馬を手懐ける

〈4月17日の食事〉
朝：ピザトースト(RICHARD LE BOULANGERの食パン使用) ダノンビオ コーヒー
昼：お弁当(ご飯、豚のショウガ焼き、ほうれん草とタラコの卵焼き、野菜の食べラー和え) プルーンヨーグルト
夜：レトルトの麻婆豆腐 ご飯 したらば・辛子マヨ味 タニタ食堂のデザート カラダNEXT

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先日、「ちょっとだけ贅沢するなら、消えものじゃなくて残るものよね」みたいなことを書いておいて、その実買って文章に展開したのは歯磨き粉って、それはどうしたことだろうか。
思い切り消耗品ではないか。
なんだかんだ1/3はなくなったよ。
そこで、これと同時に買ったものの話を書こうと思う。

それ、とは歯ブラシである。
売り場は歯磨き粉と同じだったものの、特にセット商品ということもなく、別メーカーによる商品である。
価格は300円台。
ドラッグストアなどでよく見かけるものの、2～3倍ってところだろうか。

これのどこがプレミアムなのかと言うと、ブラシ部分が馬毛で出来ているのである。
だから、まごうかたなき真っ茶色のゴワゴワが、ピンクやら緑やらのプラスチックの柄の先に付いているのだ。
見慣れないあまり、一瞬たじろぐ取り合わせである。

「やわらかめ」「ふつう」「かため」というラインナップがあった中から、「ふつう」の固さをチョイス。
体感したことがないものと初めて接するには、堅実な選択ではなかろうか。

これを口に入れて、思わず笑ってしまった。
思い切り硬いんである。
これの「かため」はどれほどのものか、想像するだに恐ろしい。
硬くてブラシ部分が大きい分小回りが利かなかったのだが、しっかり歯を捕らえるような感覚があって、これはこなれたら良さそうだぞ…と、あきらめずにしばらく使い続けることにした。

使い続けて現在1ヶ月は経っただろうか。
変化が見られてきた。
柔らかく、こなれてきたのである。
かといって摩耗したような感じではなく、ほぐれてきたという表現がぴたりと合う。
穂先が、歯をしっかり包み込む案配になってきた。
これは中々使い勝手がいいぞ。

ところで、私は本来、ブラシ圧がかなり高いのである。
力いっぱい擦ってしまい、すぐ歯ブラシの先が開いてしまう。
1ヶ月も保たないのではないのだろうか。

ところがこれときたら、同じように力いっぱい磨いているのに、まっすぐ上向きに揃ったままだ。
この分だと、相当長持ちしそうである。
300円台という値段自体はそう高い訳ではないのだし、保つ期間を考えたら恐ろしくコストパフォーマンスがいいのではないだろうか。

これとて、長い目でみたら「消耗品」なのだが。
そして、これも食ブログとして適切な内容なのか分からないが、まあ口に入れるものだし、歯は食に大切な要素だし。

ともあれ、いい買い物をした。
でも次は、「やわらかめ」を買おうかな。