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(ほうじいけ 愛知県宝飯郡一宮町上長山字北宝地 2000年4月16日)
宝川の支流、宝地川を堰止めて昭和28年(1953)に築造された溜め池である。灌漑(かんがい:供給)面積は47ha,満水面積3.6ha,貯水量290m3,堤高19.6m,堤長213mであり、一宮町内の溜め池としては最も新しく且つ最大であるが、宝地川だけでは貯水できないため、宝川の砂防ダムから導水路を引き、水量をカバーしている。昭和50年(1975)と昭和55年(1980)には、県営事業による老朽溜池の補修が行われている。宝地の地名の由来は昔、本宮山の中腹に正眼院(後の松源院)という寺院があり、寺宝を持っていたことから宝地と呼ぶようになったという。また、寺が人里離れたところであったため麓に移転することになり、時の住職が宝物と衣を荒沢に流した。衣は途中で止まり、宝物は下流に流れていった。その衣が止まったところに寺を移転し、それより上流を衣川、下流を宝川と呼ぶようになったという。 宝川からの導水路
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