゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

映画の言霊「アメリ」

2007-09-04 15:50:00 | 映画

「アメリ」(ジャンピエ-ル・ジュネ監督、2001年、仏)空想好きの                            女の子がそのまま大人になったアメリは、周りの人をちょっぴりシ                             アワセにするいたずろをすることを思いつく。ある日、他人の証明                             写真を集めるのが趣味の変わった青年に恋をして・・・。

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価格:¥ 2,500(税込)
発売日:2004-12-03

コスモスから生き方を教わったことがある。そう、あの、秋風に吹か                            れてゆらりゆらりと揺れる花だ。群れて咲き、意思も無さげに風の                              流れになされるがまま。まるで人間社会の縮図じゃんか、と思った                            のが小学生のときだ。嫌なガキである。そんなヒネたガキは何事も                            一度疑い、必ず物事を裏返してみる。ホントにそうなの?と。そこで、                           庭に群れ育ち始めたコスモスから一本を選び、残りは抜いて育て                             てみた。集中的に水と陽光を与え、葉やつぼみを剪定して、花も一                            つだけ咲かせるようにした。すると、やがて茎は直径2㌢近くになり、                          手のひらほどもある大輪の花が咲いたのだ。

学んだことは二つ。固定観念を妄信するなかれ。そして、コスモス                            はか弱く生まれついてはいないということ。花でさえ、ふさわしい                             環境に在ればこれほどになれる。ましてや人は、自分の意思と力                            でより良い場所へ移動できるのだから・・・。きっと、人は強く生き                             ていける生き物だ。ヒネているが熱血なガキは、以来この確信を                             生きる指針とした。他人が苦手でコミュニケ-ション障害があるそ                            の子には、世間に対するための勇気が必要だったのだ。成長する                            につけコスモスの教えは現実味を増し、何かとコトあるごとにあの                            姿が思い出された。そしてこのセリフを聞いたとき、まるでコスモス                            が言ったかのように思えたものだ。「おまえの骨はガラスじゃない。                            人生にぶつかっても大丈夫だよ」刺激を与えてこそ、骨は強くなる                             という。だからせっせと歩かなきゃいけない。ときには楽しく跳んで                            みるのもいい。重い物を持つ経験も必要だろう。心の骨も、同じは                            ず。自分なんてダメ、自分は強くないと思い込み、あきらめてはい                             けない。たぶんあなたは、居場所を間違えているコスモス。大きく                            育ててくれる場所は、歩き出せばきっとどこかにある。                                  (重田サキネ=ライタ-)

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