三十路の食卓

食事の記録・食にまつわるあれやこれや
かっこいいごはんも いいかげんな飯も 全ては私のリアリズム(おおげさ)

惑わせないでプリングルス

2012-05-15 22:26:07 | DPZのお導き
<4月23日の食事>
朝:カボチャトースト コーヒー
昼:お弁当(玄米ご飯、塩鮭、ニラ入り卵焼き、野菜の和え物)
夜:無印のレトルトグリーンカレー ご飯

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相も変わらず「デイリーポータルZ」は事務所での昼ご飯や晩ご飯の友である。
が、ともすると「楽しそう!」「美味しそう!」「やってみたい!」感を疼かせまくってたまらなくする、困ったちゃんの小悪魔のようなサイトでもある。
「困った」まで文字入力していたら「困ったちゃん」が変換候補に上がってて驚いた。
そんな言葉まで登録してんのかことえりは。

閑話休題。
これまたデイリーポータルZで見た、狂おしい気分になってしまった記事である。

「ランチ味って何味?知らないプリングルス集め」

プリングルスは、というよりポテトチップスは、私にとって「好きだけど、食べまいと思えば避けていられるお菓子」である。
だから久しく食べていないけれど、美味いんだよねえ、プリングルス。
「サワークリームオニオン」だったっけか、緑色のパッケージで、酸っぱくてしょっぱい味の。
あれ好きだったなあ。

と、記事を読みながら自らの記憶がどんどん呼び覚まされて、どんどん落ち着かない気分になってきてしまった。
記事の本題は、日本では一般流通されていないアメリカ本国仕様のプリングルスを探し食べる…というものだったから、面白いプリングルスを私も探したくなってきた。
そして、探しましたよ、輸入食品も広く取り扱う酒屋チェーンの「やまや」にて。
幸か不幸か我が家から一番近い食材屋がやまやで、しかもプリングルスのコーナーが入口からすぐにあるんだもの、これは不可抗力だ。

しかと見ましたよ。
たっぷりと種類の揃った、本国仕様のプリングルスを。
記事には取り上げられてないフレーバーもあった。
パッケージにて、チップスのイラストが顔なしで擬人化されていて。
メキシコっぽい帽子を被ったやつだの、海岸で日光浴をしてる風だの、何なのよ君たち。
押し寄せる迫力に、頭がクラクラした。
君たち、物として強者だよ!

結局のところ、プリングルスを買わなかった。
1缶の大きさがあまりに大きく、これを全部食べたら危険だ!とすんでのところで判断したのである。
甘い物にもこういった理性が働けばなあ。
裏を返せば、もうちょっと缶が小さければ買ってしまっただろうし、いざ食べ始めてしまったら途中で止める自信がなかったとも言える。
つくづく魔性の食べ物である。

尚、記事タイトルにある「ランチ味」とは、直訳すると「牧場」なのだが。
記事を書かれた安藤さんの文章を引用すると、
「サワークリームかフレンチドレッシングのように爽やかに酸っぱい。
にんにくの香りもしっかりついていてこれまたモリモリ食べられる。
ランチ味、アメリカでは定番の味でイタリアンと並んで人気なのだとか。」とのことらしい。

これと、記事冒頭の「ハニーマスタード」は絶対私好みだな。
それから「マルチグレイントゥルーリーオリジナル」も美味しそうだ。
と再読するとやはり狂おしい気分になり、やまやの営業時間内に店の前を通りかかるのが、とても恐ろしいのであった。


サバイバルとは、炭水化物だ。

2012-05-15 09:04:43 | 食日記
<4月22日の食事>
朝:カボチャベーグル(hive Cafeのもの)にカッテージチーズ 豆カレー コーヒー
昼・間食:ツナマヨおにぎり 鶏五目おにぎり(以上2点、ファミリーマートで購入)緑茶 クリーム玄米ブラン・メープル 差し入れのパウンドケーキ クッキーなど
間食:スルメ
夜:玄米ご飯 鰆の西京焼き ニラと茸のおひたし ほうれん草とキノコの味噌汁

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職場のOさんのお誘いで、サバイバルゲームに参加してきたのである。
この物騒な見た目のものは、実弾を入れてぶっ放すものではないのでご安心ください。

全国でも有数の、サバイバルゲーム場が固まった都道府県であるという、千葉県の某市へ。
借り物のライフル型エアモデルガン、顔を全面に覆うマスク、専用の手袋…とここまでは本格的。
それ以外の衣装は適当なパーカーにパンツ、普通の街用スニーカーと、外野で発見されやすそうな舐めきった出で立ちでの初参加である。

こんな印象的な体験をしたのだから、飲食においても気がついた事を書いておこう。

今回参加したゲーム場は廃屋を改装利用したところで、だだっ広い野原を全力で駆け巡る…というものではない。
しなければならない俊敏な動きといえば、物陰から物陰へ敵から攻撃されないように走る、くらいのもの。
それ以外の行動はといえば、物陰に身を潜めてなりゆきを見守る…という、むしろ「静」側の動きである。
カロリーもそんなに消費しなさそうなのである。

ところが、身を潜める…という緊張感が、精神と肉体に如実に働きかけるらしい。
ゲームとゲームの間の小休憩の際に緊張感から解き放たれると、何故だか途端にお腹が空くのだ。
心を落ち着かせようとすべく、私の場合はどうやら炭水化物を口にすることのようで、なんだかやたらと間食してしまった。
喫煙者たちは休憩のたびにタバコに火をつけていたが、彼らもそういった心境だったのだろう。
1ゲームは長くてもせいぜい30分くらいなのである。
それくらいの時間おきに飲食しタバコを吸うってことは、いかに心の中では非日常感を味わっていたか、という話である。

ゲームの開始は11時、そこから17時まで、休憩を挟みつつ約6時間。
なんだかたっぷり疲れてしまった。
けれど心地のよい疲労感である。
自分で思っていたより、私は好戦的な性格をしているんだな…という気付きもあった。
野外のゲーム場でやる予定の次回が、今から楽しみである。