約15年前の時期に、面白い名刺が作れないかと考え、まずは表書きのほうは、自分の氏名を大きく、最初にレイアウトして、そのあとに小さく役職、そして最後に、会社名とした。ようは自分自身を売り込みたい気持ちからだ。そして、裏には、それ以前は、自然に英語表記にしていたのだが、もっと工夫できないかと思い、写真のように、よく耳にする小説の一節を自分でこのくだりの個所ということで選んで、書きこんだ。上は、宮澤賢治「雨ニモマケズ」、下は夏目漱石「草枕」からの引用。この2節を最初に選んだ理由は、松山千春が暗記して朗読していたことからの影響が強い。