flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

長楽 -ながら-

2006-06-25 01:15:20 | 街道・宿場町
 豊橋市石巻本町、明治11年までは八名郡長楽村であった。
その後玉川村長楽、石巻村長楽を経て、昭和30年に豊橋市に合併した。
長楽の地名は無くなったが、今でも通称で長楽と呼ばれている。
 この辺りは私が子供の頃から訪れているところである。
長楽は姫街道(本坂通)沿いの村で、一里塚も存在した。


 文政三年(1820)に建てられた常夜灯の場所からは、東海道吉田宿 と姫街道嵩山(すせ)宿 を結んだ、嵩山街道(山手道)が分かれていた。
また鎌倉街道も付近を通っていたといわれ、交通の要所でもあったようである。
 地区の東には、長楽のヒノキ(地蔵檜)があり、樹齢300年の姿を見せている。
木の内部は落雷により空洞となっており、焼け跡も残っている。
ヒノキの辺りは、豊川水系神田川に面した古代人の遺跡で、縄文時代晩期からの営みの跡がみられる。
(最後の写真は1994年9月30日、台風26号通過後の被害状況)
   

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