いという事でお店を出たのですが、さらにもう一軒行こうという話しになり、歩いてそのお店へ、外は無茶苦茶寒かったですが、辿り着いた半地下のジャズ・バーはマスターが一人で切り盛りしている落ち着ける小さな空間で我々には居心地の良い空間です。ここで名古屋独特のおまけサービスを堪能しました。僕は夕方の会食で焼酎を4杯ほど飲んで、YURIでバーボンを1杯、次の店でワインを1本(二人で)飲んでいましたので、このバーではビールにしたのですが、スパゲッティーとかお好み焼き風のキャベツ焼きその他が付だしで選べるようになっているんですね、それで会計は1500円です。安過ぎるんじゃないんでしょうか?スパゲティーだけを食べても800円ぐらいは支払うのが普通じゃないかと思う昨今、飲んで喰ってジャズ聴いて1500円ですから(感激)。このバーの音も良かったですねぇ、もう酔っていましたがそれでもエエ音でした、きっと部屋の大きさと装置のバランスがよかったんでしょう、マスターも試行錯誤されたんじゃないかと拝察しました。ここではREPRIZE/FRANK SINATARA/COUNT BASIE AND HIS ORCHESTRA等を聴かせてもらいました。遅くなったので、そろそろ解散ということになり店の外へ出るとお店のドアのところへ“ご自由にお持ちください”という札と共にアルバムが数枚、“エッ、本当に持ち帰ってええんですか?”という気持ちでしたが、国内盤EPIC/SADE/PROMIDEをいただきました。レコードショップでサービス品としてレコードを貰った経験はあるものの、それはすべて海外での話で、国内で無料お持ち帰りは初体験で無性に嬉しかったです。僕にとっては良い思い出のアルバムになると思いました。帰り道はますます寒かったのですが気持ちは温かいもので満たされていました。K氏に感謝しながら宿へ帰り即爆睡でした。K氏ならびに同行いただいた紳士淑女のお二人、本当にありがとうございました。この場を借りてお礼もうしあげます。