(東京都世田谷区弦巻) 弦巻(つるまき)の高所に、吉良氏により世田谷城の南側を守る砦として応永年間(1394-1428)に築かれたものである。天正十八年(1590)吉良氏朝のとき、豊臣氏勢による小田原征伐によって世田谷城と共に接収され、後に廃された。跡地の一角に弦巻神社が鎮座するが、明治41年(1908)に村内の神明社と八幡社を合祀し弦巻神社となるまでは、この地には稲荷社が鎮座した。稲荷社の勧請時期は伝わっていないが、城郭の鎮守として稲荷神を祀ることは珍しくなく、弦巻砦時代から存在したものかもしれない。 (関連記事:奥沢城と九品仏)
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