現代今昔物語―自分流儀。伝承。贈ることば、子供たちへ。不変のストーリー

我が息子と娘へ伝承したいメッセージをというのがきっかけで、時代が違っても考えかたは不滅といった内容を新世代達へ残したい。

ギャンブル依存症

2014-08-21 | Weblog

最近、日本でカジノ解禁が検討されているが、日本人の参加は、依存症に陥る危険回避のため、だめとするということを厚生労働省主導で討議されているとのこと。正直、なんか笑ってしまう、おかしさを感じるのは自分だけだろうか? なんか「お国」が親で、「国民」は子供というか、幼児といっていいいのか、外人はOKで、自国民の参加はだめ、というなら、そもそもカジノなんて開かなくていいのじゃないか!! 一体、なんのために、誰のために、実施に踏み切るの? なんか日本人は、自立・自制能力に欠けており、国家の庇護の下でないと、日々、暮らしていけないぐらい、バカにされている気がしてならない。まじめに、これらを取り上げられているのであればあるほど、その思いを強くする。

このように偉そうに述べるけれど、自分自身、依存症というか、どちらかというと、やけっぱちになって、ギャンブルのような単純なことに夢中なるしか、頭がいかないという経験はあった。俗なコメンテーターのように、自分のことはさておいて、格好つけたことだけをまくしたてることは決して好きなほうではない。そんなに自分は誇れるような人間でないからだ。

パチンコ、マージャンの類は知っているが、競輪、競馬、競艇の部類は、競馬でよほどの重賞レース以外、試したことがない。最近は、ケータイひとつで、かけられるようで、毎週のめり込んでいた人との交流はあった。その時、1枚100円からかけているとのことで、その程度の金額ならば、全然OKじゃないのと思った。ギャンブルというから、大きな額が動くのかと思ったら、結構、少額でやっている人が多いようだ。それに比べたら、パチンコやパチスロのほうが、はるかに大きな額をバンバン放り込むことになっている気がする。

話を戻すと、依存症の手前の段階というのは、自分勝手な分析では、「身の置き所が無い」 ということだと思う。それゆえ、その段階で、「置き場所」 が出来たならば、脱出も困難ではなかろう。このような事は、ギャンブルに限らず、「不良化」 という現象も同じ構造なのではないかと思う。でも、「言うは易し、行うは難し」 なのも事実だ。今の時代、スマホ依存症についても議論白熱しているが、どう上手く、消極的にではなくて、積極的に取り扱っていくかを、ポジティブに考えないと、まちがった対応策へと向かいかねないと考えている。

スマホに限らず、タブレットやPCについても、多くの人が多少、依存症気味と言えるのではないか? 自分も、その中の一人であることにな違いないと思うが、年齢層が低ければ低いほど、その傾向は毎日、見ての通り、強いと考えられる。WINDOWS 95の登場以来、飛躍的に侵食が始まった。95というから、1995年で、わずか10年、20年で劇的な状況だ。今思い返せば、その手前で、社内LANめいた、ローカルなネットの出始めの気来があり、今でいうところのメールの発信・受信の簡単なことも、目にはしていたが、さほどの重きも置かず、見過ごしていたといのが実感だ。当時は、それよりも電話のほうが早いなどとほざいていたような気がする。いちいちの文字入力でさえ、面倒だなどとも言っていたようにも思う。まったく、ノーテンキなことを、ほざいていたものだ。ハードよりもソフトが重要だなどの声を聞いていても、目に見えるハードの魅力が大きいとさえ思った。ニンテンドーのゲーム機などが、このようなネット社会と絡み合ってくるなんて、思考の視野の中に入っていなかった。ニンテンドーのゲーム機でさえ、ハードの部分はあくまでもソフトを売るための手段とよく聞かされたものだ。ほんのわずかだが、初歩の初歩の段階のプログラム作りの通信講座を取った時に、たとえば、COLOR:GREEN などと打ち込み、画面が何故、背景が緑色になるのかもよく理解できていなかった。あくまでも例題としての、コマンドのひとつ程度の理解にすぎなかった。

WINDOWS98の頃からか、徐々に仕事の中での、関わりめいたものに接触しはじめたのは? それでも、当時の名刺などを見てみると、住所、電話番号、FAX番号しか印刷されていないものが、ほとんだ。ケータイを保有するも、限られた人にしか番号を知らせず、「非通知」 派だった。今とは真逆の状態だ。「なんで電話番号を教えなきゃならないの!」 のごとく語ったとしても、それほど馬鹿にされることもなかった。今、こんなことを言う人はほとんど存在しないし、電話番号からアドレスに変化しているし、接続方法も多岐になってきてしまった。世の中、特に日本などは保守的で何十年経っても進歩、変化しない気質部分がある一方で、この分野においては、次から次へと新システムが登場している。格安スマホが、不動産会社から発売され、賃貸契約からインフラ連絡先までのアプリが最初からセットされているとのこと。いつも考えているのだが、コンビニの数は、たかだか5万店舗、6万店舗程度であり、日本の場合、美容室は35万店舗を超える。どうしてこのネット網を利用しないかがわからない。ソフト全盛とは言え、ノーベル賞(経済分野)にビルゲイツがノミネートされるようなこともあるのかな。